2021年10月23日、鹿島アントラーズはFC東京のホームへ乗り込み、2021年J1リーグ第33節を戦いました。
中段前のFC東京戦では、最下位相手にホームでまさかの完敗でした。
個々の選手の熱量や、チームとしての勢いも、完全に横浜FCに上回られての敗戦に、遠方から足を運んだ久々の観戦は、帰りがとても辛いものになりました。
この日のFC東京戦を含めて残り6試合で目指すは6連勝!
1つでも上の順位へ辿り着くための戦いだと思いながら観戦しました。
2021年J1第33節(アウェイ)鹿島VS FC東京戦の結果をまとめておきます。
- 2021年J1第33節(アウェイ)鹿島VS FC東京戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
- 2021年J1第33節(アウェイ)鹿島VS FC東京戦の試合内容と感想
- 2021年J1第33節終了時点の順位表
- 今後の鹿島について
- まとめ
2021年J1第33節(アウェイ)鹿島VS FC東京戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
鹿島 2-1 FC東京
前半46分 アルトゥール カイキ
後半20分 上田 綺世
後半30分 渡邊 凌磨
前半終了間際のカイキの得点が全てだった。
あのタイミングで得点出来ず後半に突入すると、流れがFC東京へいってしまったかも知れません。
スターティングと交代メンバー
GK31沖 悠哉
DF2安西 幸輝
28町田 浩樹
32常本 佳吾
33関川 郁万
MF7ファン アラーノ⇒後半38分 7ファン アラーノ
17アルトゥール カイキ⇒後半31分 11和泉 竜司
20三竿 健斗⇒後半0分 4レオ シルバ
21ディエゴ ピトゥカ
FW8土居 聖真⇒後半31分 13荒木 遼太郎
18上田 綺世
三竿が前半序盤の接触で目を負傷して後半頭から交代したが、後日、精密検査の結果は問題無しとのことでホッとしました。
カイキが左SHで先発して、彼の良さは得点という結果で出ましたが、彼の悪さも失点の時の棒立ちに現れていました。
監督とするとなかなか使い辛い選手だろうが、上手く嵌れば、どえらい点取り屋になるかも・・・。
2021年J1第33節(アウェイ)鹿島VS FC東京戦の動画ハイライト
前半18分の攻防は見応えがありました。
沖のビッグセーブで失点を防ぐと、その跳ね返りを収めた鹿島がカウンターを発動!アラーノ、ピトゥカ、上田、最後はゴール前の土居にビックチャンスが舞い込みますが、シュートはGKの正面に飛んでしまいました。
それにしても、失点シーンはどうしたものか・・・
棒立ちの選手が何人もいる。
2021年J1第33節(アウェイ)鹿島VS FC東京戦の試合内容と感想
3週間前の横浜FC戦の敗戦を受けて、チームとして試合の時にどれだけ熱量を出せるようになるのかを楽しみにしていたのですが・・・
前半総括:サッカーの神様はどちらに肩入れするか決めきれず
開始早々、いきなり気を付けてくれと思っていた高萩にあわやのシュートを打たれますが、僅かにゴールの左へ逸れていきました。
その直後、今度は鹿島がCKのチャンスを得ますが、相手のハンドとキックはどちらも「ファウル」という判定にはならず。
18分の見事な攻防の後は、少しずつどちらも決定機を作れなくなっていき・・・
このまま前半終了かと思われた時間帯に・・・
ピトゥカのFKをカイキがヘッドで合わせ先制点を奪いました。
本当に、この先制点がなかったら、どうなったことか・・・。
後半総括:上田はゴールするが荒木は不発
前半の負傷で三竿が退いてレオが投入されました。
鹿島がサイドで起点を作り攻め続けることで、少しずつ流れは鹿島に向いてきたが、肝心なシュートが決まらずに嫌な記憶が蘇り始める。
後半20分、土居の見事なボール奪取とポジショニング、タイミングを見極めた折り返し、そして上田が冷静にシュートを打ち直したことで、ようやく追加点!
飲水タイム後に鹿島の選手のペースが落ちてきて危ないな~と思っていたら、見事なボレーで失点。
ブラジル選手達の緩い守備が気になった。
失点後に鹿島も選手を変え、流れを戻そうとしますが、荒木がチャンスを活かしきれないと流れは勢いよくFC東京サイドへ。
怒涛の攻撃を受けますが、何とか守り切ることに成功しました。
試合終了:勝ったことは良いが、再現性はどうだろうか・・・
残り6戦、どんな内容でも良いから勝つことが重要です。
ただ、この日の試合内容は、今後に活かせるものだったのかは疑問でした。
土居!この日のようなプレーを続けて欲しい!!
ユース出身であり、才能豊かであり、容姿も端麗であり、穏やかな人柄である土居選手は、鹿島のサポーターで知らぬ人は居ない、鹿島の中心選手の1人である。
同期の昌子や柴崎は、鹿島を出て海外へ出てしまったが、土居は2011年の入団以来ずっと鹿島一筋で2021年に在籍10年を迎えた。
そんな彼ですが、アンチも多い。
とにかくアンチも多いのが、彼の人気の特徴かも知れません。
その理由は簡単だ。
彼がプレーの選択で「安全・確実」を好むからである。
強引に突っかけるとか、間に合わないけどスライディングするとか、プレー中にピッチで仲間を叱咤や鼓舞するなどは、殆ど見ることが出来ない。
それでもチームの結果が出ていれば良いのだが、チームとして点が入らなかったり、勝てなかったり、タイトルから遠ざかると、途端に中心選手であるがゆえに、土居が戦犯として矢面に立たされることになる。
もっとも、鹿島の主軸として「8」を背負ってピッチに出る以上、結果に対する責任は問われる。
彼のプレーを見ていて、土居はもっと良くなるといつも感じています。
それはこの日のような「ベクトルを前」に向けたプレーをすることです。
前線に飛び込む勢い、安易に倒れずに競り合う、上田の2点目に繋がった一連のプレーなど、この日のFC東京戦では「前への推進力」が非常に強かったです。
ちなみに、サッカーど素人の私の家族ですら、土居がボールを受けた時に「また戻すんでしょ」と呟くくらい、消極的なプレーが多いのは事実なのだ。
多分、本人も判っているのだろうけど、一日も早く悪癖を改善して欲しい。
名実共に鹿島の攻撃の要になれる時間は、もうそれほど残っていない。
上の写真は、上田の得点が決まった後の土居の姿だ。
1人、何度も激しくガッツポーズをしていた。
熱いモノを心に秘めている選手なのだ!
2021年J1第33節終了時点の順位表
33試合を終えて・・・
6位/勝点56である。
3位争いでは神戸が有利なのは間違いありませんが、鹿島が残り試合を勝ち続けることで、プレッシャーを与えることは出来るはず。
振り向けば鹿島・・・の再現を!
今後の鹿島について
次の試合は天皇杯準々決勝の川崎F戦です。
ここで勝って準決勝へ進むか、負けて敗退するのか・・・。
鹿島に関わる人々の、色んなモノを左右することになる。
ひたすらに勝利を目指してプレーして欲しいです。
■鹿島アントラーズの今後の試合予定
- 天準々決勝 10/27(水)日時未定 アウェイ VS 川崎F
- J1第34節 11/3(祝) 15:00 アウェイ VS 広島
- J1第35節 11/7(日) 14:00 ホーム VS 浦和
- J1第36節 11/20(土) 15:00 ホーム VS 大分
- J1第37節 11/27(土) 14:00 ホーム VS 鳥栖
- J1最終節 12/4(土) 14:00 アウェイ VS 仙台
※天=天皇杯
リーグ戦は残り5!
天皇杯は最大3!
合計しても最大で8試合しか鹿島の試合を観ることが出来ない。
優勝争いをしていないシーズン終盤は単なる寂しいシーズン終盤になってしまう。
まとめ
次の試合は34試合目であり、通常の年(1リーグ18チーム)であるとシーズン最終節になる。
現在、33試合を終えて勝点が56なので、次の試合に勝っても59にしか届かないのは寂しい限りではある。
それでも、残り5試合、選手達には今後のサッカー人生を掛けて戦って欲しい。
来年はACLで観たい!
突き進め、アントラーズ!!
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