2020年9月12日、鹿島アントラーズは、清水エスパルスのホームに乗り込み、2020年J1リーグ第16節を戦いました。
リーグ5連勝は、2017年に大岩体制に変わった直後に5連勝を果たして以来です(リーグの合間に戦った天皇杯を含めると6連勝でした)。
ちなみに、当時はリーグ4連勝後にFC東京との引分けを挟み、その後さらに3連勝していますので、リーグは7戦負けなし(天皇杯を膨れ目れば9戦負けなし)でした。
真夏の厳しい連戦の中で連勝を続けていることは誇らしいのですが、選手の疲れが溜まっていると思うので、しっかりケアをして欲しいです。
逞しさを増していく土居が牽引して5連勝を果たした2020年J1第16節(アウェイ)鹿島VS 清水エスパルス戦の記録を残しておきます。
- 2020年J1第16節(アウェイ)鹿島VS 清水エスパルス戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
- 2020年J1、16試合終了時点での順位表
- 2020年J1第16節(アウェイ)鹿島VS 清水エスパルス戦の試合内容と感想
- 今後の鹿島について
- まとめ
2020年J1第16節(アウェイ)鹿島VS 清水エスパルス戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
鹿島 2-1 清水エスパルス
前半29分:エヴェラウド
前半32分:土居 聖真
後半34分:ティーラシン デーンダー
スターティングと交代メンバー
GK31沖 悠哉
DF5杉岡 大暉
28町田 浩樹
37小泉 慶
39犬飼 智也
MF4レオ シルバ ⇒後半37分6永木 亮太
7ファン アラーノ⇒後半25分25 遠藤 康
11和泉 竜司⇒後半25分41白崎 凌兵
20三竿 健斗
FW8土居 聖真⇒後半18分26荒木 遼太郎
9エヴェラウド⇒後半18分36上田 綺世
永戸に完全休養を与えたこと、仙台戦に続いて、土居とエヴェを早目に下げたことは、怪我の防止と高パフォーマンス維持に繋がるはずです。
2020年J1第16節(アウェイ)鹿島VS 清水エスパルス戦のハイライト
1点目も2点目も、チームが理想としているプレスと連動から生まれている。
ただし、前半で4・5点を決めて試合を完全に支配できたはずなので、その点は不満が残りました。
2020年J1、16試合終了時点での順位表
16試合を終えて暫定で5位。
まだまだ・・・。
他のチームとの試合消化数を考えるとまだACL圏は遠い。
2020年J1第16節(アウェイ)鹿島VS 清水エスパルス戦の試合内容と感想
先の仙台戦から中2日で挑む清水戦である。
ターンオーバーは必要だけど、変えすぎるとぎこちなくなると心配・・・。
モヤモヤしながら観戦していました。
前半序盤、清水に押し込まれる。勝てていないチームとは思えない。
清水は6人もメンバーが変わったとは思えないほど、パスワークが冴え、鹿島の守備がなかなか嵌らない。
前半21分、清水のCKは直接ニアへ飛び込みそうになるが、間一髪で防ぐ。
入っていたらまずかった。
飲水タイム、ザーゴが選手に指示を出している・・・。
飲水タイム後、鹿島が清水の攻めに対応し始める。
どんな指示を出したのだろうか?
前半29分、杉岡がプレスを掛けてこぼれたボールをアラーノが収め、中央のレオへ。レオは最終ラインの間に上手く入り込んだエヴェにパスすると、エヴェは冷静にゴールへ流し込んで鹿島が先制!
前半32分、犬飼が高い位置でプレスして奪ったボールをエヴェラウドが拾い、和泉、土居と渡って鹿島が追加点!
鹿島2点目以降が課題・・・。
前半33分、アラーノのシュートはGKの好セーブに阻まれる。
前半35分、土居のシュートは左ポストに阻まれる。
さらに・・・エヴェラウドやアラーノがチャンスを得るがゴールは決まらず。
前半終盤、鹿島が試合を支配したまま前半終了。
後半序盤、土居、エヴェラウド、杉岡らのシュートはことごとくゴールに決まらず。
すると・・・
徐々に選手交代を早目に行う清水が盛り返してくるが・・・。
後半18分、エヴェラウドと土居を、上田と土居に交代させる。
さらに・・・
後半25分、アラーノと和泉を遠藤と白崎に交代させる。
飲水タイム後、鹿島優勢ではなくなる。清水が良くなったというよりも、鹿島のプレスが掛からなくなった。
後半34分、清水に1点返される。
後半終盤、両チームともに互角。どちらもチャンスを得るが決めきれず。
試合終了、なんとか鹿島が逃げ切り5連勝。
選手が固定されると起きる問題・・・
シーズン序盤はザーゴ監督が選手の特徴を掴むためと、結果が出ていなかったこともあり、起用する選手が目まぐるしく変わっていた。
その分、出場する選手のプレーは誰が出ても大きく違いはないように感じられていた。
しかし、ザーゴの見極めもある程度終わり、戦術が浸透し始め、、結果が伴うようになると、起用される選手が固定され始めてきた。
エヴェラウド、土居、和泉、アラーノ、荒木、三竿、レオ、犬飼、関川、永戸は、実力的にファーストチョイスされている気がします。
固定されることで、選手間の連携が熟成され、パス交換が激しくなり、攻撃のリズムも上がりましたが、その反面、控えの選手が出た時に「差」が大きくなることが出てきました。
この日の清水戦、町田や杉岡が決して悪かったとは思いませんが、明らかに序盤は、チームもそして2人自身も、戸惑っていたように思います。
その後、杉岡はどこかで開き直ったのでしょう。
持ち味の攻撃(永戸にはないドリブルや抉ってクロス)を出すことで良さを出していました。
一方の町田は、無難に守りに徹することでチームに馴染んでいましたが、残念ながら関川に変われるほどの違いは出ていなかった。
それでも、2人はまだ出場機会を得ている方なので、時間と共にチームに馴染んでいきましたが、明らかに出場機会の乏しい白崎は、出ていないが故にスピード感や勘が鈍っているように感じました。
誰が出ても鹿島は鹿島・・・
これを実現するためには、リーグ戦だけではダメですね。
ある程度の試合数がないと戦力の底上げは出来ないので、何としてもACL出場権は確保して欲しいと思います。
地位が人を作ると言うが・・・
明らかに土居が変わった。
トップ下で起用されているからと本人は言うが、それだけではない。
ゴールへ向かう姿勢、自分が引っ張るんだという姿勢が、ハッキリと見える。
内田の引退、会見・・・
何かが彼の心に中のスイッチを入れたのでしょうね。
ビジネスの世界でも「地位が人を作る」と言いますが、典型的なパターンですね。
あとは、これが継続されることを願います。
ちなみに、個人的には「出来る人は地位に関係なく出来る」の方が好きです。
今後の鹿島について
ACL圏内を確実なものにするためにも、次節の勝利がマストです。
1週間、しっかり休んで、しっかり準備して、勝利して欲しいです。
■鹿島アントラーズの今後の試合予定
- J1第17節 9/19(土) 18:00 アウェイ VS C大阪
- J1第18節 9/23(水) 19:00 ホーム VS 湘南
- J1第19節 9/27(日) 17:00 ホーム VS 大分
- J1第20節 10/3(土) 19:00 アウェイ VS G大阪
- J1第21節 10/10(土) 16:00 ホーム VS 横浜FC
- J1第22節 10/14(水) 18:45 アウェイ VS 鳥栖
- J1第23節 10/18(日) 13:00 アウェイ VS 札幌
- J1第24節 10/24(土) 14:00 ホーム VS 広島
- J1第25節 10/31(土) 17:00 ホーム VS 名古屋
伊藤翔や白崎、杉岡や名古などもなるべく起用して、戦力の向上、怪我の防止に努めて欲しいです。
まとめ
清水戦の勝利の後、「ロッカールームの雰囲気は良くなかった」と土居がコメントを残しているし、ザーゴ監督も勝利したのに「理想からは程遠い」と満足していないコメントを残している。
よかった。
鹿島らしくなってきた。
勝利しても満足しない、タイトルを獲っても満足しない・・・
もっと良くなる、もっと勝てる、もっと獲れる。
この貪欲さがある限り、鹿島は必ずタイトルを獲る。
勝利こそ全て!
タイトルこそ全て!!
行け、アントラーズ!!!
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