2001年5月23日、2020-21プレミアリーグの全日程が終了しました。
我がブライトンは残り3節を残してプレミアリーグ残留が確定し、あとは、勝点をどこまで残せるか?来期以降の戦いに現体制で臨むのかどうか?などを見定める3試合となりました。
また、ラスト2試合は制限付きながら観客を入れて試合を行いました。
久しぶりに見る、熱い奴らが集ったスタジアムの雰囲気は、目頭が熱くなりました。
ポッター監督が就任して2年、例年以上に苦しい日々が続いた2020-21プレミアリーグにおけるブライトンの結果について、記事にまとめておきます。
2020-21プレミアリーグは16位でフィニッシュ!
クリス・ヒュートン監督と決別し、上位へ躍進するために2019年5月、スウォンジーの監督をしていたポッター監督を招聘して2シーズン目が終了した。
今シーズンの順位表は以下の通りです。
正直、見慣れた場所に今年も居る感じです。
それでも、今年は例年以上厳しいシーズンでした。
年末年始の頃は、プレミア陥落を意識せざるを得ないくらい、酷いチーム状況でした。
浮上・・・と言うか残留へのきっかけになったのは追い詰められた時期に強豪から上げた勝利だった。
- 第21節はホームでトテナムに1-0で勝利!
- 第22節はアウェイでリヴァプールに1-0で勝利!
この2試合は、ポッターブライトンが目指して来た戦い方と戦力は、決して残留争いをするようなモノではないことを再認識させてくれた。
それでも、波に乗って一気に降格圏を抜け出せない当たりが、今年のブライトンの苦しい状況を象徴していたように思う。
ちなみに、トテナム戦は今シーズンのホーム初勝利でした。
ホーム初勝利がこの時期に、しかもトテナムからとは驚いたことを覚えています。
プレミアリーグ4年間の成績
4年間の成績を並べてみる。
- 2017-18シーズン/勝点40/15位9勝13分16敗 34得点54失点
- 2018-19シーズン/勝点36/17位9勝9分20敗 35得点60失点
- 2019-20シーズン/勝点41/15位9勝14分15敗 39得点54失点
- 2020-21シーズン/勝点41/16位9勝14分15敗 40得点46失点
4年間の成績だけを並べるとポッター監督にした効果を感じられない。
そこで、各年度の順位表を並べてみると、ポッター監督になってからの変化を感じることは出来ます。
ポッター体制のメリットは失点数の改善です。
明らかに改善されています。
一方で、ポッター監督体制の問題点も現れています。
それは、「勝ちきれない弱さ」です。
失点数に関しては本当に劇的に改善されました。
今シーズンの46失点は、失点数だけなら10位前後になっていてもおかしくありません。
ですが、勝ちきれない弱さが足を引っ張っています。
それは引分けの多さです。2連連続で14もあり、全チームの中でも、際立って引分けが多いです。
ポッター体制になって一番感じるのは、強豪には勝つのに、下位や残留争いのチームに勝てない(勝ちきれない)ことが多いです。
個人的には、この癖を改善しないと来年もブライトンの順位は改善されないのではないかと危惧しています。
では、攻撃の選手を補強すれば良いのか?と言うとそんなに単純ではないと思います。
必要なのは「こいつに預ければ点を取ってくれる!」そんな選手が必要なのではないでしょうか?
今季のチーム得点王はモペイの8点ですが、終盤は殆ど活躍していません。
次点はウェルベックの6点で終盤活躍してくれましたが、1年通して稼働していません。その次がトロサールとダンクが5点ずつです。
今のブライトンには「こいつに預ければ点を取ってくれる!」選手はいません。
そこで改めて4年間の順位表を見ると1年目の時の成績が一番普通だと感じます。
変な特徴はありません。強いて言えば得点が少ない程度です。
この年の成績がまずまずなのは、戦い方がとても明確だったからだと思います。
まずはしっかり守り、攻撃はエースに任せて少ないチャンスに仕留めて勝つべき試合に勝ち、残留すべき戦いを全うしたと言う印象でした。
そしてこのシーズンはエースのマレーが12点獲っています。
ただ、ちなみに翌シーズンもマレーは13点獲っていますが、この年はしっかり守るが出来ずに敗戦を重ねてしまい、ほぼ奇跡での残留になりました。
だから・・・
ポッター体制に変えたのでしょうが・・・
本当に今のままで良いのでしょうか?
ブライトンはポッター監督の1年目早々に、2025年まで契約を延長しています。
ポッター監督のサッカーは見ていて楽しいです。
強豪にも「金星」と言う感覚ではない勝ち方をしてくれます。
ただ、脆さも目立ちます。
ポッター監督の3年目は「勝つべき試合や相手に勝ちきるサッカー」を目指して欲しいと思います。
そうでないと・・・
胃が痛くてたまりませんよ・・・。
まとめ
今シーズンのラスト2試合は観客を動員して行われました。
この試合を観ていて、特に海外サッカーにおいて、如何にホームアドバンテージが重要なのかを考えさせられました。
ブライトンにとっては第37節が有観客でのホームラストマッチになりました。
この試合でブライトンは、優勝したマンCに逆転勝利を収めています。
彼らが優勝を決めて気が緩んでいたこともありますが、正直、2点先行されてから3点を獲り返して逆転勝利するなど、久々にスタジアムに集ったサポーターの後押し無しには考えられません。
プレミアリーグでは、来シーズンはホームでもアウェイでも観客を動員してサッカーを行いたいと言われています。
そうなると、今までの2年とは随分と違うシーズンになると思います。
色々と楽しみです。
街に笑顔をもたらせSeagulls!
生きる糧になってくれブライトン!!!
Go for it! The Seagulls!!
I'm rooting for the Brighton & Hove Albion from Japan!!
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