2024年9月21日、鹿島アントラーズはホームであるカシマスタジアムに柏レイソルを迎え、2024年J1第31節を戦いました。
前節の広島戦、鹿島は幸先良く先制するも前半のうちにアッサリと逆転されましたが、しぶとく追いつき首の皮一枚で優勝争いに踏みとどまりました。
その執念のドローを活かすためには、ホームで、順位が下のチームには絶対に勝たないといけない状況でしたが・・・。
今シーズンで最も「チグハグ」さが漂う試合展開となりました。
毎年、シーズン終盤になるとこのような閉塞感が漂う試合を演じてしまうのですが、これが、長年、タイトルから遠ざかっているチームの一番の問題なのでしょうか?
今シーズンの優勝争い云々の前に、鹿島がやらないといけないことが見えた試合だったように思えてなりません。
スコアレスドローに終わった2024年J1第31節(ホーム)鹿島VS 柏戦の記録を残しておきます。
- 2024年J1第31節(ホーム)鹿島VS 柏戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
- 2024年J1第31節(ホーム)鹿島VS 柏戦の試合内容と感想
- 2024年J1第31節(ホーム)鹿島VS 柏戦を観戦して感じたこと
- アントラーズの次の試合は天皇杯準々決勝・神戸戦!
- まとめ
2024年J1第31節(ホーム)鹿島VS 柏戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
鹿島 0-0 柏
スターティングと交代メンバー
GK1 早川 友基
DF2 安西 幸輝
5 関川 郁万
32 濃野 公人
55 植田 直通
MF6 三竿 健斗
13 知念 慶
14 樋口 雄太 ⇒後半18分ターレス
33 仲間 隼斗 ⇒後半0分36 師岡 柊生
30 名古 新太郎 ⇒後半32分41 徳田 誉
FW40 鈴木 優磨
ホームで勝てていないのだから、選手や布陣を変えるのは当然だと思います。
ただ・・・
スコアレスドローで、かつ得点の匂いが殆どしない状況で、交代のカード、しかも攻撃にアクセントが付けられる選手をベンチに残したのは謎でしかない。
2024年J1第31節(ホーム)鹿島VS 柏戦の動画ハイライト
後半42分の優磨の選択に賛否両論あるようですが・・・
個人的には優磨はFWなんだから打って良いと思う。
そして・・・
フリーだったろ!
と要求する徳田もFWなんだからそれで良いと思う。
2024年J1第31節(ホーム)鹿島VS 柏戦の試合内容と感想
柴崎をスタメンから外したので、途中交代で藤井や徳田と投入されると攻撃のリズムが変わるだろうと心の底からワクワクしていたのだが・・・。
まさかなぁ・・・。
前半総括:やっぱり、リズムを変えられる選手は必要だわ
広島戦での柴崎は確かに低調でした。
評価は軒並み悪かったので、三竿と知念のボランチになるのは理解出来た。
しかし・・・
2人ともタメを作るのが得意な選手では無いので、結果として攻撃がとても単調になってしまい、まるでピンボールを観ているような45分でした。
樋口が1人奮闘していましたが、何をするにも前線に人が居なさすぎでした。
後半総括:我武者羅に点を取りに行かないのか?
後半頭から仲間を師岡に変えたところまでは良かったと思いました。
しかし、この日、唯一と言って良い程に攻撃で違いを作っていた樋口を早目に交代させてしまったのは解せなかった。
さらに・・・
終盤になって明らかに優磨や名古の動きにキレが無くなったのに、なかなか交代をせず(優磨は最後までステイ)、ベンチに藤井と柴崎と言う「攻撃の札」を残している監督に、何度も画面越しに声を掛けたのですが・・・。
試合終了:無敗記録を継続ではダメなのに・・・
前節の広島戦は、選手や監督から、追いつけ、勝ち越せ、の気持ちが伝わってきましたが、この日は「もやっ」とした感じしか見えなかった。
どうやって勝つのか、今更ながら暗中模索ですかねぇ。
2024年J1第31節(ホーム)鹿島VS 柏戦を観戦して感じたこと
試合が終わって3日経つ。
日が経つにつれて、柏戦でのベンチの采配に疑問が高まってしまう。
応援するチームの文句ばかりは言いたくないのだがなぁ。
優磨を選択するなら活かしてください
前節の試合後に記事ではこんなことを書いた。
柴崎を活かすのか、優磨を活かすのか?
ジーコと共に~2024年J1第30節(引分)鹿島VS 広島戦!誉の初ゴールに狂喜乱舞出来ない切なさ!!~ - lands_end’s blog
とはいえ、ポポ監督は一貫して優磨を信頼して起用し続けているので、おそらく優磨をチョイスするだろうとは思っていましたが、まさかこれほどまでに固執するとは思いませんでした。
結果が出ているのなら良いのですが、今の優磨が調子を落としているのは誰の目から見ても明らかな訳であるのに、それでも優磨を起用し続けるなら、彼のストロングを最大限に活かす指示(ペナルティに貼りつかせる)をだすのかと思いきや、プレーに自由を与えることも「継続」だったのは驚きでした。
本人、かなり苦しそうに見えるのだがなぁ。
シーズン終盤で形が見えなくなるとはなぁ・・・
試合を観ながら、たぶん多くのサポーターが呟いたことでしょう。
- それで、何を、どうしたいの?
- 変化をつけようよ、目線を変えようよ!
柏戦での前半は本当にやりたい事が判りませんでした。
守備で奪ったボールを縦に出すには精度が悪いし、サイドに上手く展開してもゴール前が閑散としているし、個としては闘ってるけど、チームの狙いがまったく見えなかったと思います。
それとリズムがあまりに単調。
大袈裟でなく、メトロノームでリズムを取ってるくらいに、ボールを奪ったらすぐに前線へ出す。キープ出来ずに奪われて攻撃される。また奪い返して前線に出す。キープ出来ずに(以下省力)・・・。
柴崎が・・・とは言わないが、タメを造れる選手が必要だったはず。
それでも優磨に拘るなら、いっそ、左のサイドに固定させて、1トップに最初から徳田を入れた方が、まだ怖い攻撃になったように思う。
チームが同じ方向を向くには・・・
ここ数年、シーズン終盤になると失速することを繰り返しているのだが、これは、監督がコロコロ変わることも影響しているだろうが、何よりも問題なのは、チームとしての自信や成功体験が少ないことが影響しているように思います。
また、選手全員が共通の意識を抱きチームとして同じ方向を向いて戦えないのは、やはりシンプルに「勝ちに拘る」ことが出来ていないのだと思います。
サッカーではなく野球での話になってしまうが、4年ぶりにペナントを奪還したソフトバンクの監督が話したことが記事になっていました。
理想のチーム作りに王イズムを反映。
「仲が良いから結束するんじゃない。勝つから結束する」
【ソフトバンク】就任1年目舞った!小久保監督“王イズム”勝つから結束する、不振も4番外さず - プロ野球 : 日刊スポーツ
我らがアントラーズの神様も同じようなことを言っていたはずだし、鹿島の財産は「ソレ」だったはず。
だから、柏戦を観ていて、ちょっと怖くなりました。
ここ数年における鹿島の一番の問題は、戦術とか戦略とか、選手の質とか、強化部の手腕とかではなく、継承すべき「ジーコ・スピリット(勝者のメンタリティ)」がきちんと継承されていないことではないか?と。
何度でも言う、どんな試合でも、勝ちに拘って欲しい!
それが鹿島だし、そんな鹿島だから応援し続けてきたのだから!!
アントラーズの次の試合は天皇杯準々決勝・神戸戦!
昨年王者の神戸との試合である。
今シーズンの神戸は、昨年ほどの強さは感じないが、タイトルを獲ったことで自信があるのだろう、ここぞの試合では最後の最後まで勝利を諦めていない。
だから、第31節も難敵の新潟に後半途中までリードされていても同点に追いつき、そしてアディショナルに逆転弾を決める底力がある。
そんな神戸相手に、柏戦のような入りをしたら酷いことになるだろう。
あの手この手を駆使して勝利を掴み取る執念が必要だと思いますが、それは、単に「死ぬ気で頑張れ」と言うことではなく、勝つために中心選手に犠牲を強いたり、または不甲斐ない中心選手を若手が叱咤して発奮させるということが大切だと思うのです。
勝つことに拘った選手選考、布陣、プレーを最後までチーム一丸となって続けられれば、その先に必ず結果は出ると信じられるか?が鍵だろうなぁ。
とにかく、次の天皇杯の結果次第では、残りのリーグ戦にも影響を与えてしまい、気付けば「中位」でシーズンを終える可能性もあると思うので心配は尽きません。
まとめ
タイトルを手にして欲しい。
リーグでもカップ戦でも良いから。
結果を手にして、自信を掴んで欲しい。
これからトップチーム上がってくる若手のためにも!
どんな時も応援し続けるから
頑張れ鹿島アントラーズ!!
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