2025年6月21日、鹿島アントラーズは町田ゼルビアのホームへ乗り込み、2025年J1第21節を戦いました。
リーグ後半戦開幕の試合となった前節広島戦は、苦しみぬきましたが、ホームの声援を味方に付けて必死にドローに持ち込みました。
それでも、チームとしての戦い方には一定の成長が感じられたので、町田戦へ掛ける想いは選手もスタッフも、そしてサポーターも大きかった。
それゆえ、「失点に直結」する「ミス」は本当に痛い。
自分達の気持ち一つで防げたはずの「失点」なのだから。
現在のチームが抱えている課題が見えてきた・・・
2025年J1第21節(アウェイ)鹿島VS 町田戦の記録です。
- 2025年J1第21節(アウェイ)鹿島VS 町田戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
- 2025年J1第21節(アウェイ)鹿島VS 町田戦の試合内容と感想
- 2025年J1第21節(アウェイ)鹿島VS 町田戦を観て感じたこと
- まとめ
2025年J1第21節(アウェイ)鹿島VS 町田戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
鹿島 1-2 町田
前半6分 相馬 勇紀
前半34分 岡村 大八
後半40分 鈴木 優磨 (PK)
スターティングと交代メンバー
GK1 早川 友基
DF3 キム テヒョン
25 小池 龍太⇒後半34分
28 溝口 修平⇒後半0分7 小川 諒也
55 植田 直通
MF6 三竿 健斗⇒後半34分10 柴崎 岳
14 樋口 雄太⇒後半0分20 舩橋 佑
17 ターレス⇒後半0分22 濃野 公人
77 チャブリッチ⇒後半16分13 知念 慶
FW9 レオ セアラ⇒後半31分27 松村 優太
40 鈴木 優磨
広島戦、そして町田戦、スタメンと交代選手の投入の仕方を考えると、鬼木監督が鹿島の中盤をどういう形にするべきか?で悩んでいるような気がします。
個々の選手は素晴らしいモノを持っているのですが、チームとして、どうにも上手く機能しないのが歯痒いなぁ。
2025年J1第21節(アウェイ)鹿島VS 町田戦の動画ハイライト
ハイライトで見ても、1失点目に繋がった「あの」プレーが何故に起きたのか?
理解に苦しみます。
ミスと言えばミスだけど、技術的なミスと言うよりも、精神的な問題に思えてしまいます。
2025年J1第21節(アウェイ)鹿島VS 町田戦の試合内容と感想
広島戦の反省点としては・・・
自分達の拙いプレーで流れを手放さないこと
チャンスを作り、そしてちゃんと決めること
1週間の間、しっかりと作り直してきたと期待したのですがねぇ。
前半総括:鹿島が苦戦するときの雰囲気満載
そのイヤな雰囲気を説明しろと言われると、説明しようがありません。
ただ、何年も鹿島の試合を観てきた人ならば判ってくれると思います。
あの、試合開始数分で、選手達の動きを見て感じるイヤな雰囲気・・・。
何も出来ない訳ではなく、むしろキワドイところまで迫っているのですが、何かが微妙に合わない、決まらない、ジリジリと何かに追われる感じ。
1失点目の後、ズルズルと時間が過ぎていき、気付くと町田の術に嵌っていた。
だから、2失点目の油断が起きた。
町田のロングスローを警戒するあまり、ロングスローでなかった時に鹿島のチーム全体が発していました「ホッ」を。
試合が壊れなかったのは、早川を中心としたDF陣の奮闘です。
前半終了間際の町田の猛攻を耐えなれなかれば、鹿島は前半でさらに失点を重ね、とんでもない惨敗を喫したかもしれません。
後半総括:もう少しシンプルにゴールへ向かおうよ
鬼木監督の怒りのハーフタイム3人替えも、鹿島に流れは来ませんでした。
とにかくこの日の町田は気持ちが切れず、実に巧みに、鈴木優磨とレオを分断し、孤立させ、イラつかせて下がってボールを取り行かせるなど、きっと作戦が見事に的中した状態だったのでしょう。
時間だけがむなしく過ぎていきました。
「我武者羅」スイッチが入ったのは、鈴木優磨のPKで一矢報いてからでした。
最後の数分間は怒涛の攻めを見せ、サポーターも声を枯らして応援し、前節広島戦のような劇的な同点弾への期待は高りましたが、時間も力も足りず敗戦となりました。
試合終了:課題の見えた90分・・・
皮肉と言うか負け惜しみと言うか、負けはしたけど良かった点が一つあります。
それは、やりたかったことをやり、力を出し切ったのに、相手に上を行かれて負けたのではなく、自分達でリズムを失い、やってきたことを発揮できずに負けたことです。
敗戦のダメージは残るけど、超えるべきは「相手」ではなく「自分達」だと、試合後に何人もの選手の顔に現れていました。
2025年J1第21節(アウェイ)鹿島VS 町田戦を観て感じたこと
町田戦を視聴していて感じたことが2つあります。
- 鬼木監督がボランチに求めること
- 審判の基準に翻弄されている
です。
鬼木監督がボランチに求めること
鬼木監督が鹿島の監督になり、様々な事柄をチームに植え付けよう(呼び覚まそう)としていて、たいていのことは試合を観ているうちに「なるほど~」とか、解説者などが話すのを聞いて「そういうことか~」と理解し、腑に落ちるようになるのですが、ボランチの起用法だけは「本当に良く」判らないのです。
★多様なスタメンの組み合わせ
21試合の組み合わせに法則性は見いだせない
柴崎/知念 3
柴崎/樋口 6(10節終了)
柴崎/舩橋 1(19節初)
柴崎/三竿 1
樋口/舩橋 3
三竿/舩橋 4(13節から)
三竿/樋口 1
知念/舩橋 2
もちろん怪我とか体調不良もあるのですが・・・
柴崎と樋口のスタメン起用は第10節を最後になく、替わりに増えたのが三竿と舩橋の組み合わせですが、三竿がちょっと苦戦している感じは否めません。
★90分通してプレーする選手が少ないこと
もちろん、ボランチに要求されることを考えると仕方ない面もあるが・・・。
樋口 3
三竿 2
柴崎 1
知念 1
14節に三竿がフルプレーしたのを最後に、フルプレーしたボランチはいません。
ちなみに7試合のうち、柴崎がプレーしたセレッソ戦を除くと6勝しています。
★ボランチ以外での起用
樋口が3試合ほどSHでプレー、三竿がSBで1試合プレー。
色んな側面から見てみたが、鬼木さんのボランチ起用の基準は判らない。
まさか、実力豊かな面子が揃っていることで、かえって、監督を惑わしているのだとしたら皮肉でしかありませんが、鬼木監督の経験値からそんなことは無いと思いたい。
ただ、組み合わせの多様さが、結果として実戦において複数得点が生まれない要因の一つになっているような感じもします。
個人的には、シーズン終盤へ向かうにつれて、ボランチ起用に核が出来ることが鹿島がタイトルに向かって突き進む鍵になるような気がします。
審判の基準に翻弄されている
審判の判定にイチャモンを付けたいのではありません。
ただ、広島戦の谷本主審と町田戦の山本主審では、ファウルの基準が明らかに違ったように感じます。
広島戦ではかなり「流し」ような感じでしたが、町田戦ではかなり「笛」が吹かれていたように思うのです。
実際、視聴していて「え?」「止めるの?」と言う感覚を前半序盤に度々感じました。
だから負けたと言うのではありませんが、何か、選手も「虚」を突かれたような感じだったのは気のせいでしょうか?
まとめ
前半戦は広島戦での敗戦を起点に3連敗を喫しました。
後半戦も広島戦を起点に調子を崩して連敗するのでしょうか?
それとも、前半戦と同じく「岡山戦」で復調するのでしょうか?
次節のホーム岡山戦は、リーグタイトルの行方を占う重要な試合になりそうです。
鹿島がこれ以上の下位の追撃は許さず勝点3を積み上げるのか?
あって欲しくないがリーグが混沌とするのか・・・。
僕等に出来るのは、何処にいても、チームを応援するだけです。
頑張れアントラーズ!
最後に共に笑うため!!
↓オススメの鹿島アントラーズブログランキングはこちらへ!