2025年5月3日、鹿島アントラーズはホームのカシマスタジアムに町田ゼルビアを迎え、2025年J1第14節を戦いました。
リーグ戦3連敗の痛手は、前節までの3連勝で取り返しました。
ここからは、さらに上昇気流に乗って勝点を積み上げることが必要です!
そんなチームを応援しようと、GWのど真ん中で行われた試合には3万人を遥かに超えるサポーターが集い、アントラーズの選手達を攻守に渡って支え続けました。
結果としては悲喜こもごもな試合となりましたが・・・
4連勝を飾った2025年J1第14節(ホーム)鹿島VS町田戦の記録です。
- 2025年J1第14節(ホーム)鹿島VS町田戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
- 2025年J1第14節(ホーム)鹿島VS町田戦の試合内容と感想
- 2025年J1第14節(ホーム)鹿島VS町田戦を観戦して感じたこと
- まとめ
2025年J1第14節(ホーム)鹿島VS町田戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
鹿島 1-0 町田
前半39分 田川 亨介
スターティングと交代メンバー
GK1 早川 友基
DF2 安西 幸輝
5 関川 郁万⇒前半20分3 キム テヒョン
23 津久井 佳祐
55 植田 直通
MF6 三竿 健斗
10 柴崎 岳⇒後半15分13 知念 慶
71 荒木 遼太郎 ⇒後半15分27 松村 優太
77 チャブリッチ
FW11 田川 亨介⇒後半31分9 レオ セアラ
40 鈴木 優磨
前節から中3日で迎えた試合。
この試合の後は中2日でアウェイ福岡戦なので、どのようなメンツになるのか・・・
心配半分、ワクワク半分だったのですが、前半に衝撃の事態が発生!
それでも、レオが戦列に復帰したのは大きい。
まあ、プレー自体は精彩を欠いていましたが・・・。
2025年J1第14節(ホーム)鹿島VS町田戦の動画ハイライト
無失点で勝てたのは大きい。
ただ、一歩間違えば複数失点していてもおかしくなかったので、やはり2点目、3点目を確実に取りたいところだ。
この試合においては、優磨か知念が取りきって欲しかった。
2025年J1第14節(ホーム)鹿島VS町田戦の試合内容と感想
4月上旬に決行した大阪遠征が、思った以上に身体にダメージを与えており、ホーム町田戦は無念の欠席。
頼りになる同志たちに、選手の背中を支えるのはお願いして、自宅で観戦しました。
でも・・・
後半ラスト10分は、やっぱりスタジアムで支えたかったと反省。
前半総括:関川の想いを勝利へ繋げようと・・・
開始直後は五分五分でしたが、契機は関川の負傷でした。
昨年フルに戦い続け、今年もここまでフルに戦い続けた、若きCBの悔し涙を見て、心に火が付かない訳がありません。
それに、急遽投入されたテヒョンの気合の入った表情は、韓国人選手特有の「心の強さ」を象徴しているようで、見ている者を安心させてくれました。
鹿島の攻勢は徐々に強まり、何としても町田が狙っている後半攻勢の前に点を獲ろうと様々な形で町田ゴールに迫りますが、最後の一手が決まらず。
それでも回数を重ね続けた攻撃が、ついに歓喜の瞬間を迎えます。
- 相手の苦し紛れの前線にいる相馬へのパスを津久井がカット
- 受けた柴崎は技術を駆使してボールを保持し相手を引き付けて前線へ
- ライン際でフィードを受けた田川は競り勝ちチャッキーへ落とす
- チャッキーがドリブルでボールを運び相手を引き付けてから優磨へ
- 優磨も中へ切れ込んで相手を引き付けてから安西へ
- 優磨が作ったスペースへ安西は飛び出して中へマイナスのクロス
- 荒木とチャッキーが作ったゴール前で作ったエアポケットに田川が
- 欲しかった色んな意味で欲しかった得点をゲット!
これほどまでに多くの選手が絡み、しかも全てのプレーに意図が感じられたのは、チームの成長と言ってよいと感じました。
前半は鹿島の狙い通りの形と結果で終了。
後半総括:スタジアム全体で耐えきった
後半開始から町田は2人の選手を投入。
背丈のあるオセフンと技術のあるナサンホ。
そして相馬が左サイドでエンジンのギアを上げる。
一方の鹿島は、とにかく2点目を獲って優位に進めたいと守り一辺倒ではなく攻めの姿勢を崩さない。
チャンスは五分。
鹿島にもあったし、町田にもあった。
幸いだったのはどちらのチームも中3日であったこと。
そして、カシマスタジアムであったこと。
鹿島も苦しかったが、町田の選手も思いのほか前に出てこれない。
よって、散発な放り込みには植田の力がいかんなく発揮された。
最終盤はヒリヒリとする時間が続いたが、最後はスタジアム全体の熱気が、最後の最後で鹿島の選手の足を動かし、町田の選手のシュート精度を狂わしたように思う。
試合終了:リーグ戦4連勝!
試合終了のホイッスルと共に崩れ落ちた津久井。
テヒョンの充実感溢れつつも、ちょっと照れくさそうな笑顔。
そして、もう動けませんと苦笑いの津久井とテヒョンの力強い抱擁。
苦しい時に掴んだこの勝利は、彼らを一つ上のレベルに引き上げたように思う。
2025年J1第14節(ホーム)鹿島VS町田戦を観戦して感じたこと
スタジアムで見るのは格別だけど、配信で観戦することの最大のメリットは、選手達の個々の表情がハッキリと見えることだと思う。
関川のためにも負けられない
負傷した直後に、DAZNでは着地の瞬間の映像が流れた。
余りの衝撃的なシーンに、流石に一度しか流れなかったが、誰の目にも「ただことではない」が判る映像だった。
しばらくの間は担架にすら乗れず、ピッチ上で治療を受ける関川に、ずっと昌子が寄り添っていて、最後は担架に乗ってピッチを去る関川に声も掛けていた。
自分のことを「源君」と呼んで慕う可愛い後輩。
自分のポジションを奪ったライバルである可愛い後輩。
そんな関川の怪我に心を痛めている昌子の様子は、色んな意味で鹿島ファミリーの結束を促すことになった。
それに、ピッチから担架で運びされれる関川の悔し涙を見たら、誰もが心を一つにするに決まっていた。
何があってもこの試合だけは勝たないといけない。
その想いが、ラスト10数分の鬼の形相をした植田率いる守備陣の奮闘に現れたように思います。
今シーズンは関川のプレーを観るのは難しいかも知れない。
でも、彼が、安心して治療に専念し、ポジション奪還のためのリハビリに全力で挑めるようにするには、アントラーズはタイトルを獲るしかない!
チームの結束を感じるゴールシーン
岡山戦から始まった連勝は、単なる連勝ではない。
- 岡山戦の勝利をもたらしたターレス。
- 横浜FC戦でトドメの3点目のきっかけとなった三竿。
- 町田戦で虎の子の1点を決めて勝利を手繰り寄せた田川。
みんな苦しいシーズンを過ごしてた。
いや、昨シーズンからか・・・。
そんな彼らのサッカーとの向き合い方をチームの皆が知っているからこその、ゴール後の歓喜の輪だったと思う。
日々の練習の姿勢。
プレー機会を得た時の姿勢。
これらは間違いなく鹿島の若手にも浸透しつつあるはず。
松村、荒木、舩橋、津久井・・・
彼らが得点を決めた時、どんな輪が出来るのか?
そして、その輪が、どんな勢いをチームにもたらすのか?
楽しみだ。
関川!カシマスタジアムで待ってるよ!!
2019年に高卒新人として鹿島に加入して、少しずつ、少しずつ出場機会を手にした。
失点に直結するチョンボもした。
苦手なプレーもまだある。
でも、鹿島の選手として、先輩や同僚に愛され、後輩も可愛がり、そしてサポーターにも好かれる若きCB。
若手だけど・・・
既に鹿島でのJ1出場数は100試合を超え、150試合に近づくところまで来ていた。
そんな中で負った負傷。
一日も早くピッチに戻り、また、黙々とファイトする姿が見たい。
でも、慌てずに、しっかり治して欲しい。
そして、ピッチに舞い戻ったら、試合後にはサポーターと共に大声で歌いましょう。
ノリノリの手拍子だけではなく!
待ってるよ。
まとめ
またしてもけが人が増えてしまった。
しかも、最終盤まで激戦を繰り広げた町田戦では、連戦となっている選手を休ませることすら出来なかった。
中2日で戦うために、鬼木監督はどんなマネジメントをしているのだろう。
セレッソ戦やルヴァン山口戦の経験を元にどんな戦術を仕込んでくるのだろう。
福岡まで行く同志が大勢いるので、彼らに選手の背中を支えることを託して、私は次の福岡戦も配信視聴での応援だ。
どこにいても、心はともに・・・。
頑張れアントラーズ!
目前の試合に集中し!!
勝点3を手にしよう!!!
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