2025年7月16日、鹿島アントラーズはV・ファーレン長崎のホームに乗り込み、2025年天皇杯3回戦を戦いました。
直近のリーグ戦は3連敗。
その上、レギュラーCBが日本と韓国の両代表に選出され、せっかくの中断期間なのに攻守の立て直しもママならない状態で・・・。
そんな状態で戦う相手が長崎というのは、何とも不気味でしたが、チャンスを手にした選手達が奮闘してくれました。
試合自体は反省点が多発する内容ではありましたが・・・
カップ戦はとりあえず勝つことが全てです。
勝たなきゃ、どんなにいいサッカーしても、次はないのですから。
ベスト16へ駒を進めた2025年天皇杯3回戦(アウェイ)鹿島VS 長崎戦の記録です。
- 2025年天皇杯3回戦(アウェイ)鹿島VS 長崎戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
- 2025年天皇杯3回戦(アウェイ)鹿島VS 長崎戦の試合内容と感想
- 2025年天皇杯3回戦(アウェイ)鹿島VS 長崎戦を観て感じたこと
- まとめ
2025年天皇杯3回戦(アウェイ)鹿島VS 長崎戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
鹿島 2-1 長崎
前半9分 チャヴリッチ
後半8分 小川 諒也
後半13分 山崎 凌吾
スターティングと交代メンバー
GK29 梶川 裕嗣⇒後半30分21 山田 大樹
DF4 千田 海人
7 小川 諒也
22 濃野 公人
23 津久井 佳祐
MF10 柴崎 岳⇒後半23分6 三竿 健斗
13 知念 慶⇒後半23分20 舩橋 佑
14 樋口 雄太
71 荒木 遼太郎⇒後半19分27 松村 優太
FW9 レオ セアラ
77 チャブリッチ⇒後半19分40 鈴木 優磨
緊急補強のCB千田がベールを脱ぐ日が来た。
正直、植田や関川、テヒョンと組ませてあげたいところでしたが・・・。
それにしてもテヒョンがベンチに入ってるのは驚いた。
前日の日韓戦でプレーこそしてないがベンチ入りしていたのに。
それだけ鹿島の守備陣は火の車と言うことだな。
まあ、余ほどのことが無ければプレーはさせない予定だったと思うが。
2025年天皇杯3回戦(アウェイ)鹿島VS 長崎戦の動画ハイライト
チャブリッチの技術が光った試合でした。
得点も、荒木へのラストパスも小川へのアシストも。
【ザ・チャッキー】な試合でした。
2025年天皇杯3回戦(アウェイ)鹿島VS 長崎戦の試合内容と感想
最終ラインの面子を観れば誰もが判るように、この日の鹿島は複数得点を取れるかどうか?
その点だけが勝敗を分けるカギでした。
前半総括:やはり足元の技術はピカ一だ
長崎が即席最終ラインを振り回すようなプレーを選択せず、常識(想定内)のプレーで攻めてくれたのは鹿島にとっては幸運だったはず。
また、右サイドが樋口と濃野で守備に少々不安を抱える中で、右ボランチに知念が居るのは大きかった。
その右サイドから崩した結果、幸先良くチャッキーの先制点に繋がった。
映像では何気ないボレーに見えるけど・・・
あれは相当に高い技術だと素人目にも判る。
さらに、荒木へのピンポイントクロスも絶妙だった。
途中からふわっと浮く感じでゴール前の敵味方を飛び越えた。
本当に凄いと思う。
荒木も押さえた良いボレーを打ったがGK正面だったのが残念。
その後は、鹿島が守備陣からの組み立てでミスを連発し、流れが長崎に傾いてしまったが、なんとかリードしたままハーフタイムを迎えることが出来た。
後半総括:小川がそこで点を取れるなら上々です
とにかく追加点!
前掛かりになって裏を突かれるのは怖かったけど・・・。
鹿島は勇気を持って前に出た結果が2点目に繋がったと思う。
そして、後ろからスペースを見つけて走り込み、得意ではない右足できっちりと決めた小川も見事でした。
まだまだフィジカル面では向上の余地ありそうですが、その動きと得点をしてくれるなら、鹿島の攻撃は活性化するように思う。
その後、CBの弱さが出て失点し、GKも負傷交代するなど、あやういシーンも作られましたが、最後まで身体を張って守り・・・。
ようやく連敗から脱出しました。
試合終了:2点目の重さを身をもって知る・・・
1-0で勝つサッカーを志向しているのではないし、そもそも面子的に獲れなきゃダメでしょう?なので、ここ数試合は本当にもどかしかった。
2点目の重さを身をもって知ることになった長崎戦でした。
2025年天皇杯3回戦(アウェイ)鹿島VS 長崎戦を観て感じたこと
長崎戦を観戦していて感じたことを2つ記しておきます。
- 津久井はCBで成長させるのか?
- レオとチャッキーの連携は?
- 荒木と松村の雰囲気は悪くない
です。
津久井はCBで成長させるのか?
入団以来、津久井のフィジカルでは肉体的な強さが必要なCBは「厳しい局面」もあるだろうと感じていたので、結果は悔しい敗戦となったリーグセレッソ戦ですが、あの試合で津久井の生プレーを観て、彼の良さはSBで活かせると感じていました。
実際、CBではこの日のように彼の「弱点」が「失点」に「直結」するからこそ、サイドで活路を見出すのもありではないかと思っていました。
長崎戦でのCBでの出場はスクランブル的な意味合いもあるのでしょう。
しかし、失点シーンに関してはあれだけ見え見えの状態のクロスと飛び込みに対して、CBが当たり負けしてしまう姿を見ると、難しさを感じます。
仮にCBで期待するなら鍛え方が違うような気がしてなりません。
チームはどうするのだろうか?
レオとチャッキーの連携は?
連携が深まればどれだけ得点を量産してくれるだろう・・・。
そう期待し続けてもはや夏!
リーグも折り返しを過ぎたが、いまだに2人の連携で生まれた得点はありません。
その点は首脳陣も気にしているからこそ、レオとチャッキーを組ませてプレーする機会を増やしているだろう。
どちらも技術もあるし、センスもあるのだけどなぁ。
荒木のシュートに繋がったようなパスを、チャッキーからレオに出せないものか?
そう思いながら観戦してたので、レオからチャッキー、そして小川への流れは「光明」を感じるシーンでした。
彼らが相乗効果で爆発してくれれば、1試合3・4点を獲れる攻撃陣になれるはず。
荒木と松村の雰囲気は悪くない
帰って来た荒木の動きは悪くなかった。
ここ数試合はベンチ入りもしない状態だったので、以前痛めたヘルニアが悪化したのだろうかと気になっていましたが、その影響は感じさせませんでした。
そして、表情も悪くなかった。
やってやろう!
戦う表情が見えたのは良かった。
松村とはこの日も同時出場はなりませんでした。
ですがが、変わって入った松村もよかった。
優磨との本音でのぶつかり合いを経て、川崎戦、そしてこの日の長﨑戦と、攻めの気持ちとプレーが前面に出ていました。
次の柏戦では荒木と松村が「キーマン」になりそうな気もします。
まとめ
首位柏との大一番を前にして、連敗の悪い流れを断ち切れたのは良かった。
そして呪縛のようになっていた追加点が取れない現象から脱出したのも良かった。
なにより柏と違い「実戦」を経験できたのは良かった。
7月5日のリーグ戦から2週間休んで試合に入るのと、中3日にはなりますが「練習」ではなく「実戦」を踏まえて試合に臨めるのは、動きの質は違うはず。
柏戦はメルカリスタジアムに行く。
カシマスタジアムで応援する。
鹿島が優勝するために、サポーターが出来ることをする。
頑張れアントラーズ!
勝負はここからだ!!
絶対に優勝しよう!!!
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