2021年1月15日、チームからベテラン選手の移籍が発表された。
FWの伊藤 翔選手が、横浜FCへ完全移籍。
2018年末、タイトルを獲りたいと言って横浜FMから鹿島に加入してきた伊藤選手は、2019年序盤は神掛り的な活躍をしてチームを引っ張ってくれました。
サポーターは「ショー(SHO)タイム」と名付けて喜んでいました!
しかし・・・
懸念されていた怪我で離脱してからはシーズン序盤のようなプレーが出来ず、次第に活躍する姿が見られなくなってしまったのは本当に残念でした。
それでも、練習は手を抜かず、ベンチ外が続いても腐らず、試合に出れば「何かやってくれる雰囲気」を漂わせ、皆に愛された選手でした。
残念ながら2020年からチームを率いることになったザーゴ監督の戦術の元では、彼の持ち味を活かすことは難しく、2021年も出場機会が増えるとは思えなかったので、シーズン終盤には「今年で移籍するのだろう」と思われる選手の一人でした。
しかし、最終盤に「コロナに感染」(公式の発表では伊藤とは書かれていないが・・・)したことで、最終戦ではシーズン終了の挨拶にも参加出来ず、契約交渉にもきっと影を落としたはずで、サポーターは皆、心配していました。
だから・・・
横浜FCへ移籍と聞いて、寂しいような、安心したような、ちょっと複雑な気持ちです。
個人的に印象に残る伊藤のプレーは・・・
■2019年J1第2節(アウェイ)・鹿島VS 川崎F戦です。
リーグでなかなか勝てず、苦い思いを抱いてた川崎戦のしかも相手のホームで見せてくれた一撃は、やっぱり忘れられないです。
- サイドでボールを受ける前から前線のスペースを探していた内田と伊藤。
- 二人の意図がピッタリとあった場所にパスを出せる内田の技術。
- 足は遅いけど最短距離で走り込み絶妙なトラップとシュートを見せた伊藤。
- 伊藤へのプレッシャーを減らすべくさり気なく腕で谷口を抑えたセルジーニョ。
全てが一級品のプレーの連続で、見ていて鳥肌が立ちました。
↓下記の記事内にハイライト動画があります。
伊藤の移籍で心残りなのは・・・
鹿島に移籍してきた時に、「勝ち方(タイトルの取り方)を学びたい」と言ってくれたのに、在籍していた2年間に一緒にタイトルの喜びを分かち合えなかったのは残念です。
本当に、悔しいです。
まとめ
2020年シーズンは序盤の苦しい時期に貴重な前線の選手として戦ってくれ、中盤から終盤は怪我の再発やエヴェと上田の台頭で忸怩たる思いを抱えていたと思いますが、決して腐ることなく、出場した試合では数分で得点してみせたり、絶妙なクロスを同い年の遠藤に送ってスーパーゴールのお膳立てをしていた姿は、間違いなく若手のお手本になったと思います。
活躍できるはず。
まだ、終わってなんかいない。
横浜FCの戦術は、翔さんが活きるような気がします。
なんとなくだけど、カズもいるから・・・ね。
ありがとう、伊藤翔選手!
今シーズンは怪我無く過ごし、横浜の地で大暴れしてください。
鹿島戦では、のんびり休養しててね。
どこにいても
ONE FAMILY!
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