去就が定まらず、新年から多くのサポーターをヤキモキさせたセルジーニョの、中国クラブへの完全移籍が発表された。
先日行われた新体制発表時に、小泉社長自ら「移籍前提で交渉中」と明言していたので、悲しくはあるが驚きはなかった。
ただ、とても残念だ。
どうして、これほどの選手を留めて置けなかったのでしょう。
やっぱりお金なのかなぁ・・・。
セルジーニョの完全移籍、そして明日に迫った新シーズン最初の公式戦について、雑感をまとめておくことにしました。
ありがとうセルジーニョ!またいつか!!
本当にシュート技術の高い選手でした。
2018年夏、ジーコに導かれて鹿島にやってきた若きブラジル選手は直ぐに結果を出してチームに溶け込みました。
そしてACL6試合で5得点を上げ、鹿島の悲願のACL制覇に大きく貢献をしました。
1年半の在籍で76試合31得点という得点の多さも目を引きますが、彼の頑健な身体はチームを助けてくれました。
2019年度はリーグ戦34試合中33試合に出場して12得点上げていますし、全公式戦55試合中47試合に出場しています。
これは凄いことですよね。
過密スケジュールを強いられ、野戦病院化したチームを、どれだけ助けてくれたことでしょうか・・・。
また、何よりも彼の人間性は素晴らしかった。
日本人以上に律儀で、誠実で・・・
味方のシュートが決まると誰よりも早く両手を上げて喜びを表現し、チームを盛り上げている姿が私はとても好きでしあ。
本当に素晴らしい選手でした。
彼が鹿島ファミリーとの別れに際し、彼自身のインスタグラムに掲載した写真が、セルジーニョの人間性を現わしていると思うので掲載します。
ありがとう。セルジーニョ!
活躍を願っています!
鹿島が世界屈指のチームになるために必要な痛み・・・
日本で屈指の強豪となり、アジア王者となり、世界で戦えるチームになる。
その実現のためには、国際試合での場数を踏み、結果を出すしかないのだが、結果を出せば出すほど、良い選手が引き抜かれていく。
既に、日本人の若手が海外に移籍していく道筋は出来つつある。
そして今回のセルジを皮切りに、鹿島に加入するブラジル人の若手選手がステップを踏めるようになれば、ブラジル国内で「鹿島に行けば未来が広がる」と認知され、才能豊かな若きブラジル人選手を獲得しやすくなるに違いない。
そして、彼らを育てながら国内外で勝利を重ねることで、鹿島と言うチームのブランドを高めていけば、今以上に良い移籍話や、より良い移籍金を得られるようになるはずである。
このサイクルを繰り返し、アントラーズ自身が世界で戦えるチームになる頃には、逆に実績のある優秀な選手を引き抜ける立場になる・・・はず。
鹿島が世界屈指の強豪になった時は、日本やアジアのサッカーレベルの向上に繋がるに違いない。
セルジーニョの移籍は、この壮大な夢への一歩だと信じ、これからもチームを応援していきたい。
・・・何年掛かるか判らないのが問題だ。生きているうちに実現して欲しいが。
ちなみに、セルジーニョほどの選手の移籍が中国2部なのは何故だ!
と否定的な意見を言う人もいる。
しかし、彼が移籍した長春亜泰足球倶楽部は2006年から13年間も1部で戦い続け、優勝経験もあるチームです。
2018年シーズンで降格し、2019年は1年での返り咲きを狙うも5位に終わったため、現在、巻き返しを図っている戦力を整えている最中であり、決して、「2部だから都落ちだ。」等と言うようなチームではないと思います。
2020年鹿島アントラーズの戦いが始まる
2020年1月28日、聖地カシマスタジアムにオーストラリアのメルボルンVを迎え、ACLプレーオフを戦います。
掲げ続けている4冠を成し遂げるためには、最初の一歩目から躓く訳にはいきません。
監督もコーチも総入れ替えな上、選手も昨年から13人が退団し、11人が新加入したチームを、どのようにまとめて戦うのだろうか?
メルボルンVの試合は、ザーゴ新監督がどんな種類の引き出しを持っているのか、覗くことが出来る1つの機会だと思うので、とても楽しみです。
まずは勝利!
勝つことで、チームをまとめ、勢いに乗って欲しい。
まとめ
この時期のワクワク感は、何度味わっても楽しいものだ。
どんな戦いを見せてくれるのだろうか?
今年は、例年よりは少し気長に結果を待つことにしよう。
勝利こそ全てのチームだけど・・・
まずは、勝利のために正しい道を歩んでいるかと言う点に注目したい。
遠路、駈け付けるので
戦う姿勢を見せてください!
2020年もアントラーズと共に生きる!!
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