2021年5月12日、鹿島アントラーズはサガン鳥栖のホームに乗り込み、2021年J1リーグ第15節を戦いました。
中2日や3日で北は札幌で南は名古屋まで、移動を余儀なくされた鹿島と、この2週間九州から一歩も出ずに戦えた鳥栖・・・
言い訳を最初から書くのはイヤですが、このタイミングでこの強い鳥栖に当たったのは不運としか言いようがありません。
仕切り直して、次節に敗戦のショックを引きずらないようして欲しいと願います。
ここ数試合の鹿島の戦い方を研究され、完璧に対策されて敗戦した、2021年J1第15(アウェイ)鹿島VS サガン鳥栖戦の結果をまとめておきます。
- 2021年J1第15(アウェイ)鹿島VS サガン鳥栖戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
- 2021年J1第15(アウェイ)鹿島VS サガン鳥栖戦の試合内容と感想
- 2021年J1第15節終了時点の順位表
- 今後の鹿島について
- まとめ
2021年J1第15(アウェイ)鹿島VS サガン鳥栖戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
鹿島 1-2 サガン鳥栖
前半14分 松村 優太
後半5分 山下 敬大
後半34分 樋口 雄太
前節のマリノス戦と合わせて観戦すると、鹿島の問題点が浮かび上がったようで今後が不安になります。
・CBをサイドに釣り出して中へクロス。
・上田を抑えるのではなく上田へのラインを塞ぐ
・鹿島を上回るハイプレッシャー
スターティングと交代メンバー
GK 31 沖 悠哉
DF 14 永戸 勝也
22 広瀬 陸斗 ⇒後半19分37 小泉 慶
28 町田 浩樹
39 犬飼 智也
MF 4 レオ シルバ
20 三竿 健斗 ⇒後半33分21 ディエゴ ピトゥカ
27 松村 優太 ⇒後半19分18 上田 綺世
41 白崎 凌兵 ⇒後半33分25 遠藤 康
FW 8 土居 聖真 ⇒後半44分5 杉岡 大暉
13 荒木 遼太郎
前後半共に鳥栖に主導権は握られた。
メンバーが揃っていないのは確かだが、選手個々の気持ちでも負けたし、この試合に関しては監督としても相手に上をいかれた。
仕切り直しだな・・・。
2021年J1第15(アウェイ)鹿島VS サガン鳥栖戦のハイライト
後半20分頃からはいつ失点してもおかしくない状態が続いていた。
2021年J1第15(アウェイ)鹿島VS サガン鳥栖戦の試合内容と感想
ここまでの数試合、鹿島が躍進を遂げる原動力となった、機動力、ハイプレッシャー、球際の強さ、運も含めた決定力・・・
それらを全て対策され、運も含めて鳥栖に持っていかれた試合でした。
前半総括:白崎のヘッドが決まっていたら・・・
ルヴァンの時と全然違うチームだ・・・
こいつは手強いぞ!そう感じさせる序盤でした。
前半8分 沖のナイスプレーで失点を防ぐ。
前半14分 土居のスルーパスに抜け出した松村が思い切りよくシュートを放つと相手に当たってゴール!
一進一退・・・鳥栖の出足が上回っているが、鹿島DF陣も対処している。
前半45分 白崎のヘッドはクロスバー!
これが勝負の分かれ目になった。決まっていたら、もしかしたら大差で鹿島が勝っていたかも知れません。
後半総括:勝利の女神が鳥栖サイドへ傾いた
後半5分 犬飼が釣り出され、交わされて上げられたクロスを沖が弾くとボールは相手の前にこぼれて失点。
※今季序盤に良く見たような、敢え無く失点のシーンが戻ってきたイヤな感じ。
この後、後半ほぼずっと鳥栖のペースが続く。
特に20分過ぎからはサンドバックみたいに・・・。
後半34分 またも犬飼が釣り出されて交わされてクロスを入れられ、一度は永戸がヘッドでクリアするもセカンドボールは相手の元へ、そして失点。
ダメだ、これは。
後半47分 左サイドを上がった永戸からゴール前でフリーの遠藤へ・・・
マイナス過ぎて遠藤は抑えきれずに枠の上へ。
万事休す。
試合終了:まだまだ課題が多いと感じた敗戦!
これほどまでに対策され、打開策が見いだせないとは・・・。
勝利のポイントはこんなモノだ
「たられば」を言い出したらキリがないけど、結局のところ、勝負の「アヤ」てのは「決まるか、決まらないか」だと思う。
前半は相手のシュートが沖の守備範囲に飛んで難を逃れ、松村のシュートは相手に当たってゴールへ吸い込まれた。
そして・・・
前半終了間際の白崎のヘッドが決まっていれば、鹿島の勢いは最後まで持続され、相手は戦い方のプランを変えなくてはならず、さらに鹿島のペースになったはず。
しかし、現実は決まらず、後半早々に沖の弾いたボールが相手への絶好のパスになった時点で、この日の結果は決まっていたのかも知れません。
対策されてもそれをぶち破る強さを!
今のJリーグで川崎が独走しているのは、対策されて抑え込まれても、その対策をぶち破ることが出来る選手が複数いることだと思う。
だから、彼らは失点しても慌てずに戦い続けているし、それによって先制した方が焦りを覚えてミスを犯す・・・。
やはり、得点力と実績のある前線が足りないということか・・・。
常本には猛省を!
新加入選手に敗戦の全てを負わせる訳ではないのですが、この日の右サイドは敗戦の要因の一つになっていました。
広瀬本人が悪いとは言いませんが、守備の面ではやはり常本の方が相手を押し込む上手さがあるように思います。
また、攻撃に関しては、広瀬のクロスに合わせる選手がスタメンではいませんでした。せめて、上田を出すべきだったのではないでしょうか?
常本が居れば勝ったとは言いませんが、彼が抜けたことで、相馬監督のイメージする守備と攻撃の仕方が出来なくなっていたのは事実だと思います。
常本にはたかがカード1枚と思わず、チームの勢いそのものを失わせる1枚だったと、猛省して欲しいです。
2021年J1第15節終了時点の順位表
勝ち点24の7位です!
※諸事情で各チームの消化試合数がバラバラです。
今後の鹿島について
次は中3日でホームに帰り、セレッソ戦です。
セレッソは間違いなく鳥栖戦での鹿島の弱点を研究し、同じことをしてくるはず。
相馬監督たち首脳陣の手腕が試されます。
■鹿島アントラーズの今後の試合予定
- J1第16節 5/26(水) 19:00 ホーム VS C大阪
- J1第17節 5/30(日) 19:00 アウェイ VS 川崎F
- ルプレーオフS第1戦6/2(水) 19:00 アウェイ VS 清水
- ルプレーオフS第2戦6/6(日) 15:00 ホーム VS 清水
- 天2回戦 6/16(水) 19:00 VS 対戦相手未定(Ksスタ)
- J1第18節 6/20(日) 17:00 ホーム VS 仙台
- J1第19節 6/23(水) 19:00 アウェイ VS 大分
- J1第20節 6/27(日) 18:30 ホーム VS 札幌
※ル=ルヴァンカップ、天=天皇杯
エヴェラウドと和泉の復帰が待ち遠しい。
次節のセレッソ戦でカイキはプレーするだろうが、先のルヴァン札幌戦よりも期待を抱かせてくれるだろうか?
まとめ
またしても、アウェイ鳥栖戦が鬼門になった。
2017年もガンバ戦で勝利して勢いの乗って乗り込んだアウェイ鳥栖戦で敗れて何かがおかしくなった。
あの時の二の舞は避けて欲しいです。
一年の最後に笑いたいよ!
頑張れ、アントラーズ!!
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