2024年6月13日、鹿島アントラーズはカシマスタジアムに奈良クラブを迎え、2024年天皇杯2回戦を戦いました。
シーズンが始まって3か月が過ぎ、最近ではチームとしての戦い方が浸透した結果、スタメンでプレーしている限りは「簡単には負けない雰囲気」が漂い始めた鹿島ですが、どうしても選手層の薄さがこれから訪れる夏を乗り切れるか不安にさせるので、天皇杯の序盤戦はとても大切だと思っていました。
だから、どこまでメンバーを変えてくるのかと期待と不安でドキドキしながら観戦しましたが、結果は、スタメン組も惜しみなく投入した鹿島が、点差は僅かでしたが「内容では圧倒」して勝利を収めました。
2024年天皇杯2回戦(ホーム)鹿島VS奈良戦の記録を残しておきます。
- 2024年天皇杯2回戦(ホーム)鹿島VS奈良戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
- 2024年天皇杯2回戦(ホーム)鹿島VS奈良戦の試合内容と感想
- 2024年天皇杯2回戦(ホーム)鹿島VS奈良戦を視聴して感じたこと
- アントラーズの次の試合はリーグ第18節・新潟戦!
- まとめ
2024年天皇杯2回戦(ホーム)鹿島VS奈良戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
鹿島 2-1 奈良
前半21分 チャヴリッチ
前半41分 吉村 弦
後半8分 鈴木 優磨
スターティングと交代メンバー
GK31 山田 大樹
DF5 関川 郁万
16 須貝 英大
25 佐野 海舟
32 濃野 公人
MF10 柴崎 岳⇒後半37分30 名古 新太郎
13 知念 慶⇒前半41分55 植田 直通
14 樋口 雄太
77 ギリェルメ パレジ⇒後半41分34 舩橋 佑
15 藤井 智也⇒後半0分40 鈴木 優磨
FW7 チャブリッチ⇒後半37分41 徳田 誉
安西、師岡、仲間、名古(少し出場したが)をしっかりと休ませることが出来たのは良かったと思います。
普段、リーグ戦で出場チャンスがなかなか無い選手にとっては、たとえ僅かな時間だったとしても、貴重な時間になったはず。
2024年天皇杯2回戦(ホーム)鹿島VS奈良戦の動画ハイライト
何度観ても先制点を生み出した岳の視野の広さとパスの精度には驚かされる。
樋口が触ったからこそ、より良い形でチャッキーに渡ったが、それを差し引いても凄いとしか言いようがない。
それと、徳田のシュートは何度観ても溜息しか出ない。
あれは決めないとな、厳しい言い方ですが・・・。
2024年天皇杯2回戦(ホーム)鹿島VS奈良戦の試合内容と感想
仕事が終わらないので途中で抜け出して、近くのスポーツバーに観に行きました。
お店はアントラーズのユニを着たサポがかなり居て、自分はスーツに革靴でしたが、心地良い時間を過ごせました。
前半総括:驚きと不安と溜息と。。。
チャッキーの技術、柴崎岳の技術、J1屈指のレベルなので奈良にはなかなか厳しいモノだったと思います。
だからこそ、前半にもう少し点を獲って楽に試合を進めたかったはず。
知念が怪我した?大丈夫か?
観戦していた店の中で鹿島のサポがざわつく中で失点。
山田には多少不運な面もあったが、あの弾道に触れないと山田の最大の持ち味である身体のデカさと手足の長さが・・・。
後半総括:この先何度も観られるだろうラインと若鹿のデビュー
後半頭から藤井に替えて優磨を投入。
明らかに鹿島の攻撃にスイッチが入ると、岳から優磨へ「美しいクロス」が供給され、優磨が頭で流し込んで鹿島が2点目。
その後、これまた突き放すチャンスはあれど、どうにも決めきれない。
そして・・・
ついに鹿島の大切な大切な宝・徳田が公式戦デビュー。
その僅か数分後、優磨の絶妙なパスに合わせて巧みに相手DFの裏へ抜け出します。
もらった・・・
そう思ったがシュートは相手GKに阻まれてしまいます。
きっと、コッテリと優磨など先輩たちに絞られることでしょうね。
試合終了:試合終了
点差は僅差だけど、それを感じさせない貫録勝ちでした。
2024年天皇杯2回戦(ホーム)鹿島VS奈良戦を視聴して感じたこと
この試合はとにかく、どれだけリーグ戦で疲労が溜まっている主力を休ませることが出来るのか?
が焦点でした。
よって、安西や師岡、仲間、名古を休ませることが出来たのは良かったが、知念が負傷したのは本当に残念でなりません。
どうか・・・
軽傷であって欲しい。
第19節のアウェイ浦和戦では知念の力が絶対に必要だから!
柴崎岳のプレー
ボールがない時の首振り、プレーエリアの確保、ボールを受ける時の姿勢、パスの精度、どれをとってもやはり別格。
彼と共にプレー出来る幸せを、知念、樋口、佐野、舩橋は感じて欲しいです。
それと、守備も実は上手い事を再認識。
イメージでそれほど上手くないと思って居た人が多いようですが、スペインで過ごした年月は無駄にはなっていない。
元来の危険なエリアを察知する嗅覚に加え、フィジカルコンタクトも厭わない強さも身に付けていました。
本当に、お金を払ってプレーを観る価値のある選手だと思います。
藤井とパレジ
画面越しに見ただけなので判断は難しいが、藤井は前半で替えられたけど、悪いからと言うよりも、勝利を確実に得るために変えた感じでした。
パレジはやっぱり謎だなぁ。
テレビでは殆ど良さを感じられない。
オフザボールの動きをスタジアムで見たいなぁ。
いずれにせよ、この2人に松村を加えた3人が力を発揮してくれないと、夏場を乗り切るのはなかなか大変なので、奮起して欲しいです。
山田の今後
久しぶりに山田のプレーをじっくりと見ましたが、今のママでは早川を越えていくのは難しそうです。
山田の武器は身体のデカさと手足の長さであって、しかもそれは正GKは持ちたくても持てない天性のモノであり、だからこそその利点を最大限に活かして相手に圧力を掛けなくてはいけないと思うのですが・・・
人の良さが、エゴを抑えているのかなぁ。
3回戦の相手は藤枝です。
もう一度チャンスを手にするためにも、日々の練習に取り組んでください。
期待しているので!
徳田!決めて欲しかったけど・・・
日本では17歳でJの公式戦に出場するだけで話題になりますが、世界的には別に珍しいモノではありません。
だからこそ、ただ出場するだけではなく「結果」を手にして欲しかったし、優磨が最高のお膳立てをしてくれたので活かして欲しかったです。
たぶん、本人もあの日の夜は寝れなかっただろうなぁ。
まあ、点は獲れませんでしたが、僅か10分弱のプレー時間でも、間違いなくJ1で出来るだろうと感じさせるプレーでした。
しかし・・・一晩経って、思うのは、獲れなくて良かったかも?
でした。
あまりに鮮烈なデビューを披露して、早々に海外に羽ばたかれては困るしなぁ。
と思ってしまうのは、最近タイトルを見ていない弊害かもしれません。
史上初めての鹿ダービー
鹿島神宮の鹿と奈良の鹿、どちらの街にとても鹿が象徴的な動物のため、鹿ダービーとしてクローズアップされていました。
ところがこの鹿にまつわることで、私どうしても言いたい事があります!
鹿島神宮の鹿がルーツです!
どうも世間では間違った認識があるようで・・・
鹿島神宮の鹿を見て
奈良みたいに鹿が居るんだね~
でも、多くは居ないね~
などと、鹿島の鹿が奈良の鹿の2番煎じみたいに言われる人がいるのですが・・・
違うんです!
ちゃんと奈良市観光協会の記事にも書いてあります。
広大な敷地を持つ奈良公園の一部は春日大社の境内でもあります。 その春日大社の祭神、武甕槌命(タケミカヅチノミコト)は鹿島神宮(茨城県)から神鹿に乗ってってやってきたと伝わるため
だから何だと言われそうだけど、鹿島神宮の鹿さん達が、奈良の鹿のルーツだということは、マスコミとかでもっと声を大にして言って欲しいところです。
都並って、あの都並の!!
私が無知すぎるのかも知れませんが、奈良のメンバーの都並があの都並の息子だと知って驚きました。
父と同じ左SBで懸命にプロとして生き抜いているなんて・・・
きっと、この試合をどこかで都並は見て泣いてるんだろうなぁ。
私にとっての都並は、緑の嫌な軍団の厄介な選手でもあり、1993年に怪我さえしていなければ日本を一足早くW杯に連れて行ってくれただろう優秀な選手でもあり・・・
そんな思い入れがある選手なので、思わず色んなことを思い出してしまいました。
アントラーズの次の試合はリーグ第18節・新潟戦!
知念の負傷が本当に心配でなりません。
とにかく重症でないことを祈りつつ、無理せずにしっかりとケアして、フルパワーで戻って来て欲しいと思います。
次節は新潟戦ですが、相手の新潟は本当に良く判らんチームです。
首位の町田に3-1で快勝しておきながら、次の天皇杯ではJ3の北九州に4-4と苦しみながらPKで勝ち上がり。
一体全体、強いのか、弱いのか・・・。
まあ、鹿島としては今年続けてきたサッカーを中断明けも継続し、全員で攻めて全員で守り、まずはしっかりと先制点を手にすれば、主導権は握れると思います。
まとめ
今年の鹿島の最大の敵は、やはり選手層だと再認識する試合でした。
悪い訳ではないが、天皇杯2回戦でのスタメンだと、攻守に脆さを感じさせる時もあったので、控えの選手には奮起して欲しいと思う一方で、フロントには厳しい目線で判断して補強を思考して欲しいと思いました。
新潟戦
カシマスタジアムに行きたい!
スタジアムで選手を支えたい!!
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