2020年9月9日、鹿島アントラーズは聖地カシマスタジアムにベガルタ仙台を迎え、2020年J1リーグ第15節を戦いました。
リーグ4連勝は、2017年に大岩体制に変わった直後、5連勝を果たした時以来です(間に戦った天皇杯を含めれば6連勝)。
ちなみにあの時はリーグ4連勝後にFC東京に引分け、その後3連勝しているので、リーグは7連勝(天皇杯を膨れ目れば9連勝)しています。
チームの雰囲気は、あの時と同じような負けない雰囲気が漂い始めています。
連戦で選手の疲れが溜まっていると思うので、しっかりケアをしながら、この先も連勝を続けて欲しいです。
若鹿筆頭・上田の一発も生まれた2020年J1第15節・鹿島VS ベガルタ仙台戦の記録を残しておきます。
- 2020年J1第15節・鹿島VS ベガルタ仙台戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
- 2020年J1、15試合終了時点での順位表
- 2020年J1第15節・鹿島VS ベガルタ仙台戦の試合内容と感想
- 今後の鹿島について
- まとめ
2020年J1第15節・鹿島VS ベガルタ仙台戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
鹿島 2-1 仙台
前半47分:エヴェラウド
後半38分:上田 綺世
後半42分:長沢 駿
スターティングと交代メンバー
GK31沖 悠哉
DF14永戸 勝也
33関川 郁万
37小泉 慶
39犬飼 智也
MF6永木 亮太⇒後半39分6永木 亮太
7ファン アラーノ⇒後半27分4レオ シルバ
20三竿 健斗
26荒木 遼太郎⇒後半27分26荒木 遼太郎
FW8土居 聖真⇒後半17分25遠藤 康
9エヴェラウド⇒後半17分36上田 綺世
レオシルバを休ませたこと、
土居とエヴェを早目に下げたこと、
この2つの手が、怪我の防止と高パフォーマンス維持に繋がることを期待します。
それにしても、荒木はスタメンを手中に収めつつある感じがします。
和泉とアラーノにとっては、物凄い刺激になるはず。
2020年J1第15節・鹿島VS ベガルタ仙台戦のハイライト
先制点はエヴェラウドの凄まじい身体能力の賜物だと思います。
クロスを上げた小泉は確かに上手かったですが、ボールにはそんなに勢いはありませんでした。しかしエヴェはバックステップを踏みつつ、上半身を振るだけで強いヘディングを撃ち込みました。凄いことだと思います。
2020年J1、15試合終了時点での順位表
16試合を終えて暫定で6位。
少しずつ上位に・・・。
まだまだ、手綱を緩めないで!
2020年J1第15節・鹿島VS ベガルタ仙台戦の試合内容と感想
戦前、仙台にはホームで苦しむことがあるので、前半のチャンスにしっかりと決めきらないと心配だ!
と書いたのですが、それが現実になりそうで冷や冷やしながら観戦していました。
前半序盤、両者互角。ただ、仙台が調子が悪くて失点を重ねているチームとは思えませんでした。
前半9分、土居のシュートは右ポスト。
前半16分、土居、アラーノ、エヴェの連携で獲りきれない。
前半29分、永木のクロスにエヴェが合わすも相手GKのファインセーブに阻まれる。
前半37分、アラーノのシュートはヒットせず。
前半43分、アラーノのシュートはバーの上。
チャンスはあれど点が入らず・・・嫌な予感がゾワゾワとして来たときに・・・。
前半47分、荒木、小泉と繋いで最後はエヴェが決めて鹿島が先制!
前半総括、仙台の出足が良く、セカンドボールがなかなか拾えなかった。決定的なピンチはないが、じりじりと攻め込まれている感じが嫌だった。先制出来なかったら厳しい後半になったはず。
後半3分、荒木がドリブルで運んでシュート!相手GKのファインセーブに阻まれる。
後半序盤、鹿島がボールを拾えるようになり畳み掛けるが点は決まらず。
後半17分、エヴェと土居を変える。まだ1点なのに英断だ。
後半23分、アラーノのシュートはどうしても決まらず。
飲水タイム後、両チームともにメンバーを続々と変える。
後半27分、警戒して欲しいと思っていたクロスから最大の危機!
相手のミスに助けられる。
後半29分、永木のクロスに和泉が頭で合わせるも・・・今日も和泉はクロスバー!
後半38分、永戸のロングパスを見事にトラップした上田が切り返してシュート!
鹿島がようやく2点目を決める。
後半42分、CKから失点!
後半終盤、長い長い鹿島り。
試合終了、4連勝達成。ですが、大喜びしている選手はいない。良い傾向だ!
まずい!荒木が見つかってしまう!!
試合に出れば出るほど、才能が開花されていくようです。
この日は、周囲との連携が合わず、あーっ・・・となるシーンもありました。
それでも、前半の得点シーンでは荒木のパスが起点ですし、後半開始早々のボール奪取からのドリブル突破&シュートなどは、とてもルーキーとは思えません。
彼の活躍は、間違いなく、和泉やアラーノ、そして白崎の発奮材料になるはずです。
それはとても喜ばしいことですが・・・。
これ、間違いなく、海外に目を付けられているでしょうね。
お願いだから、しばらく隠してくれ。
タイトルを獲るまではアントラーズにいてくれ。
アラーノはどうしたら輝くのだろうか?
真面目に献身的にプレーしている、良い選手です。
でも、数億掛けて獲得すべき選手だったのか?となると何とも言えません。
レオのように、間違いなく中盤の支配者たるプレーを見せる訳でもなく、エヴェラウドのように日本人離れしたフィジカルを見せる訳でもない。
昨年までいた、レアンドロやセルジーニョのように得点を重ねる訳でもない。
フロントは、彼に何を期待して獲得したのだろうか?
その片鱗は、まだ見せていない。
ザーゴの手腕に期待したい。
沖に対して感じた不安
足元のプレーは確かにスンテよりも上手いかも知れない。
ただ、それ以外はまだまだで発展途上中である。
経験が大切なポジションだから我慢が必要なことは判っていますが、ここ数試合、観ていて気になる点があります。
それは、倒れこむのが多い点と、倒れた後に素早く体制を整えることが出来ていない点です。
先日の名古屋戦の最後のプレーなどは、バウンドの目測を誤ったと言えますし、失点シーンも経験が豊富ならば前に出て防ぐ動きが出来たかも知れません。
ただ、仙台戦の失点シーンは、身体的な部分かな?と思ったりしました。
スンテに比べて身体の線が細いことは、これから鍛えていけば追いつくかも知れませんが、筋肉が多くなれば普通は俊敏性が失われるわけであり、それを考えると、現時点で体制を直すスピードが速くないと感じるのは心配です。
ただの危惧であれば良いのですが・・・。
今後の鹿島について
とにかく、まずは2位になろう。
それまでは、勝ち続けるしかない!
■鹿島アントラーズの今後の試合予定
- J1第16節 9/12(土) 18:00 アウェイ VS 清水
- J1第17節 9/19(土) 18:00 アウェイ VS C大阪
- J1第18節 9/23(水) 19:00 ホーム VS 湘南
- J1第19節 9/27(日) 17:00 ホーム VS 大分
週に2試合する時は、伊藤翔や白崎、杉岡や名古なども起用して、戦力の向上、怪我の防止に努めて欲しいです。
まとめ
内田の引退と広瀬の長期離脱で心配された右SBですが、小泉が奮闘していてしっかりとカバーされています。
しかも、最近は攻撃でも良いアクセントを出しているので、あとはクロスの際の守り方が上手くなれば・・・です。
仙台戦でも、失点前の危険なシーンでは完全に競り負けていたのがちょっと心配です。
でも・・・
きっと小泉ならやってくれる。
小泉にはそう思わせる強さがあります。
勝利!
勝って上位追撃を!!
行け、アントラーズ!!!
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