2021年5月30日、鹿島アントラーズは川崎フロンターレのホームに乗り込み、2021年J1リーグ第17節を戦います。
最近の記事で、川崎戦は大一番だ!
敗れれば事実上のリーグ終戦だ!!
などと書いたのですが、書けば書くほど力が入ってしまい・・・。
ただの1サポーターなのにと笑われるかも知れませんが、応援している方があまりに悲壮感を漂わせていても、選手からすると重すぎるかな?と反省しました。
なので、明日の勝利は38分の1の勝利でしかない!
川崎戦で得る勝点も、前節のセレッソ戦で得た勝点も、同じ「3」である・・・と。
厳密には上位陣との直接対決で得る勝点3は「6」に匹敵することは判っていますが、それでも「3」は「3」で挑むことで、平常心を保てるような気がします。
そうでないと心臓が止まってしまうし・・・
最後には鹿島が勝っていた・・・を目指す、2021年J1第17節(アウェイ)鹿島VS 川崎F戦を前に思うことをまとめます。
2021年J1第17節(アウェイ)鹿島VS 川崎F戦の予想スターティングメンバー
エヴェラウドがベンチに入れいるかどうかが注目です。
やっぱり鹿島は強かったと思わせたいVS 川崎F戦の予想スターティングラインナップ・・・。
トップは上田
セレッソ戦ではやはりFWらしい動きを随所に見せていたので・・・頼む!
2列目は、左に白崎、真ん中小泉、右に荒木
アラーノは鼻骨骨折しているので、途中からかな?
土居は流石にセレッソ戦でのプレー時間を考えると、途中交代だと思う。
ボランチは、三竿とピトゥカ
レオは体力面を考えるとベンチスタートではないか?
永木もいるけど・・・。ピトゥカには踏ん張って欲しい!
SBは、左に杉岡、右に常本
永戸は状況に応じて、2列目に入れても面白いかも!
常本は体力を最後の1滴まで絞り出して戦い抜いて欲しいです!
CBは、犬飼と町田
町田はU24の合宿に行く前に、大仕事を是非!
GKは沖
平常心でね!
スンテがいつもそばにいるからね!!
中3日で小泉のエネルギーがどこまでチャージされているか?
小泉や常本のプレスへの対処をきっと鬼木監督も考えているでしょうが、それを上回るプレーを見せることが出来るか・・・が鍵かな。
あとは、最終兵器エヴェラウド!
何となくですが、途中交代で入るエヴェラウドかアラーノ、またはカイキがやってくれそうな気がします。
対戦相手の「川崎フロンターレ」について
シルバーコレクターと揶揄されていたチームの面影は全くない、今では、タイトルが取れない方がおかしい・・・と思われるくらいのチーム熟成度になっている。
個人的に、川崎に関しては1つ思い出があります。
2017年晩秋、鹿島と川崎が優勝争いをしていた頃、他チームのサポーターである知人とお酒を飲んでいた時にこんな事を言われました。
「ずっと煮え湯を飲んでいる川崎に優勝させてあげてもいいじゃない!」
私は即座にこう返しました
「冗談ではない!1度でも優勝の味を知ったら手強い相手になる。ずっと下を向いてて欲しい!」
その時は、友人は鼻白んでいましたが・・・。
先日、仕事でバッタリと出くわした時にこう言われました。
「お前が言ってたのは正しいな。あの年、自信を付けてチーム戦略が途切れなかったから凄まじいチームになってしまったな」
と。
そろそろ・・・
タイトルを取り返そうよアントラーズ!
2020年度リーグ順位と成績
川崎・・・ 1位/勝点83 26勝5分3敗 88得点31失点
鹿島・・・ 5位/勝点59 18勝5分11敗 55得点44失点
こうして並べてみると・・・本当にとんでもない成績だな。
百歩譲って26勝は不可能では無いが、88得点って・・・。
年間34試合なので、1試合平均2.6点だぞ!!
ちなみに失点は1試合平均0.9点だった。
2021年度リーグ第17節開催前の順位
川崎・・・ 1位/勝点49 15勝4分0敗 47得点14失点
鹿島・・・ 6位/勝点27 8勝3分5敗 27得点18失点
※鹿島は16試合、川崎は19試合消化
攻撃力は昨年と変わらず1試合平均2.5点ペース。
失点は昨年から改善され1試合平均0.7点ペース。
上等だよ!
殴り合うしかない!
相手は機械ではなく人間だ、焦りや怯み、驕りや油断・・・などがあるはずだ。
2021年の川崎フロンターレの印象
何が凄いのか?
弱点はどこか?
などは本職の人達があちこちで解説しているでの、素人の・・・しかも他サポーターの私が書いても白けると思うので書きません。
だから、印象について書いておきます。
展開が早く、上手い、そして良く熟成されている。
これ以外、何も無いでしょう?
それと、サポータの心境についても書いておきます。
彼らの心境は、2016年12月から翌年のゼロックスまでのアントラーズサポーターと同じではないでしょうか?
「良くは判らんが、負ける気はしないのよね・・・」
と思っていたあの頃です。
アントラーズは、チャンピオンシップを勝ち上がりリーグ優勝を果たし、CWCはレアルを決勝まで辿り着いてレアルを追い詰め、天皇杯では川崎を突き飛ばし、ゼロックスではショッキングピンクを纏ってショッキングイエローの浦和を叩き・・・。
あの頃のあの心境が、今のフロンターレサポーターの心境だろうな。
2021年の川崎フロンターレの戦力について
主力が流出しないことが、フロンターレの強み(戦力)なのだと思います。
2020年には阿部が名古屋へ、2021年は守田が海外へ・・・と移籍していますが、主力だけではなく多くの選手ががチームに長く在籍しているので、チームの約束事である戦術理解が、スタメン以外の選手にまで浸透しているのだと思います。
だから、交代で入った選手も「個」で点を獲っているよりも「組織」で点を獲っているのではないでしょうか?
鹿島アントラーズと川崎Fの全対戦戦績
これまで49試合の対戦があります。
鹿島 17勝
川崎F 22勝
引分 10
鹿島からみて73得点、80失点です。
全対戦成績では鹿島勝率が34.7%です。
鹿島が20試合以上対戦があるチームの中で、唯一負け越しているチームです。
直近3年の成績11戦:1勝5分5敗
圧倒されています。1勝はルヴァンカップでの勝利であり、リーグ戦での勝利は2015年8月の等々力での試合に1-3で勝利した時まで遡ります。
やられ過ぎだな。これは。
2020年度の対戦に関して
ザーゴ監督の元では、一定のフロンターレ恐怖症は払しょくできたと思いますが・・・相馬監督になってどうなるのでしょうか?
2020年J1第2節(アウェイ)
鹿島が公式戦未勝利の状態で、コロナによる長い中断明けで行われた試合でした。
そして・・・どうしてこのような大事な試合で、誤審が起きるのか・・・。
明らかなオフサイドで開始早々に失点し、ペースを掴めないままに敗戦しました。
ハイライト動画を含む記事はこちらから↓
2020年ルヴァンカップGS第3節(アウェイ)
コロナの所為で変則日程となり、本来はホーム&アウェイでの対戦が1回だけに(第3節まで)変更になり、鹿島は第1節に敗れていたのでGS敗退が掛かった大一番になりました。
試合は一方的な展開になったあとで、翔さんが一人で気を吐いてくれましたが、敗れてルヴァン敗退となりました。
ハイライト動画を含む記事はこちらから↓
2020年J1第27節(ホーム)
試合当日の朝に永戸選手が陽性判定となり、町田、関川、杉岡、山田、荒木、常本の6人も濃厚接触者扱いでベンチ外となり、首位を走る川崎相手に苦しい布陣での戦いを強いられましたが、気持ちで戦いなんとかドローに持ち込んだ試合でした。
ハイライト動画を含む記事はこちらから↓
鹿島が川崎に勝つために・・・
改めて昨年の戦いを振り返り、今年のここまでの戦いを振り返ると、川崎の方がチームの熟成度としては上であることは認めざるを得ません。
でも、熟成度が上であったり、個々の能力が上のチームが、必ずしも勝つわけでは無いのがサッカーの面白さな訳であり、それを明日の試合は体現するしかありません。
戦い方の鍵になるのは、昨年の第27節ではないでしょうか?
即席のDF陣でもあったので、序盤はミスが多かったのですが、後半、鹿島の出足が鋭くなり川崎が展開する前に前を塞げるようになると、一気に川崎から主導権を奪ったように思います。
ただし、その実現のためには、トップとトップ下の小泉、サイドでは常本、それから両ボランチがどこまで身を粉にして動けるかが鍵になりそうです。
「盾」と「鉾」の戦い!
最近のサッカーは本当に様々なデータ分析が進んでいて、私が良く観ているサイトでも様々な角度から検証が行われています。
その中に、AGIとKAGIと言うデータがあり、とても面白い結果になっているので、載せておきます。
その前にまず、それぞれの用語についてですが・・・
■KAGI・・・「Keep Away from Goal Index」の略
「守備の際にどれだけ相手を前進させなかったか、相手を自陣ゴールに近づけなかったか」という観点で換算。
- 相手の攻撃時間のうち、自陣ゴールから遠い位置でボールを持っていた時間の割合が高い
- 相手の攻撃が始まってから、自陣のペナルティエリアまで到達するのにかかった時間が長い
要するに「盾」ですよね。
■AGI・・・「Approach Goal Index」の略
「攻撃の際にどれだけ相手ゴールに近づけたか」
- 攻撃時間のうち、相手ゴールに近い位置でボールを持っていた時間の割合が高い
- 攻撃が始まってから、敵陣のペナルティエリアまで到達するのにかかった時間が短い
要するに「鉾」ですよね。
この2つの指標が、鹿島と川崎ではとても面白い数値になっています。
まずは「盾」である「KAGI」
続いて「鉾」である「AGI」
KAGIは鹿島が1位で、AGIは川崎が1位
まさに盾が勝つか、鉾が勝つか・・・です。
リーグサマリー:2021 J1 AGI,KAGI | データによってサッカーはもっと輝く | Football LAB
より引用
まとめ
38分の1の試合なんだ!
サポーターも平常心で観戦するんだ!!
なんて書いておきながら、結局、今年のアントラーズ関連のブログ記事において、もっとも長い記事になってしまった・・・。
いかん・・・力が入り過ぎだ。
明日の試合、心に秘めるのはこれだけだ!
SPRIT OF ZICO!
勝利を!アントラーズ!!
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