2023年12月、鹿島の公式もイブの日に出さなくても・・・
と思うような発表がされました。
シーズンオフに入り、ずっと噂されていた選手の移籍の報です。
鹿島の10番MFの荒木 遼太選手がFC東京へ期限付き移籍。
荒木を筆頭に、日本人選手の移籍の報せがドーンときています・・・
年末にシンドイ日々が続きそうだ。
落ち込んでしまいそうですが、前向きに、背中を突き飛ばすくらいのエールを送り、新年を迎えたいと思います。
改めて思い返す2020年の新体制
2019年オフは、元旦の天皇杯決勝に敗れたものの、新加入選手にワクワクが止まらない日々だったことを覚えています。
監督はザーゴ
選手としては仙台から移籍の永戸、川崎から移籍の奈良、名古屋から移籍の和泉、横浜FMからの広瀬、そして湘南から直訴して移籍した杉岡・・・。
さらにブラジルからエヴェラウドとファン・アラーノの2選手も加入。
新加入組はユースからの山田以外に、染野と松村だけでも凄かったのに、荒木まで獲得しており、「鹿島でプレーする」という言葉が選手獲得に大きく貢献していた時代だったのだと思います。
まあ、2019年シーズンは天皇杯は獲れず無冠でしたが、2018年にはACLを制覇しているし、毎年、リーグタイトルに手に届く位置で戦っていましたからねぇ。
だからこそ、2020年は夢膨らむシーズンになると誰もが期待していました。
それゆえ・・・
改めて思うのは、アントラーズがコロナで被った影響は、計り知れないものだったのだなぁ~ということです。
タラレバ言っても仕方ありませんが、コロナの影響なくスタートを切れて、サポーターの声援を受けながらプレーしていたら・・・
2020,2021年と、実際とは違う世界もあったのかも知れません。
まぐれで10代で二桁得点は出来ない
新人選手で才能を早くから開花させたのは荒木でした。
リーグ戦26試合に出場し2得点と、流石の一歩を踏み出していました。
そして迎えた2年目!
コロナの影響でブラジル組は監督だけでなくピトゥカなどの新戦力の合流も遅れてしまい、助っ人達がシーズン序盤に活躍できない中で、荒木は開幕から3戦で4発とチームを引っ張る勢いを見せてくれ、こりゃあ「海外移籍」は「近い」なぁ~と全サポーターが覚悟を決める始末・・・。
終わってみれば、城以来の10代で2人目の二桁得点を達成。
最優秀新人王に輝き、2022年シーズンは10番を背負うことが発表されるものの、ほぼ全てのサポーターが「夏にはいなくなるかも・・・」と複雑な気持ちでした。
しかし・・・
2022年シーズンは序盤から歯車が噛み合わず、5月に「腰椎椎間板ヘルニア」の治療で3か月の離脱が発表されると、それ以降は2021年の輝きを継続することが出来ず、今回の期限付き移籍を迎えてしまいました。
一番記憶に残る姿
アントラーズはずっとホームで勝てていませんでした。
苦しみ悶えるチームとサポーターに、10番が喜びをもたらしくれたゴール。
2023年ルヴァンGS第3節の福岡戦。
あの試合、ゴールを決めた時の荒木の動きは本当に凄かった。
凄いというか、とても綺麗だったことを覚えています。
234日ぶりに全ての人を笑顔にしたプレー。
あれこそが、鹿島の10番のプレー。
まとめ
ポテンシャルは間違いない。
既に海外に行っていてもおかしくないし、代表の常連になっていてもおかしくない、それだけのポテンシャルはある。
でも・・・
プロの世界はそれだけでは結果が出ない。
だから、環境を変える決断をしたのであれば、トコトンサッカーに向き合って、必死に戦って欲しいと思います。
1つだけ素人ながら思うのは・・・
2020年や21年の頃はいつも楽しそうにサッカーをしていたと思います。
真面目に取り組むのは大切なことだけど・・・
先日、荒木も参加したモトフェスで、高校の大先輩のプレーする表情から、何かを感じてくれただろうか?
心の底からサッカーを愛し、楽しそうにプレーをし、周囲の人間にポジティブな感情を抱かせる鹿島の10番。
荒木!
待ってるよ、カシマスタジアムで!!
どこにいても
ONE FAMILY!
戻って来いよ!!
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