2022年12月8日、アントラーズから哀しい知らせが発表されました。
MFの和泉 竜司選手が名古屋グランパスへ完全移籍。
前触れは一切なく発表されたこの移籍発表に、アントラーズサポーターは声を失い、続いて発表された昌子の復帰に感情の行き場を失った。
なんて言う合わせ技をサポーターに喰らわすのか・・・。
毎年恒例の「オフの衝撃」だけど・・・痛いなぁ。
鹿島アントラーズ在籍3年
2019年オフ、名古屋グランパスが「タイトルを獲りたい」と言ってアントラーズに移籍してくれたのに・・・。
アントラーズは度重なる監督交代でタイトル獲得はならず、逆にグランパスが2021年にルヴァンカップを制すると言う皮肉・・・。
それでも和泉は腐ることなく、いつもアントラーズのために、求められた場所で、求めらるプレーをし続けてくれたことは、彼のサッカーに対する真摯な姿勢を現すものだと感じていました。
和泉のアントラーズでの戦績
- 2020 リーグ27試合3得点、ルヴァン2試合
- 2021 リーグ23試合1得点、ルヴァン3試合1得点、天皇杯3試合
- 2022 リーグ30試合1得点、ルヴァン7試合、天皇杯3試合1得点
出場試合数で言えば、ほぼレギュラー並みの出場時間を確保している。
ただ、プレーしたポジションは、GK以外(CBは無理だと言っていた直後にやる羽目になった)の全てである。
2022年に関して言えば、MF陣の中では上から4番目の出場時間を得ていました。
レネ時代には「輝きまくった」プレーが、岩政時代になると過去の2年かそれ以下の「輝き」しか放たなくなったのは意外でした。
外から見る分にはサッカーって奥が深いなぁ~面白いなぁ~と感じた点だが、本人としては耐え難いものがあったのだろう。
そんな和泉の感情を、なんとなく感じていたからなのか、先日書いた今シーズン在籍した選手のまとめの和泉の項において、私は「来シーズンの去就が未定」なんて書いたのかもしれません
ジーコと共に~2022年アントラーズの選手について【MF編】!~ - lands_end’s blog
改めて振り返って、そんなことを書いている自分にビックリしましたけど。
和泉のアントラーズでの思い出
鹿島から移籍していく選手の記事を書くときは、いつもその選手の一番の思い出を記憶の中から掘り出して記すのですが・・・
和泉の一番の記憶は難しい。
無いと言っても良いかも知れない。
なぜなら、3年の在籍時にほぼレギュラーとして出場していたので、思い出が多すぎるからだ。
それでも何か無いかと使えない脳みそを振ってるうちに、ある事に気付きました。
それは、和泉の一番の思い出は「どこでもプレーできる類まれなるサッカーセンスの塊」であることに!
左の2列目でスタートして最後は右SBだったり、FWで起用されてボランチに回ったり、ベンチスタートから左SBに投入されたり・・・。
どこで起用されても、一定の水準以上のプレーをして、チームを助けてくれました。
チームにとっては、大切な「便利屋」として得難い存在であり、チームに居て欲しい存在だったと思います。
でも・・・
シーズン中に和泉が出演したリクシルスポーツでの何気ないコメントを思い返すと、和泉としては「スペシャルワン」に成りたかったし、「タイトルを獲る」ことで「そこに行きつける」と思っていたのだと感じました。
だから・・・
サッカー人生のゴールが見える年齢となった今、古巣が「スペシャルワン」として存在して欲しいと声を掛けた時点で、移籍は必然だったのかなぁ・・・。
そう感じています。
まとめ
結局、アントラーズにおいて和泉が最も輝くポジションや起用法は、最後まで判らないままでした。
レネ時代に輝きを放ったけど、あまりに短すぎて、それがベストな場所だったのかは何とも言えません。
それにしても・・・
あれだけのサッカー才能の塊みたいな男を、来季は敵に回すとなると、厄介だなぁ。
そう思うことが、和泉への最大の賛辞になることを願います。
どこにいても
ONE FAMILY!
カシマスタジアムで会いましょう!!
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