2025年5月31日、鹿島アントラーズはガンバ大阪のホームに乗り込み、2025年J1第19節を戦いました。
前節、7連勝中のアントラーズは7連敗中のマリノスのホームに乗り込み無念の敗戦を喫しました。
今節は、4試合勝ち星なしのガンバのホームに乗り込むことになりました。
タイトルを獲る為には絶対に連敗は避けないといけない。
試合前の選手や監督の言葉や表情からは「勝つ!」と言うことに対する物凄い執念を感じました。
マリノス戦の敗戦で思い知った、緩めてはいけない球際の厳しさ。
それを追及した戦いは、鹿島に再び勝点3をもたらしてくれました。
しかし、アントラーズは途轍もない代償を払うことになったかも知れません。
安西座長の無事を願うばかりです。
2025年J1第19節(アウェイ)鹿島VS G大阪戦の記録です。
- 2025年J1第19節(アウェイ)鹿島VS G大阪戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
- 2025年J1第19節(アウェイ)鹿島VS G大阪戦の試合内容と感想
- 2025年J1第19節(アウェイ)鹿島VS G大阪戦を観て感じたこと
- まとめ
2025年J1第19節(アウェイ)鹿島VS G大阪戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
鹿島 1-0 G大阪
前半9分 レオ セアラ
スターティングと交代メンバー
GK1 早川 友基
DF2 安西 幸輝⇒後半15分23 津久井 佳祐
3 キム テヒョン
25 小池 龍太
55 植田 直通
MF10 柴崎 岳⇒後半15分14 樋口 雄太
20 舩橋 佑⇒後半15分6 三竿 健斗
71 荒木 遼太郎⇒後半37分27 松村 優太
77 チャブリッチ
FW9 レオ セアラ⇒後半15分11 田川 亨介
40 鈴木 優磨
柴崎と舩橋のダブルボラで前線をコントロールして殴り勝つ!
そういう意図がスタメン選びには感じました。
結果は真逆な感じになりましたが・・・。
2025年J1第19節(アウェイ)鹿島VS G大阪戦の動画ハイライト
本当に良く勝ったな・・・
本当に良く凌いだな・・・
複数得点が必要だな・・・
ハイライトを観て、それしか頭に浮かびません。
2025年J1第19節(アウェイ)鹿島VS G大阪戦の試合内容と感想
この試合が始まる前、鹿島に関わる全ての人が頭に刻み込んでいたのは・・・
絶対に連敗してはいけない!
配信で流れる試合前の練習中の様子や、開始前の整列の際の表情は、ちょっと入れ込みすぎかな?と思うくらいに厳しい雰囲気が漂っていました。
前半総括:決定力の違いを見せつけた!
開始直後のガンバのビックチャンスを、もしも山下が決めていたら、今の鹿島は浮足立ったかも知れません。
それだけに早川の冷静な処理はチームを救いました。
一方、鹿島のレオセアラは、決して易しくない後ろからのパスを素晴らしい技術と素晴らしい体幹を発揮して得点に結び付けてくれました。
得点後も鹿島は前線から激しく戦いますが、ガンバは巧みに交わしながらゴール前に迫りました。
ただ、どちらも決定機はなかなか訪れず・・・
30分、前線で小池がボールを引っ掛け、足元に収めたレオがペナルティに侵入してシュートを放つも腰が入らず。
44分、ガンバは左サイドを抉って中に折り返すと宇佐美!
コントロールショットはゴールの僅かに右へそれて助かりました。
後半総括:鹿島の影のMVPが・・・
2024年度のフェアプレー大賞を獲ったことで、安西のリミッターは外れたように感じるほどに、2025年の安西は昨年を上回る活躍を見せていました。
チャンスに何度も前線に駆け上がり、終了間際の誰もが苦しい時間帯にもエンジンに再点火して動き回る。
2025年シーズンの折り返し地点で、鹿島が首位でいる要因の1つは間違いなく安西の存在です。
その安西が負傷で交代。
終盤で頼りになる知念も負傷中の中で、鬼木監督の采配は4人替え!
ピッチに残るメンバーには、今日はもう交代は無いと思え!と言うメッセージに感じました。
安西が退いた後、終了までアディショナルタイムを含めて40分近く、文字通り血みどろになりながらの死闘を演じて・・・
最後はポストやクロスバーも動員して決死の守りを披露しました。
そういえば、アラーノはアラーノだった。
機動力の高さは変わらず、ボールを狩りに来る選手は上手に翻弄し、ドリブルを仕掛けると華麗にではないけど何故か前進していて・・・。
そして、シュートの精度も。
あの絶好のシーンがポストに弾かれたシーンは、顔面を硬直させながら応援している鹿島サポーターの多くを和ませてくれたはず。
試合終了:首脳陣の笑顔無き勝利が意味するもの・・・
ベンチにいた選手達からは笑顔やガッツポーズが見られましたが、ピッチ上の選手達からは「疲労困憊」しか感じられず。
首脳陣に至っては「笑顔無き」ハイタッチ。
貴重な中断期間をどう活かすかが、後半戦のカギを握りそうです。
2025年J1第19節(アウェイ)鹿島VS G大阪戦を観て感じたこと
この日の試合を観戦して感じたことを4つ記しておきたい。
優磨の調子が悪い時の対応
レオとチャブリッチの連携
蓄積している疲労への対策
唯一無二である安西の存在
です。
優磨の調子が悪い時の対応
この日の優磨は本当に調子が良くなかった。
パスの受け方も、ポジショニングの取り方も、パスの出し方も、全てが「どうした優磨?」と誰もが思うような状態だった。
ここ数試合の「疲労が蓄積」しているのか、人間だれしもある「不調の日」だったのかは定かではないが、前半を観ている限りでは「今日は優磨は早目に交代か?」と思う程でした。
しかし、安西とレオのアクシデントもあり、さらには不慣れな左SBで苦闘する津久井の様子を見て心に火が付いたのか、攻撃面ではともかく守備面では、最後は足を攣りながらもガンバの前に立ちはだかり、負傷交代した盟友安西の誕生日に泥を塗らないように奮闘していました。
あの姿を見てしまうと、確かに優磨は変えられない。
でもこのままだと、シーズン終盤の肝心な時に「離脱」してしまうような気がしてなりません。
そのあたりを首脳陣はどう考えているのかは、夏の補強結果で見えてくるような気がします。
レオとチャブリッチの連携
レオセアラ、そしてチャブリッチ。
他のチームからすれば羨むような助っ人が2人いるのが、今年のアントラーズの近年との違いだと思います。
ただ・・・
仲が悪いとかではないのですが、どうにもレオとチャッキーの連携が深まらないのが心配です。
いや、チャッキーはレオへの矢印は少しずつリンクしているように思うのですが、その逆がどうにも歯がゆい感じです。レオが独善的とは思いませんが・・・。
レオとチャッキーの連携が熟成すれば、先に述べた「鈴木優磨」の「コンディション」問題の解決にも繋がると思うのだが・・・。
それと、レオ、チャッキー、優磨、そして荒木!
前線にこれだけの面子が揃っていながら、何故になかなか複数得点が出来ないのかは本当に気になるところです。
蓄積している疲労への対策
スタメンを好みで固定する監督ではないから、練習からかなり強度の高いプレーが連続しているのは、トレーニング動画を観ても判ります。
そして、今までスタメンでプレーする機会が少なかった選手達が数多く起用されていることもあり、チーム内の競争と言う点で活気が溢れてはいるのですが、やはりゲーム体力という面で疲労が蓄積しているように思えます。
その結果、小さなミスが多くなったり、コンマ何秒レベルでの反応の遅れが生じ、押し込まれる時間が増えているように思います。
ガンバ戦のあとは代表weekとなって10日間以上は間があくので、ここでしっかりと筋肉と脳みそのケアをして欲しいです。
ですが、補強もやはり必要だと思います。
長年、育てながら勝つ・・・がチームの根幹にあり、今もそれは変わらない点だと思いますが、それだけでは届かないものもあることを感じているはず。
唯一無二である安西の存在
試合から2日経ちますが、まだ、チームからの発表は何もありません。
関川のように正式に離脱が発表されるのか?
それとも濃野のようにサイレントでの離脱になるのか?
そこは判りませんが、少なくとも1週間やそこらで完全復活するようには思えませんので、濃野の状況が定かではなく、他のSBは軒並み若手しかいないとなると、補強が必要になると思います。
とはいえ、安西の代役が務まるような選手をいない。
あれほど献身的に上下動を繰り返し、決して手を抜くのではなく、状況を見据えながら動きを調整して90分に渡って走る。
そして、天真爛漫なキャラクターはチームの太陽です。
まだ、負傷の状態がどのようなモノか分らないのですが・・・
安西座長!
タイトルを掲げる姿が見たいんよ!!
そして、チャントを歌いたいんよ!!!
あ~んざい、あ~んざい、安西幸輝~
お~お~お~
安西幸輝~
神様・・・
安西に手を差し伸べてください。
まとめ
2025年シーズンの前半戦が終了した。
そうなったらいいな~
とは思っていたが、本当に鹿島が折り返しを一位で通過するとは!
今年は忍耐の時期もあると思っていただけに(公式戦4連敗はあったけど)、戦い方一つ、考え方一つで、これほど結果が変わるとはねぇ。
でも、まだ何も手にしていない。
あくまでも半分終わって首位に居るだけなのだ。
これから夏を迎えるのにけが人だらけで、選手のやり繰りに不安を感じてしまいますが、僕らサポーターはとにかく応援するしかない。
今年はシーズン終盤に連続でカシマスタジアムへ参戦するために、今年の夏は資金確保と体調のコントロールに専念するとしよう。
頑張れアントラーズ!
最後に共に笑いましょう!!
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