鹿島からは2024年になっても選手の移籍が止まらない。
1月3日にミンテ選手の移籍に続き、1月5日、アントラーズ公式HPからまた1人、完全移籍が発表されました。
タイトルを獲りたいと移籍してきた
SBの広瀬 陸斗選手のヴィッセル神戸への完全移籍だ。
正直、広瀬の移籍はノーマークだった。
確かに2023年もレギュラーだった訳ではないので、出場機会を求めてもおかしくはないとは思います。
しかし、鹿島での立ち位置や、振る舞いを考えると、鹿島でのプレーを望んでくれると思っていたし、遠藤の移籍でベテランの不在を後悔したはずのフロントが、昌子に続いてベテランを手放すとは思わなかったので・・・。
広瀬の移籍の報を受けて、選手獲得の難しを改めて感じることになりました。
2020年に新加入した移籍組は4年で終焉
2020年の新加入選手のメンツとザーゴの招聘は、フロントのタイトル奪還への本気度をサポーターに感じさせるものだった。
移籍組
MF和泉竜司 名古屋から完全移籍
DF奈良竜樹 川崎Fから完全移籍
DF広瀬陸斗 横浜FMから完全移籍
DF永戸勝也 仙台から完全移籍
DF杉岡大暉 湘南から完全移籍
FWエヴェラウド 完全移籍
MFファン・アラーノ 完全移籍
新卒組
GK山田大樹 鹿島ユースから昇格
MF松村優太
MF荒木遼太郎
FW染野唯月
改めて名前を並べても凄い面子だよ・・・。
でも、彼らを獲得しても、タイトルには手が届かなかった。
しかも、移籍組は広瀬の移籍で全員いなくなってしまった！
新卒組も山田と松村しかおらず（荒木も染野も期限付ではあるが）、たった4年でこの状態と言うのは、選手獲得の難しさを感じさせます。
もちろん、フロントの方向性が一貫性を欠いているのも大きいのでしょうね。
ザーゴ→相馬→レネ→岩政→ポポビッチ・・・
好む選手も、プレーも、戦術も、何もかも違うのでは、獲得した選手を活かすのは難しくなってしまいます。
それゆえ・・・
2024シーズンの補強は、監督に合わせた選手補強をするのではないかと期待しているのですが・・・1月6日現在、ブラジルから期限付きのパレジ選手のみと言っていい有様のため、不安が募りますなぁ。
広瀬選手の想い出
広瀬選手の想い出と言えば、私にとっては次の2つになります。
1つ目は、内田も絶賛したクロスの質！
画面越しでも判るけど、実際にスタジアムでその軌道を見たら絶対に惚れること間違いありません。
綺麗な放物線を描いたボールがゴール前の選手の頭に吸い込まれ、次の瞬間にドーンとゴールネットを揺らす・・・。
あれほど綺麗なクロスを上げる先輩が居たのに、どうして常本はクロスの質がなかなか向上しなかったのかなぁ？
とにかく、クロスの質だけならば日本屈指の選手であることは間違いなしです！
2つ目は、優磨にもガンガン突っ込める先輩気質！
2023年J1第17節の湘南戦、PKを防がれる→VARで蹴り直し決定→再びGKに防がれる。
試合は辛くも1－0で勝利したが、試合後のロッカールームでは反省しきりの優磨。
そこへ激励に訪れていた上田と三竿がやって来た時、広瀬が大声で「あやせ～PKの蹴り方をおしえてやってくれよ～」と優磨を弄る。
今の鹿島には本当に貴重な存在でした。
来年、この役をやれる人はいるのか？
本当に心配になります。
・・・普通は2022年シーズンのアウェイ磐田戦での、ピッチに這いつくばって頭でアシストしたシーンとかを上げるのでしょう。
確かにあれは「サ広瀬」でした。
だけど、移籍に際して想い出を・・・と言われたら、私にはやっぱり上記の2つになります。
まとめ
2023-24のオフは、アウトのニュースばかりが続いています。
それでも、ピトゥカ以外はレギュラー陣ではないこともあって、仕方ないかな？と思っていましたが、昌子に続いて広瀬と言うベテランの放出に、ちょっと不安を感じます。
選手の希望を叶えるとは言え・・・
遠藤を手放してしまったことで鹿島が失ったものはとても大きかったと思います。
あのシーズンの失敗を、また、繰り返すのでしょうか？
長いシーズン、負のスパイラルに陥ることはあるはずです。
その時にチームを支えるベテランの存在、誰に託すのだろうか？
広瀬！
美しいゴールを何度も演出してくれてありがとう。
神戸でもガンガンにクロスを上げてください。
・・・鹿島戦以外で！
怪我せず、元気で頑張って！
カシマスタジアムで会いましょう！！
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