2023年9月16日、鹿島アントラーズはホームのカシマスタジアムにセレッソ大阪を迎え、2023年J1第27節を戦いました。
ルヴァンで敗退してから1週間。
敗退の仕方が悪すぎて、選手もサポーターもガックリとはしましたが、残されたタイトルを最後まで狙い続けるためにも、もう負けられない試合。
今シーズンの鹿島のキーマンの一人である仲間が出場停止のため、どのような選手選考で挑むのか注目していました。
結果は・・・
退場者が出て一人少なくなったことで、スタジアムにスイッチが入りました。
選手、そしてサポーターが一つになって戦い抜いた先に、歓喜が訪れました。
2023年J1第27節(ホーム)鹿島VS C大阪戦の記録です。
- 2023年J1第27節(ホーム)鹿島VS C大阪戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
- 2023年J1第27節(ホーム)鹿島VS C大阪戦の試合内容と感想
- セレッソ戦で感じたこと
- 次の試合はJ1第28節・横浜FM戦です!
- まとめ
2023年J1第27節(ホーム)鹿島VS C大阪戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
鹿島 1-0 C大阪
前半13分 鈴木 優磨
スターティングと交代メンバー
GK29 早川 友基
DF2 安西 幸輝 ⇒後半41分3 昌子 源
5 関川 郁万
22 広瀬 陸 ⇒後半32分16 須貝 英大
55 植田 直通
MF14 樋口 雄太 ⇒後半41分8 土居 聖真
21 ディエゴ ピトゥカ ⇒前半25分退場
25 佐野 海舟
27 松村 優太 ⇒後半27分20 柴崎 岳
FW37 垣田 裕暉 ⇒後半27分17 カイキ
40 鈴木 優磨
仲間の替わりは松村だった。
そしてベンチメンバーが面白い。
藤井や知念ではなく、カイキとエレケを入れた。
対セレッソとして、何か、考えがあったのだろうが、アクシデントで練り直しが必要になってしまった。
2023年J1第27節(ホーム)鹿島VS C大阪戦の動画ハイライト
ハイライトではなかなかスタジアムの雰囲気は伝わりにくいし、優磨が常に相手の隙を狙っている姿も判りにくい。
それでも、選手、一人一人の表情が素敵だ。
絶対にやらせない!
そういう気持ちはハイライトでも感じられる。
2023年J1第27節(ホーム)鹿島VS C大阪戦の試合内容と感想
スタジアムに着いたら選手バスが着いたところだった。
バスを観ながら・・・
ルヴァン準々決勝第2戦の入りが悪かったことを選手達は二度と繰り返さないで欲しいと願いつつ・・・
柴崎がいつ投入されるか?
最終兵器エレケをどこで投入するのか?
そしてピトゥカのプレーを目に焼き付けておこう
そんなことを考えながら試合開始をまっていました。
前半総括:流石の優磨、そしてピトゥカの受難・・・
ルヴァン準々決勝の失敗は修正されていて、入りは上々でした。
仲間の不在が不安でしたが、優磨と垣田が前線に居ると守備の強度はやはり高い。
獲物を狙うハヤブサのような動きを繰り返していた優磨が、相手DFの隙を突いてボールを奪うと、丁寧にゴールへ流し込んで先制!
その後も鹿島はクロスからゴールに迫るなど、鹿島ペースで試合は進みますが・・・
前半25分に悪夢が!
VARで観ればレッドは間違いない。これは仕方ない。でも、あれは防げない。
全力でプレーする以上、誰にでも起きる事象だと思う。相手選手が怪我をしなかったのは本当に良かったが・・・。
しかし、またもピトゥカの落ち込んだ姿を観るのはショックだった。
しかも次節の大一番も出れない。
でも、ピトゥカの悲しげな背中が、スタジアムに火を付けたと思う。
『ピトゥカと共に勝つ』と。
後半総括:スタジアムが一丸となって
後半開始からはセレッソの猛攻を食らいます。
約10分ほどは本当に苦しかった。セカンドも拾えない状況でした。
その後、時折見せるカウンターが効果的だったのと、セレッソも攻め疲れで圧力が減りますが、苦しいことに変わりはありませんでした。
柴崎投入でボール保持を狙うも、厳しい状況に変わりはありませんでした。
でも、土居があまり見せない鬼気迫る表情で、相手ボールへチェイスを繰り返していたのが印象的でした。
徐々にセレッソがゴールに迫りますが、いずれも厳密にはオフサイド。
ただ、早川がキッチリと防いだのが大きかった。
相手の心理的に、しっかりと狙わないと入らない・・・
そう思わせたことが、レオセアラのミスに繋がったように思います。
最後、アディショナルを含めた約10分はゾーンに入った感じ。
不思議と「やられる」と言う感情が沸かなかった。
試合終了:メインスタンドもガッツポーズ!
時間が経つにつれ、冷静に観戦しているメインスタンドの観客の声も手拍子も熱を帯びていき、最終盤に昌子がクリアしたころには大声でチームを鼓舞する人が多数。
そして、ベンチと一体になって最後の早川のキックを隅へ「指示」していて、ホイッスルと同時に立ち上がってガッツポーズ!
まだ何も手にしていないけど、この場に居合わせたことの幸せを嚙み締めていました。
セレッソ戦で感じたこと
勝つしかない!
奇跡を起こすためには!!
セレッソ戦を観戦して感じたことは次の3点です。
- 優磨の動きはスタジアムで観るとより楽しい
- 早川を代表へ送り込みたい
- こういう試合が観たいから鹿島へ行く
です。
優磨の動きはスタジアムで観るとより楽しい
まるで格闘技でもするかのように、両足のスタンスを長くし、腰を落として、そしてレスリングの選手が組み合う瞬間みたいに両手を広げる彼の姿は、そこがスタジアムで無ければ何のスポーツか判らなくなると思う。
獲物を偉うワシと言うか、狩りをする肉食動物とでも言えばいいのか?
相手がボールを持っていない時から狙ってる姿は、たぶん、DAZNでは見られないと思うので、スタジアムに行ってこそ観られる光景だと思いました。
また、ゴール前でどれほどにピンチになっても、敢えて前線でゆっくりと歩んで体力を整えている姿にはクレバーさを感じるし、反面、最終盤には膝に手をあてる姿を心配したカイキが戻ろうとすると、手で払いのけて「お前は前線にいろ」と指示を出し、ゴールライン際まで戻って守備をする姿には、「40」を背負う責任感を感じました。
彼の凄さは、DAZNの切り抜きでは伝わりにくいと思う。
スタジアムで観てこそだ!
早川を代表へ送り込みたい
代表戦を観た直後だからこそ、早川のレベルはもう「そこ」にあると感じたのは私だけでしょうか?
足りないものは、「経験値」と「知名度」。
それも、早晩手にするであろう「タイトルを獲る経験値」で一気に解消されるはず!
唯一、どうやっても相手が上なのはシュミットの身長だ。
シュミット197センチ、早川187センチ。
これだけは詰められない差だが、それ以外は、他のGKを含めて、早川が超えていくことは可能だと思う。
レジェンドのソガさんが掴めなかった、代表の守護神掴めると信じている。
こういう試合が観たいから鹿島へ行く
色んな人によく聞かれます。
往復約300キロで7時間、高速代も往復で万を超える。
それでも、年に何度も鹿島まで行くのは何で?と。
1つ目の理由は「縁」だ。
あの日、ジーコのハットトリックに魅せられて、気付いたら50を超えた。
この理由は比較的、質問者に頷いて貰えます。
でも、もう1つの理由「血が沸騰する感覚」を味わうため・・・は理解して貰えないことが多い。
説明しようにも、出来ないのが理由だ。
タイトルが掛かった試合ならそうなるのは当たり前だが、それ以外の試合でも、稀に味わうことが出来るあの空気感。
スタジアムが一丸となって勝利のために戦う
熱にうなされたように観客が動き、声を上げていく
「俺達」でゴールを守っていると感じさせる時間
そして・・・
笛が鳴ると同時に共闘した周囲の仲間と目で称え合う瞬間
この感覚・・・
こうやってどれだけ言葉にしても、たぶん、サポーター以外には伝わらないだろう。
たとえセレッソ戦の映像を見せても伝わらないだろう。
ましてや、後半の途中に謳われた「俺たちの誇り」を聞いて涙腺が緩む理由など、理解しては貰えないだろう。
でも・・・
私はあの空気を味わいに、カシマスタジアムに行くのだ。
毎試合参戦は出来ないけども・・・。
カシマスタジアムのゴール裏は世界一だ!
あらためて、そう実感した夜でした。
次の試合はJ1第28節・横浜FM戦です!
またも大一番だ!
勝たなくてはいけないのだ!
なぜなら・・・
と書こうとしたら、珍しく公式が一つの試合にフューチャーして動画を作っていた。
私ごときがここで四の五の書くよりも、その動画が全てを語っているので、リンクを貼っておきます。
鹿島アントラーズ 公式チャンネル Kashima Antlers Official - YouTube
それにしても、こういう映像の作り方、レベルが上がった気がする。
観る人の感情を動かす言葉と映像の組み合わせが秀逸だと思う。
まとめ
試合終了後、終わらないオブラディオブラダ♪にゴール裏の人達の気持ちが現れていたと思う。
でも、選手達がゴール裏に集まる前に終えるところにもゴール裏の人達の気持ちが現れていたと思う。
タイトルを獲ったら、選手とスタッフと、なんなら小泉社長も、皆で踊りたい。
それまでは、選手の前では踊らない。
苦しい想いをしたからこそ・・・
この先の言葉を言うために、ファミリー一人一人が、出来ることを、出来る場所で!
勝つしかない
勝つことでこのチームは強くなる!
アントラーズファミリーは健在だ!!
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