lands_end’s blog

未破裂脳動脈瘤との闘いをコーギーに癒され暮らしています。鹿島アントラーズの応援と読書に人生の全てを掛けている40代の徒然日記です。

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ジーコと共に~ピトゥカ!プレーも人柄も最高!!もっと鹿島で見たかった!!!~



2023年12月7日、アントラーズから見たくなかったお別れが発表されました。

MFのディエゴ ピトゥカ完全移籍サントスFCへ。

www.antlers.co.jp

ジーコが鹿島に必要な選手だと熱望し、契約では紆余曲折を経て、苦労しながらようやく2021年シーズンから加入が決まったピトゥカにはとても期待していました。

また、2020年シーズンに大活躍したエヴェラウドも中国に獲られず残留したし、2021年はタイトルを獲れる陣容が整いつつあると感じていました。

しかし・・・
2020年に猛威を振るったコロナは、2021年になっても収まらず、アントラーズの思惑を狂わせてしまうのでした。

ピトゥカと共に戦い続けた3年。
タイトルを掲げる姿を見たかった・・・。

 

ジーコが熱望しジーコを慕って移籍した選手!

ピトゥカの獲得に際しては、好印象を抱く記事が2つありました。

1つはピトゥカの能力は褒める内容で「流石はジーコ!良い選手を見つけるな!!」という記事で、もう1つはピトゥカが鹿島移籍を決めたのは「ジーコの存在」だったという記事です。

ブラジル人の記者がそれほどに評価するピトゥカ

ジーコが熱望した鹿島加入のMFディエゴ・ピトゥカとは何者か? 一度は破談した移籍交渉がなぜ成立したのか――【現地発】 | サッカーダイジェストWeb

ならばきっと活躍してくれはず!

さらに、ジーコを慕って鹿島に来た選手

ピトゥカが明かす「第一希望」鹿島。移籍最大の決め手はジーコ「彼が着たユニホームに袖を通せることが誇り」 | サッカーダイジェストWeb

みな「ジーコイズム」を体現するような選手で信頼できる

 

そんな想いが募り、ピトゥカの来日と試合への出場を心待ちにしていました。

 

初めての生観戦はルヴァン福岡戦!

GW中のこの試合を観ることに決めたのは2つの理由がありました。
1つはリーグ戦でスタメンを外れたスンテが出場するであろうと考えたこと、もう1つの理由はこの試合ではピトゥカが長い時間起用されるだろうと考えたこと。

どちらも見事に思惑は当たり2人のプレーを堪能することが出来ました。

観戦後の記事を改めて読み返すと、ピトゥカのことをベタ褒めしていました。
今思い返しても、本物はやっぱり直ぐに判るものだな・・・と。

一方、スンテは早々にポジショニングをミスして失点したが、その後はスンテで無ければやられたな・・・と言うほどにビックプレーを連発しチームを救ってくれました。

www.road-to-landsend.net

 

ザーゴの元で見たかったなぁ

相馬さんが悪いのではないが、そもそも2020年から指揮をしていたザーゴがいるうちに、ピトゥカとカイキを見たかったと今でも思います。

しかし、まさかのエヴェラウドの大不振、ピトゥカとカイキの合流遅れ、などからザーゴ自身の歯車が狂ったのか、シーズン序盤早々にチーム状態が悪化して、解任となってしまったのは本当に勿体なかったです。

過去を振り返っても仕方ないのだけど・・・
ザーゴはどんな風にピトゥカやカイキを活かすつもりだったのだろう?

 

苦しんだ果てに成長した2年目

1年目のピトゥカの能力は本当に高いモノでしたが、1つだけ気になる点を上げると、プレー中はちょっと怒りっぽいかな?という点でした。

周囲がしっかりとコントロールすればカードを受けまくることはないとは思いましたが、ボランチでプレーする限りにおいては、ピトゥカの唯一の欠点だと感じました。

でも、その欠点が2年目に噴出するとはなぁ。

そもそもレネ監督の求めるフットボールと相容れない部分があり、端から見てもピトゥカが気持ち良くプレーをしていないことは明白でした。

そして・・・
交代でピッチへ退く際にペットボトルを蹴り上げてスタンドへ入れてしまい、優磨に鬼の形相で注意されると我に返り、サポーターに全力で謝罪していました。

この行動に対しては、リーグとチームから合わせて6試合の出場停止を命じるなど、厳しく対応したのは良かったと思います。

個人的には、色々と厳しそうなレネ監督が、謹慎が明けても起用しないのではないかと危惧しましたが、ピトゥカの人柄の良さが幸いしたのか、イライラの矛先は監督ではなく、思うようにプレー出来ない自身へ向けられていたのが伝わっていたのか、謹慎明けは何事もなく起用されたのは良かったです。

また、5月2日にジーコが来日したのも大きかったと思います。
インスタだったか・・・何か公式SNSで、ジーコがピトゥカと2人で話している姿が掲載されていて、説教されているというより、諭されている感じでした。

ちなみに、彼が謹慎明けで出場した試合もスタジアムに居合わせました。
途中からピトゥカがピッチに入ると、温かい、本当に温かい万雷の拍手にスタジアムが包まれました。サポーターの拍手を浴びた彼は、少し驚いたような表情をしたあとに、サポーターに対して心からの謝罪と感謝を態度で示していました。

もしかするとピトゥカは、あの時のサポーターの励ましで、心の底から鹿島愛を抱くようになったのかも知れません。

www.road-to-landsend.net

復帰後、プレー中に見せる彼の表情や態度は変化したと思っています。
プレー中に熱くなることは変わりありませんでしたが、チームの勝利のために戦う姿勢がより前面に出るようになり、静かな闘将というイメージを個人的には抱くようになりました。

 

誰よりもプロとしての背中を見せてくれた3年目

正直に言えば、2023年シーズンも夏前には、リーグもカップ戦も「タイトル獲得」は厳しいと感じていました。

戦力的、戦術的と言うよりも、今までタイトルを獲ってきたチームを見てきたからこそ感じる「空気感」が、「アレ」じゃないなぁ・・・と。

でも、必死に戦う選手を後押ししようと、何度かスタジアムに足を運びましたが、今年、スタジアムで観戦していて目に留まったのはピトゥカの献身性でした。

特に夏場、サントスがフライングして以降はその傾向はさらに強まりました。

例え未来がどうであろうと、今、立っているピッチで、応援してくれるサポーターに勝利を届けるために、誠心誠意のプレーを続けていました。

だから・・・

9月のセレッソ戦でピトゥカが退場になった時、スタジアム全体が彼のためにも絶対に負けられないと一丸になった時には、ほんのちょっとだけ、「タイトルを獲る時の鹿島」の匂いを感じました。

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最終盤の柏戦でPKを決めてスタンドの家族に感謝を伝えている姿を見ていたら涙が湧き出して、息子に驚かれてしまいました。

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そして最終節、幻とはなったがゴールを決めてピッチ際に駆け寄って来て咆えるピトゥカ見たら、こちらも感情が湧き出して叫んでしましました。
まあ、最終節はスンテの引退試合なので、気持ちはかなりそちらに引っ張られましたけどね・・・。

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サッカーの神様はいる。
献身、誠実、尊重を胸に刻んで努力を続けている選手には、必ずや神様がギフトを送ってくれるのだと改めて感じました。幻になったけど・・・。

そして・・・
何よりも今の鹿島に必要なのは、ピトゥカが発信し続けてくれていたプレーへの情熱、勝利への執念、なのだという事を、サポーターとしても再認識しました。

 

まとめ

1993年のリーグ開始以降これまで、アントラーズには数多くのブラジル人選手が在籍し、20ものタイトル獲得に貢献してくれました。

タイトル獲得数やゴール数に限ればピトゥカ以上の選手はいますが、彼以上に鹿島のイズムである「SPIRIT OF ZICO」を体現した選手は居なかったように思います。

彼のような選手を見れたことに感謝し、彼のような選手を招いてくれたジーコに感謝し、彼のような選手を「また」連れてきてくれることをチームに願います。

 

ピトゥカありがとう。

 

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