2021年11月27日、鹿島アントラーズはベガルタ仙台のホームに乗り込み、2021年J1リーグ最終節(第38節)を戦います。
相手の仙台は第36節終了時点でJ2への降格が決まり、手倉森監督が退任し、ヘッドコーチを務めていた原崎政人氏が監督に就任し、その新体制下で行われてた福岡戦では、一時は逆転してみせるなど、降格の決まったチームと言う弱さは見せておらず、鹿島としても気持ちを入れ直して戦う必要がありそうです。
さらに、まだ公式でのリリースはないが「ジーコTD退任」のニュースが報じられており、鹿島の魂でもある「ジーコ」を笑顔で帰国させるためにも、「勝利に拘るプレー」を披露しなくてはいけません。
2021年J1最終節(第38節アウェイ)鹿島VS 仙台戦を前に思うことをまとめます。
2021年J1最終節(第38節アウェイ)鹿島VS 仙台戦の予想スターティングメンバー
2021年度の在籍メンバーで戦うのは、この試合が最後になります。
毎年のことながら、最終戦は寂しが募ります。
だからこそ、勝って、笑顔で別れを迎えたいものです。
2021年J1最終節、VS仙台戦の鹿島のスターティング予想!
2トップは、上田と荒木
前節のトップに荒木、左SH和泉でのスタートは嵌った。
詰まったのは、右SHの荒木をアラーノから土居に変えてからだった。
2列目は、左にカイキ、右にアラーノ
残念ながらカイキと松村の出場は見込めないようなので、必然的に和泉が左SHに入ることになる。
鳥栖戦で見せた輝きを継続して見せてくれるか・・・
右はアラーノ!契約がどうなるのか判らないけど、2021年最後の劇場アラーノを楽しみたいです。
ボランチは、三竿とピトゥカ
三竿の覚悟を見届けたいと思います。
レオは累積で出場出来ないので、ベンチには永木だ!
SBは左に安西、右に常本
安西も常本も仕掛け以外にクロスを磨いて欲しいです。
永戸は古巣対決でもあるし、途中出場があるかと・・・。
CBは、町田と関川
スンテが後ろに居る間に、町田と関川には声を出してチームに指示を出すことを学んでほしい。今の彼らはJ屈指のCBに成長しつつあるが、単なるCB職人になって欲しくないです。
GKは、スンテ
来季も「俺が守る!」そんな言葉を背中で見せて欲しいです。
対戦相手の「仙台」について
仙台は、2011年の東日本大震災で甚大な被害を受けた地域のチーム同士として、震災以降、プレーでは切磋琢磨しながらも、被災地復興支援は共に行ってきた仲間です。
その仙台が、奇しくも震災から10年の2021年にJ2へ陥落してしまう。
来年以降は、対戦時に行っている震災復興への取り組みが出来なくなるので、プレシーズンマッチで対戦し、震災を忘れないためのチャリティの取り組みを実施して欲しいと思います。
2020年度のリーグの順位と成績
鹿島 5位/勝点59 18勝5分11敗 55得点44失点
仙台 17位/勝点28 6勝10分18敗 36得点61失点
ラスト5戦を3勝1分1敗としたので、17位でフィニッシュしていますが、一年を通じて苦戦し続けた印象です。
2021年度のリーグの順位と成績
鹿島 4位/勝点66 20勝6分11敗 61得点36失点
仙台 7位/勝点28 5勝13分19敗 31得点61失点
直近5戦は1勝2分2敗であり、ラストスパートも出来ていない。
勝敗や得失点も昨年とほぼ同じである。
立て直しが出来なかった!
という事なのでしょうか・・・。
仙台の要注意人物と鹿島勝利の鍵となるプレーは?
要注意の点取り屋はいないようですね。
在籍している外国人選手もGKのスウォビィク以外は年間通して活躍したとは言えないようです。
個人的には赤崎との対戦は楽しみです。
出場機会はかなり得ているようですが、今シーズンはここまで1ゴールのようです。
元気な姿を見たいですが・・・鹿島戦で暴れないようして欲しいです。
中盤の上原に自由を与えない!
点取り屋は居ないけど、攻撃のタクトを振るうのは中盤で起用されている上原選手だと思います。
鹿島のホームで対戦した時は途中出場で、それほど記憶には残るプレーをしていませんが、1年を通じて主力として戦い、仙台の攻撃の軸になっていたようです。
しかも、ジュビロ磐田からのレンタル選手のようなので、素地はきっと良いものがあるはずです。
自由にボールを持たせない、前を向かせない、序盤に激しく潰す・・・
三竿には彼の動きを封じて欲しいところです。
鹿島はセットプレーで決めきることが重要!
鹿島は全得点の内の約4割をセットプレーから生み出しています。
シーズン中盤までは、セットプレーで犬飼(5点)と町田(5点)は素晴らしい得点源として機能していました。
しかし・・・
犬飼は23節の湘南戦、町田は24節の徳島戦以降は鳴りを潜めています。
仙台は全失点のうち約3割がセットプレー絡みからなので、チャンスにズドンを決めて欲しいと思います。
そして、その決めた感触を、来季まで持続して欲しいです。
鹿島アントラーズと仙台の全対戦戦績
これまで30試合の対戦があります。
鹿島 19勝
仙台 8勝
引分 3
鹿島からみて52得点、30失点です。
全対戦成績では鹿島勝率が63.3%です。
総合成績では大きく勝ち越しています。
ちなみに仙台のホームにおける対戦は・・・
15戦:10勝5敗
引分けがなく、必ずケリがついています。
2020年度の対仙台戦の試合記録
ザーゴ指揮下で鹿島では、それほど仙台との対戦は苦にしてない印象でした。
2020年J1第15節(ホーム)
エヴェラウドと上田の2トップが揃って結果を出した試合でした。
シーズン序盤の躓きを、取り戻しつつあった時期でした。
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2020年J1第28節(アウェイ)
エヴェラウド、アラーノ、上田の3得点共に、見事な連携から生まれており、2021年は優勝争いが出来るのではないか・・・
そんな期待を強く持った試合でした。
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2021年度の対鳥栖戦の試合記録
鳥栖と同じく、相馬監督になってからの対戦は、ザーゴの時のような「一蹴」する雰囲気は無くなっていました。
本当に、監督のスタイルで、合う、合わないはあるのでしょうね。
2021年J1第18節(アウェイ)
犬飼のミスが失点に繋がったのですが、彼の一番の問題はミスを引きずり、途中で交代させられたこと。経験豊富な選手がこれではいかん。
攻撃は、放り込むだけのクロスは結果に繋がらず、最後にサッカーの神様のお恵みで同点に追いついた試合でした。
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まとめ
4位でフィニッシュすれば、天皇杯の結果次第ではACL出場権が手に入ります。
しかし、鹿島が意識するのは、4位でフィニッシュではなく、シーズン最終戦を勝って終わるという事だと思います。
その姿勢を貫くことが私は「ジーコの教え」を守る事だと思います。
また、降格するチーム相手に絶対的な力を見せて勝利することは、来季への希望を見出すことにも繋がるはずです。
ホーム最終戦終了後に三竿キャプテンが口にした「絶対的な強さ」を出すための戦いは、来季からではなく、仙台戦から始まると思うので、サポーターとしてはそれをしっかりと届けたいと思います。
シーズン最終戦・・・
勝利と笑顔で試合を終え
アントラーズに希望を!
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