2025年8月10日、鹿島アントラーズはFC東京のホームへ乗り込み、2025年J1第25節を戦いました。
前節の柏戦はホームで劇的な勝利を収めましたが、4日前の天皇杯福岡戦では課題の守備に綻びが出てしまい、延長を含め120分のプレーを強いられました。
しかも雷雨による1時間近くの中断もあり、選手の疲労は半端ないものだったはず。
それでも、中3日あるのでかなり回復は見込めると思いましたが・・・
FC東京戦の当日も大雨・・・。
なんだか今年は雨の試合が多い気がします。
試合は・・・
FC東京の方がチャンスの数が多く、本当に苦しい時間帯が続きましたが、終盤に田川がやってくれました。
古巣へ手痛い一発を食らわして勝点3を手に入れてくれました。
2025年J1第25節(ホーム)鹿島VS FC東京戦の記録です。
- 2025年J1第25節(ホーム)鹿島VS FC東京戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
- 2025年J1第25節(ホーム)鹿島VS FC東京戦の試合内容と感想
- 2025年J1第25節(ホーム)鹿島VS FC東京戦に参戦して感じたこと
- おまけ:味の素スタジアムのアクセスに物申す
- まとめ
2025年J1第25節(ホーム)鹿島VS FC東京戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
鹿島 1-0 FC東京
後半36分 田川 亨介
スターティングと交代メンバー
GK1 早川 友基
DF3 キム テヒョン
7 小川 諒也
25 小池 龍太
55 植田 直通
MF6 三竿 健斗⇒後半34分28 溝口 修平
20 舩橋 佑⇒後半0分27 松村 優太
71 荒木 遼太郎⇒後半0分13 知念 慶
77 チャブリッチ⇒後半16分11 田川 亨介
FW9 レオ セアラ⇒後半30分14 樋口 雄太
40 鈴木 優磨
濃野が前節のイエローで累積4枚となり今節は出場停止でしたが、小池が居るので心配ご無用!
彼を獲得した強化部は本当に凄いと思う。
2025年J1第25節(ホーム)鹿島VS FC東京戦の動画ハイライト
ゴール裏から見ていた時は荒木のシュートは本当に入ったと思いました。
でも映像で観るとそれほど際どくはなかったのね。
そして決勝点はゴール裏からだと正面なのでボールがゴールに吸い込まれたのは良く見えましたが、一連のプレーの詳細は降りしきる雨に消されて見え難かったです。
でも映像で観ると本当に樋口⇒優磨⇒田川とピンポイントで繋いでいて感嘆しました。
2025年J1第25節(ホーム)鹿島VS FC東京戦の試合内容と感想
降りしきる雨の中、横浜からだと近くて遠い味の素スタジアムへ駆けつけました。
アウェイ席は完売とのことで、1時間前に着いたときにはすでに鹿島サポーターの熱気がゴール裏に立ち込めていました。
柏戦の勝利を実のあるものにするために、何としても勝利して欲しいと願いながら仲間達と「錨を上げ」ながら「選手」を迎えました。
前半総括:噛み合ってるような、合ってないような・・・
開始早々にテヒョンがフィジカルで負けてしまいピンチを迎えますが、鹿島にツキがありました。
落ち着きを取り戻すと鹿島が攻撃を畳みかけます。
荒木のシュート、レオのシュート、テヒョンのシュート、どれも見事な弾道でしたが、相手GKの好守もありゴールが決まりません。
するとバランスは再びFC東京へ傾き、前半終了までペースを取り戻せませんした。
決定機は長倉のハーフボレーくらいでしたが、相手の右サイドのブラボー長友が厄介でした。38歳の癖に走るし、クロス上げるの上手いし・・・。
今年で39歳になるとは思えない!
後半総括:采配の妙を感じさせてもらった・・・
舩橋の前半は消えていたので納得ですが、荒木は居たら居たで何かをやってくれそうな雰囲気はあった。
でも、監督の決断はこの2人をハーフで替えるだった。
ちょっと意外には感じたが、でもハーフで2枚替えたことで、後半45分は戦況を見ながら交代選手を選択して投入出来たので、経験からなる監督の采配の妙を感じた。
じっくりと状況を見据えて投入した田口と樋口が決勝点の立役者になったし、終盤に、三竿がファウルで止めてカードを貰うと、すぐさま溝口を投入し、リスクの軽減を図ったのも見事だった。
雨で最悪のコンディションなので、意図せずにファウルを犯して2枚目退場だけは避けたかった所ですから。
全ての手が、36分の決勝点に繋がっていったように感じました。
アディショナル6分間のゴール裏は本当に凄かった。
アドレナリンが出まくって光悦状態でした。
試合終了:ともにガッツポーズ!
早川が時間を使うだけ使って、ゴールキックを放つと終了の笛が鳴りました。
選手とともに、ゴール裏もガッツポーズ!
この一体感を味わうと止められないのよ~。
2025年J1第25節(ホーム)鹿島VS FC東京戦に参戦して感じたこと
久しぶりのゴール裏への参戦でした。
飛べない〇〇はただの〇〇だ!
と呟きながら必死に跳ねたので、翌日は足が悲鳴を上げていました。
ちょっと普段から運動が必要だな・・・と反省しつつ感じた3つのこと!
- チャブリッチの活かし方
- 若手には自分の良さを出して欲しい
- テヒョンはもっと化けるぞ
です。
チャブリッチの活かし方
試合後に優磨がもっとレオセアラと擦り合わせが必要だ・・・
と発言してたようで、確かにスタジアムで観ていても2人の関係は優磨からレオへの一歩通行気味に感じました。
なので、その問題はきっと優磨が解決してくれると信じて、私が憂うのはチャブリッチの特性が活かされていないことです。
裏抜けの能力しかり、シュート精度しかり、視野の広さとパスのセンスしかり。
いずれもチーム随一のクオリティなのに・・・です。
活かされるタイプのチャブリッチなので、優磨ですらレオとの連携に苦労する中、当たり前ですがレオと合うわけがないし、サイドで色んなタスクを与えているから一番の魅力である裏抜けからの得点機会も激減していて・・・。
個々の能力だけを考えたら、レオ、チャブリッチ、優磨の3人は破壊力はJで屈指のはずなのに、シーズン終盤にさしかかるのに未だに連携で悩んでいるのは残念です。
シーズン最終盤の大一番に、点を獲って勝ちきるためにも、何とか噛み合うための道筋を見つけて欲しいです。
若手には自分の良さを出して欲しい
FC東京戦に限ると「舩橋」が残念な結果でした。
良い時は本当に良いのに、リズムに乗れないと自分で修正が出来ないのか乗り切れないままで時間が過ぎていくのは勿体ない。
舩橋の良さはテンポよく動いてボールを貰ってリズムを作ることだと思います。
その特性を活かすには最悪な天候とピッチコンディションではありましたが、それにしてもあそこまで「消え」てはいけないと思います。
ちなみに柏戦では樋口が最後まで試合に入れなかったですが、FC東京戦ではスムーズに試合に入れて結果に繋がるプレーをしてくれました。
中断期間に色々と試行錯誤を重ねたのかな。
チームとしての約束事や調子の良し悪しもあるのでしょうが、無難なプレーに傾くくらいなら、自分の良さを突き詰めて欲しいと思います。
そういう意味では、松村が一皮剥けた感がするのでここから期待大です。
テヒョンはもっと化けるぞ
開始2分、マルセロヒアンに身体で弾かれてピンチを招いたのはテヒョンには屈辱だったのでしょう。
その後もしばらくプレーの選択に躊躇が見られましたが、横にいる兄貴(植田)の落ち着きが徐々にテヒョンをいつもの彼に戻してくれました。
それゆえ後半は安心して彼のプレーを観れましたが、本当に凄かったのは鹿島の得点時の彼の振る舞いでした。
選手もベンチもサポーターも狂喜乱舞する中で、テヒョンは一人で鹿島のゴールエリアに戻っていました。
その時、顔?耳?を両手で抑え、歓声(興奮)から身体を切り離すことで、冷静さを早く取り戻そうとしているように感じました。
ここ最近、前後半の終了間際に失点が多いことを考え、興奮を沈めて冷静に対処する準備をしている彼の姿からは勝利のために戦う姿勢が滲み出ていました。
鹿島でフル出場を始めてからの僅かな期間での彼の成長曲線を鑑みると、ひょっとしあらもの凄いCBに化けるかも知れない。
そう思ったシーンでした。
おまけ:味の素スタジアムのアクセスに物申す
京王線が臨時で特急を止めるなどして、改札やホームでの人の滞留を減らす努力をしてくれているのに、その手前にとんでもないボトルネックがあり帰路を急ぐ人々が殺気立っていました。
スタジアムから駅に向かうには甲州街道を越えないといけないのですが、この陸橋が本当に曲者!
ホームもアウェイも全てのサポーターが一つの陸橋に向けて集結するのですが、万を超える観衆だと動きませんよ!
しかもこの日は夜の雨・・・
最後の階段は暗いうえに「注意」を呼びかける案内の声掛けもなく、子連れの家族が足を踏み外して倒れました。
幸い将棋倒しにはならなかったけど・・・
一歩間違えば大惨事になってもおかしくないと思います。
調布に練習場を作るのも良いのですが、甲州街道を越えて駅へ向かうルートをせめてあと2つくらいは増やすべきだと思います。
あれでは、スタジアムへ行くのを躊躇する人が増えますよ。
ただでさえサッカー専用スタジアムでなくて行かない人も多いのに!
なんて思うのは、スタジアム周辺が開けているメルカリスタジアムに通いなれているからでしょうかねぇ・・・。
まとめ
首位に再浮上したアントラーズ!
気の弱い私は、順位表を見て2位以下との勝ち点差が殆どないことにビビッてしまい、お腹が痛くなっていましたが、鬼木監督の言葉に救われました。
「選手たちには『混戦のなかで下を見る必要はない』と伝えています。唯一順位を気にするのであれば、一番てっぺんだけだと話をしています。自分たちが首位の座を守るのではなく、突き進んでいく。強い気持ちを持ってやっていく、今はそのような感覚です。」
監督!
勝ち進んで行くチームだけを見続けます。
そのためにも、出来る限りスタジアムに参戦します!
頑張れアントラーズ!
1戦必勝の強い気持ちで!!
シーズン最後に笑いましょう!!!
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