2019年3月1日、鹿島アントラーズはJリーグを連覇中の王者・川崎Fのホームスタジアム(等々力)に乗り込みました。
開幕戦で昇格組みの大分に完敗しチームのバイオリズムは低調、その上、エース鈴木は再び長期離脱、さらにDF陣にも不調者が続出・・・
リーグ開始早々に野戦病院化してしまいましたので、サポーターとしては、戦術や勝ち方以上に、プレーする姿勢と勝利への拘りを見せて欲しいと願っていました。
その願いは、半分叶えられ、半分叶えられませんでした。
2019年J1第2節(アウェイ)・鹿島VS 川崎F戦を振り返ります。
- 2019年J1第2節(アウェイ)・鹿島VS 川崎F戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
- 2019年J1第2節終了時の順位表
- 鹿島VS 川崎F戦の試合内容
- 鹿島VS 川崎F戦を観て感じたこと
- 鹿島の今後の日程について
- まとめ
2019年J1第2節(アウェイ)・鹿島VS 川崎F戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
鹿島 1-1 川崎F
前半9分:中村 憲剛
前半21分:伊藤 翔
スターティングと交代メンバー
GK 1 クォン スンテ
DF 2 内田 篤人
22 安西 幸輝
28 町田 浩樹
39 犬飼 智也
MF 4 レオ シルバ
6 永木 亮太
8 土居 聖真
10 安部 裕葵 →後半25分 19 山口 一真
FW15 伊藤 翔 →後半49分 20三竿 健斗
18 セルジーニョ→後半39分14金森 健志
最後の最後に、伊藤と金森が痛めていたのが気になります。
2人が負傷離脱となったら・・・純粋なFWは一人も居なくなる・・・。
2019年J1第2節終了時の順位表
まだ2試合と捉えるか
もう2試合と考えるか
とにかく、上位とあまり引き離されてはいけない。
鹿島VS 川崎F戦の試合内容
試合前は正直、不安しかなかった。
大分戦での鹿島の出来、ゼロックスで浦和を見事に封じ込めた川崎の出来、それを考えれば、あまり明るい材料は無かった。
ただ・・・
鹿島はホームで無類の強さを誇っていたはずなのですが、最近、アウェイの試合のほうが、大事な試合で良い結果を残しているので、そこに一縷の望みを託していました。
開始早々、川崎強し!
わずか、数分で、それを実感する試合の入りとなりました。
とにかく、飛び出してくる人を捕まえられない印象でした。
前半9分、ゴール左のFKを中村に決められる。
彼に決められると、大変ムカつくです。あのパフォーマンス・・・。
くそう・・・。
鹿島失点後、ギアを上げて川崎に勢いづかせないようにした。
今にして思えば、これがこの試合のターニングポイントだった。
サイドだけではなく、ロングやグラウンダーなど様々なバリエーションで川崎のゴールへ迫る工夫を見せる。
後半21分、内田の広い視野とロングパスを通す技術。スペースを見つける伊藤の嗅覚と全力で走りながらも完璧なトラップをして冷静にゴールに流し込める技術。セルジーニョの伊藤へのプレッシャーを減らすべく、右手でさり気無く谷口を押さえている上手さ。
最高のプレーが折り重なって生まれた得点でした。
鹿島同点後、この日の鹿島は追いついてもギアを直ぐには落さず、攻める姿勢を維持していました。
前半27分、左サイド深い位置から永木がFKを蹴ると町田にドンピシャ!鹿島が逆転!と思ったら、なんと土居がオフサイドの位置でGKのプレーを邪魔したとしてオフサイドを取られ幻のゴールに・・・。
前半30分以降、鹿島は逆転出来なかったので流れが相手に渡ると読んだのか?それまでのように前から無理に取りに行かず、バランス重視で守り始める。当然、シュートを打たれる回数は増えるが、最後の最後で凌ぎ続ける。
前半44分、安部がカットインして右足を振りぬくが、僅かにゴールの右へ。
後半開始1分、油断したのか鹿島はペナルティまで相手のSBに進入を許すが、相手のミスショットに助けられる。
後半15分頃まで、一進一退を続けるが、徐々に川崎のペースが上がっていく。
悔しいが、見事なワンタッチのパス回しが続いた。
後半20分前後、鹿島DF陣は何度も相手の侵入を許してしまうが、届かないまでも気迫の篭った寄せとスライディングが、相手のフィニッシュを微妙に狂わせ得点を許さない。
後半30分前後、依然として川崎ペースだが、犬飼と町田のコンビが見事に立ち直り、シュートまで持ち込ませないようになる。
後半40分前後、両チームと共に選手を交代して主導権争いを繰り広げる
終了間際、主導権を握ったのは川崎であったが、スンテの神懸り的セーブもあり、鹿島がなんとか引き分けに持ち込んだ。
2019年J1第2節(アウェイ)・鹿島VS 川崎F戦のハイライト
伊藤の得点シーンは是非観て欲しいです。
本当に上手いです。
鹿島VS 川崎F戦を観て感じたこと
正直、不甲斐ないとしか表現のしようがなかった大分戦から1週間で、いきなりチームが点を取りまくるチームになるはずがないと思っていました。
ただ、個々の気持ちの持ちようが1つになれば、チームとしては強くなれると思っていました。
それゆえ、若手のプレーには期待していました。
町田、安西、安部が、どれだけ伸び伸びと前を向いてプレー出来るか?
そして、彼らを乗せるために、内田や永木、さらには加入したばかりだけど伊藤がどれだけチームを引っ張れるか?
その点に注目していました。
翔、SHO、SHOW!こいつは本物だ!!
本当に鹿島に来てくれて良かった。
苦労した経験を、しっかりと今に繋げている素晴らしい選手です。
間違いなく、若手の良い見本になるし、剥き出しの闘争心は、小笠原が引退した今年はとりわけ重要なポイントだと思います。
こんな記事がありましたので載せておきます。
経験値がなせるプレーだったことが判ります。
これが、男・永木なり!
三竿が怪我からの復帰途中であるチームを、必死に支えています。
レオをボランチの縛りから自由に解き放ちつつ、永木自信は危なそうな場所の臭いを嗅ぎ取って神出鬼没のプレーを続けていました。
そして、CKやFKで何度もチャンスを演出してくれていました。
昨年は思うように出番が得られず、満足のいくシーズンではなかったはずです。
それにも関わらず、鹿島でプレーすることを選んでくれて感謝です。
永木と共にタイトルを取りたい!
昨日の試合を観て、そう思いました。
内田の言いたいことは判るが・・・
試合後、ブーイングをするサポーターに申し入れをしていた内田。
「ホームでの開幕戦で不甲斐ない戦いをした時は理解できるが、アウェーでしっかりと戦って負けなかった時は・・・」
等と言っていたらしい。
確かに、怪我人続出の戦力で、連覇中の川崎のホームで1-1のドローは悪くない。
でも、それで「満足」です。
と言っていいのか?
明らかに最後は引き分け狙いだったが・・・
それが「鹿島」なのか?
という気持ちなったのも事実です。
戦う姿勢を出した上でのドローなのか?
と言うサポーター達の疑問ブーイングだと私は思いました。
町田の飛躍に期待したい!
レアンドロ・ダミアンに完璧に遊ばれているシーンもありました。
それでも、時間が経つごとにプレーの強度と正確性は増していった様に思います。
得点も、オフサイドにはなりましたが完璧でした。
190センチの左利きセンターバック!
彼が覚醒すれば、鹿島の伝統の堅守は予想以上に早く引き継がれると思う。
この先、きっと町田の所為で負ける試合もあるだろう。
でも、彼が積極性を忘れずに前を見続ける限り、応援したいと思わせるプレーでした。
鹿島の今後の日程について
リーグとACLを戦う日々がまたやってきました。
怪我人続出のメンバーをどうやりくりするのか?
監督やコーチの手腕が問われます。
■鹿島アントラーズの今後の試合予定
- ACLGS第1節 3/5(火)ホームVSジョホール(マレーシア)
- J1第3節 3/9(土) 16:00 ホーム VS 湘南ベルマーレ
- ACLGS第2節 3/12(火)アウェイ VS 山東魯能
- J1第4節 3/17(日) 14:00 アウェイ VS 北海道コンサドーレ札幌
※この後、日本代表ウィークとなり2週間中断。
気になるのは、ACLに登録されていないレアンドロは、リーグで使うべきなのに、第2節ではベンチ外でした。
膝の状態が思わしくないのか?
単に調整不足なのか?
気になります。
まとめ
2019年のチームスローガンは「かわる」!
しかし、川崎戦のプレーからはその「変化」をあまり感じられませんでした。
もう少し、時間が必要なのでしょうかね?
次の試合は平日夜のACLです。
地上波でもダゾーンでも観れません。
勝利を信じて、念を送ることにします。
アジア連覇に向けて
目指すべきは勝利!
戦え、アントラーズ!!
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