2025年5月25日、鹿島アントラーズは7連勝で首位を維持しながら、横浜Fマリノスのホームに乗り込み、2025年J1第18節を戦いました。
相手のマリノスはどん底状態。
7連敗中で断トツの最下位に沈んでいます。
でも、こういう相手が一番怖い。しかも、相手のホームなので、一つ何かが噛み合えば痛い目に遭う・・・。
不安は募るものの、清水戦勝利後の選手の様子や、マリノス戦前の監督インタビューなどを読む限り、油断はないだろうと思っていたのですが・・・。
結果は・・・
マリノスが息を吹き返す手助けをすることになってしまいました。
それにしてもここ数年、どうも日産スタジアムとは相性が悪い・・・。
久しぶりの敗戦で改めてチームの課題が浮き彫りになった・・・
2025年J1第18節(アウェイ)鹿島VS横浜FM戦の記録です。
- 2025年J1第18節(アウェイ)鹿島VS横浜FM戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
- 2025年J1第18節(アウェイ)鹿島VS横浜FM戦の試合内容と感想
- 2025年J1第18節(アウェイ)鹿島VS横浜FM戦を観戦して感じたこと
- まとめ
2025年J1第18節(アウェイ)鹿島VS横浜FM戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
鹿島 1-3 横浜FM
前半4分 永戸 勝也
前半13分 ヤン マテウス
前半27分 ヤン マテウス
前半36分 レオ セアラ
スターティングと交代メンバー
GK1 早川 友基
DF2 安西 幸輝
3 キム テヒョン
25 小池 龍太
55 植田 直通
MF6 三竿 健斗⇒後半0分10 柴崎 岳
20 舩橋 佑⇒後半28分14 樋口 雄太
71 荒木 遼太郎⇒後半17分27 松村 優太
77 チャブリッチ⇒後半35分28 溝口 修平
FW9 レオ セアラ⇒後半28分11 田川 亨介
40 鈴木 優磨
結果論にはなるがスタメンの選抜に失敗したということだろう。
最初から攻撃的メンバーで、一気に叩いた方が、今のマリノスなら圧倒できたように感じました。
2025年J1第18節(アウェイ)鹿島VS横浜FM戦の動画ハイライト
8試合ぶりにハイライトを観たくない結果となってしまった。
ただ、Matchdayはどんな内容になるのか気になる。
選手の表情や言葉、鬼木監督の表情や言葉、次のガンバ戦に影響すると思うから。
2025年J1第18節(アウェイ)鹿島VS横浜FM戦の試合内容と感想
前節、ずぶ濡れの中で観戦した清水戦。
予想通りと言うか・・・
家族そろって風邪を引いてしまい、マリノス戦は、自宅からバスで行けるスタジアムでアントラーズの試合があるにも関わらず、無念の自宅観戦となってしまった。
前半総括:やらせないという気迫の差かな・・・
三竿がスタメンと言うのを知った時、鬼木監督としてはマリノスの出方を確認するための手堅い布陣できたな・・・と思いました。
それだけに、前半30分までに3失点は想定外だったと思います。
永戸のシュートをアンラッキーだったとも言えるけど、寄せが半歩甘いと言えば甘いですし、2点目、3点目に関しては、潰すべき所で潰せていないのが、結果として失点に繋がってしまっている。
昨今の判定基準を考えれば、もっとタイトに、もっと激しく、ぶつかって止めるべきだったのに・・・。
一方で、連敗中のマリノスの守備は「緩かった」です。
前半だけで追いつけるくらいのチャンスはあったけど、枠外は論外として、相手GKやDFの気迫で止められてしまった印象が強かったです。
後半総括:柴崎の活きる場所が明確になっただけで・・・
後半頭から三竿を柴崎に交代。
交代してしばらくは「さすがの柴崎」というプレーやパスが多かった。
しかしその後、17分に荒木⇒松村。28分に舩橋⇒樋口。
と交代するたびに、柴崎の輝きが消えてしまったのは残念でした。
荒木やチャブリッチが動けるスタミナが残っていたときは、柴崎は舩橋と立ち位置を微妙に変えつつ前を向いてボールをさばくシーンが多く、その体勢を取るだけで、何度もマリノスのDFを後ろ向きに走らせることが出来ていたのが印象的でした。
最終的には、レオが田川に変わると、もう、鹿島が逆転できそうな匂いは漂ってこなくなりました。
樋口や田川だけが悪い訳ではないのですが・・・。
試合終了:苦虫を噛み潰した顔とかこのこと・・・
8連勝を目指したチームでしたが、自分達の拙い戦い方で、敗戦と言う憂き目に遭ってしまいました。
試合後の選手や監督の表情が、本当に、悔しそうで、残念そうで・・・。
2025年J1第18節(アウェイ)鹿島VS横浜FM戦を観戦して感じたこと
この日の試合を観戦して感じたことを4つ記しておきたい。
三竿の良さを自分で消さないで・・・
チャンスは決めないとダメだよね・・・
ようやく荒木に結果が出た!
連勝中も盤石だった訳ではない!
です。
三竿の良さを自分で消さないで・・・
この日の敗戦の責任を誰かが背負うのであれば、ボランチの一角を任された三竿になるのは確かだと思う。
では三竿の何が悪かったのか?
と言うと、個人的には三竿が自分の良さを出すよりも、監督やチームが追い求めるチームの理想に引きずられたことが原因だと思う。
バランスを取った立ち位置
相手の攻撃をポジション取りで消す
ボールを受ける姿勢
パスを出す方向
パスの精度
どれもこれも取り組んでいくべきもので、なんなら三竿は改善して向上させないといけない点が多いのかも知れない。
しかし、その理想を追い求めるあまり、三竿の一番の持ち味である「ボール奪取」と「声でチームを鼓舞(モチベを上げる)」が失われてしまっては元も子もない。
本来の三竿は、知念に負けず劣らずボールを狩る能力は秀でているはず。
それが緩んでしまっては、任せられると思った味方も虚を突かれるし、監督も計算が立たなくなってしまうと思います。
頼むよ三竿!
2017年最終戦・・・磐田戦終了直後の号泣を、今年はうれし涙に変えようよ!
チャンスは決めないとダメだよね・・・
自分達の振る舞いで、前半30分までに3失点したいのは想定外でありしんどい展開になったのは事実ですが、マリノスの全体のプレーを観る限り、鹿島が点を獲れないとは思いませんでした。
敢えて言うならば、前半で複数得点が可能なくらい、マリノスの出来も良くは無いと感じました。
実際、チャブリッチを起点にして何度か得点のチャンスがありましたし、CKからもチャンスが生まれましたが、ことごとく決め切ることが出来なかったのは痛恨でした。
もちろん、最後の最後で身体を張ったマリノスのGKとDF陣が素晴らしかったとは思いますが、前半のうちに同点に3-2には出来たし、後半最初の10分で同点弾を決めるチャンスはあった訳であり、そうなれば・・・逆転の匂いも漂ったはずです。
なので、やはり、決めるところで決めないと・・・です。
ようやく荒木に結果が出た!
ようやく・・・
本当にようやく荒木に数字が残りました。
FC東京への期限付きから戻ってから、本当に努力していると思う。
必死に自分自身のプレーを変え、向上させ、チームを勝たせようとしていると感じていたので、何とか、どんな形でも良いので結果が出れば・・・
そう願っていたら、レオがやってくれました。
ウルトラCなシュートではありましたが、荒木のパスをちゃんとゴールに繋げてくれたことは、この先の荒木のさらなる進化に繋がると思います。
あとは・・・
松村だな!
荒木と松村で崩し切って点を決めたら、私は間違いなく泣くでしょう!
連勝中も盤石だった訳ではない!
負け惜しみではなく、マリノス戦での敗戦が、新たな連勝への呼び水になり、タイトル獲得へ繋がると信じています。
なぜなら、ここまでの7連勝していましたがどの勝利も快勝ではなかった。
とくに直近2試合に関して言えば、フロンターレ戦は神懸かり的な早川のセーブがあったからだし、清水戦で言えば相手のシュート精度の低さに救われました。
それゆえ、マリノス戦の敗戦は、前半折り返しとなる大事なガンバ戦に向けて、やるべきことが明確になったと思う。
1つはシュート精度。
いっぱい打つのが目的ではなく、点を獲ることが大事。
もう1つはシュートを打たせない(打たせるならそれを見越した守り方)。
マリノス戦での永戸のシュートは、あれだけの選手が居ても間をすり抜けたのは、やはり寄せの甘さと、身体を投げ出してでも止めるという気迫が無かったからであるし、2・3点目はファウルしてでも止めるという気迫や、シュートコースをGKとCBで連動して制限することが出来なかったためだと思うのです。
課題がハッキリしているのだから、きっと、鬼木監督は対策を練るだろうし、選手たちもやってくれるはず!
まとめ
前半戦の折り返しとなる第19節まで、マリノス戦を含めて連勝し、9連勝とすることが出来れば、タイトルへ一歩前進と思っていただけに残念な結果となった。
ただ、連勝中とは言え、このまま最後まで突っ走れるような内容では無かったので、ここで立ち止まって戦い方を再構築するのは、まだ折り返しにもなっていないことを考えると良かったのかも・・・。
それでも、やっぱり勝ち試合しか見たくないと思う我儘な自分もいる笑
なにしろ、負けると一週間のスタートが憂鬱すぎるので~
次節のガンバ戦は何としても勝ってほしい。
マリノスの選手が見せたような勝利への飢えを見せて欲しい。
タイトルへ近づくためには連敗してはダメだから。
春先の3連敗時の苦しさは同一シーズン中に何度も味わいたくないですしね!
頑張れアントラーズ!
引かずに前へでよう!!
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