2025年8月31日、鹿島アントラーズは清水エスパルスのホームに乗り込み、2025年J1第28節を戦いました。
3日前、天皇杯準々決勝で町田に完敗したショックを振り払うには、リーグ戦での「勝点3」しかないのだ!
打って打って、打ち勝つしかないのだ!!
試合前にスタメンの名前と布陣を見た時には、そういう狙いが込められた攻撃的なメンバーだな!
と思ったのですが、試合が始まって見ると今シーズンここまで何度も見てきた試合展開が繰り広げられました。
なぜなのだ?
なぜ後半終盤の我武者羅な勢いを前半から出せないのだ?
応援してても悔しさが募るドローとなってしまった。
2025年J1第28節(アウェイ)鹿島VS 清水戦の記録です。
- 2025年J1第28節(アウェイ)鹿島VS 清水戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
- 2025年J1第28節(アウェイ)鹿島VS 清水戦の試合内容と感想
- 2025年J1第28節(アウェイ)鹿島VS 清水戦を視聴して感じたこと
- まとめ
2025年J1第28節(アウェイ)鹿島VS 清水戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
鹿島 1-1 清水
前半20分 高橋 利樹
後半29分 植田 直通
スターティングと交代メンバー
GK1 早川 友基
DF3 キム テヒョン
7 小川 諒也⇒後半27分28 溝口 修平
25 小池 龍太
55 植田 直通
MF6 三竿 健斗
13 知念 慶⇒後半27分20 舩橋 佑
14 樋口 雄太
18 エウベル⇒後半41分22 濃野 公人
77 チャブリッチ⇒後半0分27 松村 優太
FW9 レオ セアラ⇒後半27分11 田川 亨介
40 鈴木 優磨
レオセアラと鈴木優磨の2トップで2列目の左右にチャブリッチとエウベルを配置。
このメンバー、この布陣で、無得点は監督の手腕の問題ではないと思う。
確かにどの選手を起用するのか決断した監督に責任はあるだろうが・・・。
私は選手個々の問題に感じました。
2025年J1第28節(アウェイ)鹿島VS 清水戦の動画ハイライト
ハイライトでは分かりにくいが、本当に前半と後半では別のチームだった。
後半終盤の鹿島をデフォルトにしたら、大袈裟ではなく、ぶっちぎりで優勝出来る面子が揃ってるのになぁ・・・。
2025年J1第28節(アウェイ)鹿島VS 清水戦の試合内容と感想
苦労して掴んだ新潟戦の勝利を価値あるものにするためには、何としても清水戦でも「勝点3」を手にして欲しい。
天皇杯敗退の口惜しさを晴らすには、リーグ戦での解消しかない!
そう思って必死に応援したのですが・・・。
前半総括:大胆さが欠けていった45分
屈辱の敗戦を喫した天皇杯町田戦に続いて、この試合も同じような展開となりました。
試合のは入りは決して悪くありませんでした。
ゴールの匂いもプンプンとしていました。
ところが、その時間帯に得点が取れないと攻撃の勢いが弱まり、挙句にアッサリとラインの裏を取られて失点すると、何を恐れているのか、外周でボールを繋ぐことに終始する始末で・・・。
結局、前半の枠内シュートは僅かに1本。
しかも44分過ぎだったのは、戦術とか布陣ではなく、メンタルに問題を感じます。
これでは、事故すらも起きませんって!
後半総括:問題はやっぱり前線なのかな・・・と
調子が悪いチャブリッチを松村に変えると前への推進力が生まれました。
その結果、後半20分で前半と同じシュート4本を放ち(多くはない)、得点の雰囲気が出てきました。
しかし、どうしても得点に繋がらないまま飲水タイムへ突入してしまうと、直後に鬼の3枚替え!
すると、投入された田川や濃野が松村と連動し、流れを一気に鹿島に引き寄せます。
そして、CKから植田がヘッドで叩きこんで同点にしますが・・・。
この日はサッカーの女神様に見放されたのか、この後はいくら波状攻撃を繰り出しても、ゴールが決まりません。
幸いだったのは、手薄になった守備を突かれて何度か危ないカウンターを食らいますが、清水も決定力が今一つだったこと・・・。
無念のドローとなりました。
試合終了:遠かった1点・・・
シュートは打たなければ点は生まれません。
サッカーはボールを繋げば勝てるのではなく、ゴールにボールを決めないと勝てないスポーツです。
2025年J1第28節(アウェイ)鹿島VS 清水戦を視聴して感じたこと
この日もDAZNでの観戦になりました。
正直、日曜夜にアウェイの地はかなり厳しいです。
応援に駆け付ける同志には敬意を表します。
試合を視聴して特に感じたことを記しておきたいと思います。
- 前線の組み合わせを再考しては?
- 相手に怖さを感じさせない攻めだね
- テヒョンの左足を活かして欲しい
以上の3つです。
前線の組み合わせを再考しては?
優磨とレオセアラをトップで組ませるなら、サイドの選手の組み合わせも要検討だと思いますが、今シーズンの試合を観ている限り、優磨とレオの2トップは、チームとして上手く機能していないと言わざるを得ません。
一つには優磨が降りてきてしまうので、レオへのケアが楽になるのでしょう。
そして、優磨も降りてきてボール保持に参加するものだから、両サイドの裏のスペースを使うためのパススピードが失われています。
結果、右へ左へと各駅停車のパスが行きかうだけになってしまいます。
いっそのことレオをワントップにし、左右のハーフには裏をしっかりと狙わせる選手を配置し、トップ下には優磨や荒木や岳などを配置することで、推進力は出ないのか?
レオの位置が田川でも良いと思う。
良い選手はいるのだ。
推進力が増す組み合わせ、布陣、戦い方をして欲しいです。
相手に怖さを感じさせない攻めだね
家族と一緒に試合を観戦していたのだが、サッカー超素人の嫁さんですら、このような感想を口にしていた。
「シュート打たなければオウンゴールも生まれないねぇ」
今の鹿島の問題点を素人ですら感じるのは問題だろう。
ゴール向かってシュートを打たなければ、何も起きませんぜ。
どんなにボールを保持しても、止める蹴るが上達して流れるようにパスを回しても、前へ出ないと、CKだってとれませんし、思わぬ事故すら起きません。
テヒョンの左足を活かして欲しい
前線の組み合わせにも関連しますが、テヒョンが試合に出始めたころは対角線に向かってロングフィードを入れているシーンが見られました。
ところが最近は、左SBの小川に出すことが多くなり、ロングフィードを放つことが少なくなりました。
チームとして決まりがあるのかも知れませんが、プレーしている姿を見ていると、テヒョンにしたら出しどころがないと感じているように見えるのです。
だから仕方なく短いパスを周囲の選手と交換するのでしょうが、これでは攻撃に勢いは生まれません。
DFからしたら、両サイドの深いところ目掛けて蹴られ、そこに勢いつけて走りこまれるのは嫌なはずであり、「その」攻撃が繰り返されることで、正面からのパス交換での突破に迷いが生じ崩せると思うのです。
チームが勝利を重ねていたころはこのようなシーンをいくつも生み出していましたが、最近はあまりお目に掛かりません。
得点力の低下の一因でもあると思うのですが、どうでしょうか?
まとめ
京都の得点力、柏のチーム熟成度、神戸の連覇しているという自信、それらは頭一つ抜けているような感じではありますが、今年は秋になっても上位7チームくらいで優勝争いを演じそうな感じです。
この、稀に見る混戦はある意味でチャンスなので逃さないで欲しいです。
残り10試合。
チームの成長は度外視して、勝利のみ追及しても良いのではないだろうか?
中断明けのチームに期待したい。
鬼木監督なら、何かしら手を打ってくれるに違いない!!
頑張れアントラーズ!
シーズン最後に笑うために!!
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