2022年8月14日、鹿島アントラーズはホームのカシマスタジアムへアビスパ福岡を迎え、2022年J1リーグ第25節を戦います。
天王山と位置付けていたアウェイマリノス戦、そして相手のホームでやられた借りを返すべくいどんだ広島戦と、2戦続けて無得点&複数失点で敗れてしまい、優勝戦線から大きく後退することになってしまった。
そして・・・
アントラーズのフロントは監督の交代を決断。
熟慮の末(したはず・・・)に、岩政コーチを監督として就任させた。
- 岩政の目指すサッカーの片鱗が見えるか?
- 起用や布陣に大きな変化はあるか?
- 勝利に拘る姿勢はどうか?
などに注目して観戦したいと思っています。
勝利を願う2022年J1第25節(ホーム)鹿島VS 福岡戦を前に思うことをまとめます。
2022年J1第25節(ホーム)鹿島VS 福岡戦の予想スターティングメンバー
監督が後退した。
そういう時には普通、起用されるメンバーや布陣も変わるものだ。
でも・・・
岩政監督に限り、次節だけは、大きく変えないような気がします。
まあ、コロナだし、三竿が出場停止と言うこともある。
(ちなみに福岡は奈良が出場停止)
いったいどんなメンバーでどんな布陣を組むのだろうか?
ベンチメンバーを含めて、今季のアントラーズの行末が見えるかもしれない。
勝利を願う2022年J1第25節、鹿島の対福岡戦スターティング予想・・・
2TOPは鈴木とカイキ
個人的にはトップにはエヴェラウドよりもカイキの方が無難な気がします。
とくにカイキは左サイドだと安西との相性が良くない気がします。
エヴェラウドは、しばらくはジョーカー的に使われるかと・・・。
2列目は、左に和泉、右に仲間
和泉は外せないと思うし、安西と組ませることで安西はプレーしやすいと思います。
右は難しいなぁ。土居か仲間か・・・。
ボランチは、ピトゥカと樋口
シーズン序盤に岩政コーチが代行している時は、それほどピトゥカと樋口の関係性が割るとは思えなかったので・・・。
SBは左に安西、右に常本
敢えて安西と常本の組み合わせでスタートして、状況に応じて広瀬投入かと。
その時に安西が下がるのか?それとも一列前に出るのか?
注目したい。
CBは、関川&ミンテ
関川、ブエノ、ミンテ、林・・・
素人目にはどうして補強しないのか謎です。
GKは、スンテ
沖になることも予想したが、三竿が出れない以上、スンテを外せば最終ラインがボロボロになると思う。
頼むよスンテ!
対戦相手の「アビスパ福岡」について
Jリーグの日本人監督の中で、フロンターレの鬼木さんと並んでもっとも当たっている監督が、アビスパの長谷部監督だと思う。
既存戦力の活用も上手いし、新加入選手のハメこみも上手いし、何より、自分のサッカーに合う選手の補強も上手いと思う。(福岡はお金が潤沢では無いと思うのだが)
ジェフ千葉では才能の片鱗を見せる期間が無かったけど、水戸はJ1まであと一歩のところまでチームを押し上げ、福岡の監督へ。
年々、ややこしい相手に成長させている手腕は凄いと思う。
まあ考えてみればあの「黄金時代」のヴェルディで、スタメンを勝ち得ていた訳であり、サッカーセンスは伊達では無かったと言うことだろう。
今シーズン、相手のホームでは上田のゴールとスンテのスーパーセーブで勝利したが、ルヴァンカップのプレーオフSでは見事に研究され敗退の憂き目に遭わされた。
岩政新監督にとっては厄介な相手ではあるが・・・
勝って自信を掴むには良い相手だ!
2021年度のリーグ順位と成績
鹿島 4位/勝点69 21勝6分11敗 62得点36失点
福岡 8位/勝点54 14勝12分12敗 42得点37失点
※2021年度のJ1は20チームで戦っていました。
堅守というイメージがとても強かった。
ただし、先制さえされなかれば押し切れる印象でもありました。
2022年度のリーグ順位と成績
鹿島 5位/勝点40 11勝7分6敗 35得点31失点
福岡 12位/勝点27 6勝9分8敗 17得点20失点
昨年よりもさらに守備が固くなった。
本当に点を獲るのに苦戦して、無理して攻めるとその隙を突かれて失点する試合もあり、やり難い相手に成長している。
ただし、こちも守備を固めれば、そうそう失点するとは思えない。
福岡のキーマンと鹿島勝利の鍵は?
福岡はコロナ禍に見舞われており、ルヴァンカップの準々決勝第2戦VS神戸戦では、ベンチ入りたった3人でそのうち2人は控えのGKと言う状態だった。
チーム得点王の山岸も、攻撃の中心になっている前も、ベンチ入りすらしておらず、リーグ戦で復活するかもしれないが、果たして次のアントラーズ戦で誰がスタメンで、誰がベンチ入りするのか、何とも言えない。
それゆえ、気を付ける選手と言うよりは・・・。
気持ちで負けないこと!
ルヴァン神戸戦をアウェイとホームで連勝したチーム力は凄まじい。
監督の手腕も凄いが、まさにチーム一丸となっていると思う。
そういう時は、セカンドボールが常に相手にこぼれるなどするので、鹿島としては気持ちで負けないことが大事だ。
鹿島は1週間の間が空いていて体力的には余裕があるので、まずは相手の出方を見てから・・・などと呑気な事を言っていると、あっという間に失点してしまう可能性があるので、キックオフと共にエンジン全開で戦って欲しい。
セットプレーとクロスに活路を!
堅守の福岡ですが、セットプレーとクロスからの失点が全失点の約半分を占めていることに注目したい。
樋口のキックにも注目だが、安西も常本もガンガン上げて欲しいと思う。
カイキのヘッドはJでは屈指の強さなのだから!!
鹿島アントラーズと福岡の全対戦戦績
これまで31試合の対戦があります。
鹿島 23勝
福岡 4勝
引分 4
鹿島からみて71得点、26失点です。
全対戦成績では鹿島勝率が74.2%です。
総合では鹿島が圧勝していますが・・・。
福岡がJ1に昇格した2021年から2年では
全7戦:3勝1分3敗
※リーグ戦は3戦:1勝2敗である。
いかに長谷部体制下でのアビスパに苦戦しているのかが良く分かる。
2021年、2022年の対福岡戦の試合記録
2年連続でルヴァンで戦っているので対戦数は多くなっています。
2021年J1第5節(アウェイ)敗戦
鹿島0-1福岡
スタートダッシュに失敗したツケを相性が良い福岡に勝利して・・・
なんて甘い考えをか打ち砕かれた試合でした。
金森に決められ、最後の同点弾はVARで取り消され・・・。
「優勝」はかなり厳しいと感じた試合でした。
↓動画ハイライト付きの記事はこちら
2021年ルヴァンGS第2節(アウェイ)勝利
鹿島5-1福岡
改めて考えると常本の実質的なデビュー戦この試合。
2年目の選手が随分と主力に成長していると思います。
また、林がCBの争いに加わりそうだと感じたのですがねぇ。
↓動画ハイライト付きの記事はこちら
2021年ルヴァンGS第5節(ホーム)引分け
鹿島1-1福岡
ピトゥカを見たくてスタジアムへ行き、ピトゥカの凄さを知った試合でした。
パスを受ける前の動き、受けた時の姿勢、パスの選択と精度・・・
ジーコが惚れて招いただけはある選手だと感じました。
↓動画ハイライト付きの記事はこちら
2021年J1第28節(ホーム)敗戦
鹿島0-3福岡
ホームで0-3という屈辱の敗戦。
あれほどに完璧に崩されて失点を重ねたのは、近年でも稀かと。
27節のアウェイマリノス戦で良いゲームをした勢いは、ルヴァン準々決勝で名古屋、そしてこの福岡で萎んでしまった。
相馬監督の限界が見えつつある時期でした。
↓動画ハイライト付きの記事はこちら
2022年J1第7節(アウェイ)勝利
鹿島1-0福岡
上田の意表を突くミドルと、最後の最後に金森の意表を突くシュートを掻き出したスンテがもたらした勝利でした。
ザ守護神でした!
↓動画ハイライト付きの記事はこちら
2022年ルヴァンプレーオフS第1戦(アウェイ)敗戦
鹿島0-1福岡
完全にレネサッカーの対策をされていた印象です。
それでも、土居の決定機が決まっていれば・・・とは思いますが。
この試合、ピトゥカは帯同すらしていませんでした。
思うにこの頃から不穏な空気があったのか?
↓動画ハイライト付きの記事はこちら
2022年ルヴァンプレーオフS第2戦(ホーム)勝利
鹿島2-1福岡
試合に勝つには勝ったがアウェイゴールの関係で福岡の勝ち抜けとなった。
エヴェラウドの先制、仲間の追加点までは鹿島のペースだった。
ところが前半終了間際に緩い守備意識の間を軽々と突破されてアウェイゴールを献上したことが全てだった。
後半は完全にいなされて、交代策も不発、試合に勝ってタイトルは失った。
↓動画ハイライト付きの記事はこちら
まとめ
今の福岡は選手が足りないとか、中3日での試合になるとか、多少のハンデはものともしない結束力と勢いがある。
中途半端な気持ちで挑むと、あっという間に複数失点を喰らい、あとは守りを固められて取り返しがつかない事になるかもしれません。
最初から相手を圧倒する勢いでスタートして欲しい。
岩政新監督と共に
アントラーズは強くなる!
↓オススメの鹿島アントラーズブログランキングはこちらへ!