2020年1月28日、鹿島アントラーズは聖地カシマスタジアムにメルボルンVを迎え、2020ACL本選出場権を掛けたプレーオフを戦いました。
前夜から降り続く氷雨と強風・・・
最悪の天候ですが、それほどピッチが荒れた状態になっていなかったことに、芝を管理する人たちのプライドが垣間見えました。
鹿島は、新戦力のうち6人を一気にスタメン起用するなど、新たな陣容で試合に臨みましたが、結果はあってはならない敗戦。
数多くの不満はあれど、負けは負け。
そのことはしっかり記しておくことにします。
悔しいシーズンの一歩目となった、2020ACLプレーオフ・鹿島VSメルボルンV戦について思うところをまとめておきます。
- 2020ACLプレーオフ・鹿島VSメルボルンV戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
- 2020ACLプレーオフ・鹿島VSメルボルンV戦の試合内容と選手の感想
- 2020ACLプレーオフ・鹿島VSメルボルンV戦を観て感じたこと
- 鹿島の今後について
- まとめ
2020ACLプレーオフ・鹿島VSメルボルンV戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
鹿島 0-1 メルボルンV
後半9分:アンドリュー ナバウト
よりによって、元浦和のナバウトに決められたのがイラッとした。
シュート17本で枠内13本、相手はシュート6本で枠内4本。
典型的な、攻め続けたチームが負けるパターン・・・。
スターティングと交代メンバー
GK 1クォン スンテ
★DF3奈良 竜樹
★22広瀬 陸斗
39犬飼 智也
MF4レオ シルバ ⇒後半32分15伊藤 翔
★7ファン アラーノ
8土居 聖真
★11和泉 竜司⇒後半27分41白崎 凌兵
★14永戸 勝也
20三竿 健斗
★FW9エヴェラウド
※★は新加入の6名
サブメンバー
GK21曽ヶ端 準
DF2内田 篤人
33関川 郁万
MF6永木 亮太
37小泉 慶
白崎と伊藤は途中出場。
メンバーを見て思うのは、攻撃の枚数が足りない気がする。
怪我人などもいて揃っていないのは事実だが・・・。
やはり2列目よりも前が1枚足りない気がする。
名古や上田、新卒の荒木が加わっても怖さはまだ出せないと思う。
2020ACLプレーオフ・鹿島VSメルボルンV戦の動画ハイライト
画面で見ても鳥肌が立つような氷雨です。
サポーターは身も心も凍ってしまったことでしょう。
下記の動画ハイライトは公式ではなく、個人の方のサイトなので、埋め込みではなくリンクを貼るだけにしておきます。
2020ACLプレーオフ・鹿島VSメルボルンV戦の動画ハイライト
2020ACLプレーオフ・鹿島VSメルボルンV戦の試合内容と選手の感想
試合前から降り続く冷たい雨、ぬかるんでいくピッチ、風の所為で思わぬ軌道を見せるボール。
正直、怪我が一番怖いと思ったのが油断だったのか・・・。
前半総括、終始、鹿島ペースで試合が進んだ。
新戦力のアラーノ、和泉、そして右サイドの広瀬が目立つ。
一方、レオと三竿の両ボランチは身体が重たそうだ。
和泉とエヴェラウド、そしてレオの決定機を3つ逃したのは痛かった。
ザーゴ監督が愕然としている様子が目につきました。
後半総括、メルボルンがギアを上げた対処にまごついたのが敗因か。
ナバウトは得点の3分前にも際どいシュートを放っていた。この時もDFが間に合っていない。
失点後、鹿島が猛攻を仕掛ける。
同点弾は時間の問題にも見えたが・・・かなり焦りも感じられた。
そんなに焦る必要はないのに・・・と思う位、パスが乱れていた。
負けは悔しいが、相手GKを褒めるしかない。
あれだけ神懸かり的セーブを連発されては万事休すである。
試合終了、負けた。
早くも4冠の1つへの挑戦権を失った。
2020ACLプレーオフ・鹿島VSメルボルンV戦を観て感じたこと
色々な意見はある。
色々と思うことはある。
でも、やっぱり何か言うとしたらこれだけだ。
鹿島は勝たなくてはいけない
鹿島のレジェンド達が言うには「タイトルを獲ってこそ判るものがある」そうだ。
逆に言えば、タイトルを獲った経験のある選手が、チームにそれを伝えていかなくてはいけない。練習でも、試合のピッチでも。
昨日のメンバーにおいて、鹿島で複数のタイトルを獲った経験がある人間は、スタメンでは土居ただ一人であり、プレーや言葉でメンバーを奮い立たせる正確ではない。
一方、ベンチには曽ヶ端、内田、永木と居たが誰も出ていない。
この点が、昨日の試合後半のプレーに、大きな影響を与えたように思います。
昨年終盤や天皇杯決勝とは違うとか、始動して日が経っていないとか、色々と意見があるようですが、私は2017年ラスト2節で失った「勝ちきる」やり方を、取り戻せていないのが鹿島の一番の問題だと思います。
敗戦時にブーイングするのか?それとも拍手すべきか?
昨日の試合後、サポーターは挨拶に来た選手達を拍手で迎えました。
その光景を見て、キャプテンは本来はブーイングをすべきなのにと言いました(昨年は褒める時は褒めてと言ったの自分だけど・・・)。
一方、サポーターの中にはブーイングをすべきだった!
と言う人もいます。
何が正解だったのかは分かりません。
だけど、もしも誰かが試合直後にどうする?と私に聞いたら、こう答えます。
選手にはお疲れ様と言い、あとは無言で立ち尽くす。
その理由は以下の通りです。
様々な要因を考えると選手へ怒るのは忍びない。怒るなら協会とか組織に対してだ。
でも、褒めることも出来ない。
だって、タイトルを失ったのだから!
昨日の試合の敗戦は、単にシーズン開幕戦の1試合で負けた以上の重みがあります。
なぜなら、目指す4冠のうち、1冠を失ったのですから!
そう考えたら、拍手できますか?
タイトルを失ったのに、拍手してどうするの?
選手だって、戸惑うような気がします。
勝手な私見ですが、拍手しているのを見て、そう感じました。
鹿島の今後について
プレーオフに負けたので、鹿島はルヴァンカップのグループステージから戦うことになりました。
ACLを戦うのに比べて試合数が減る訳ではないのですが、アジア各国を飛び回ることを考えたら、選手の身体には良かったのか知れません。
もっとも、今年のACLは中止になるような気がしています。
新型肺炎・・・そう簡単にアジアで収束しないと思う。
■鹿島アントラーズの今後の試合予定
- プレシーズンマッチ2/1(土)14:00アウェイ VS水戸
- ルヴァンGS第1節 2/16(日) 14:00 アウェイ VS 名古屋
- J1第1節 2/23(日) 14:00 アウェイ VS 広島
- J1第2節 2/28(金) 19:00 ホーム VS 神戸
- ルヴァンGS第2節 3/4(水) 19:00 アウェイ VS 清水
- J1第3節 3/8(日) 14:00 ホーム VS 清水
- ルヴァンGS第3節 3/11(水) 19:00 ホーム VS 川崎F
- J1第4節 3/14(水) 19:00 アウェイ VS 名古屋
- J1第5節 3/18(水) 19:00 ホーム VS 鳥栖
- J1第6節 3/22(日) 14:00 ホーム VS 湘南
日程を並べてみたら、気付きました。
序盤は名古屋と清水との試合がダブルだ。
この4試合は、ルヴァン制覇にも、リーグ制覇にも、鍵を握りそう。
まとめ
負けた。
鹿島の公式HPでも、トップ下に、昨日の試合は0-1で負けを喫しました。
とシンプルに負けと言う文字を使っているのは良いと思う。
どんなに言葉を重ねても「負けは負け」だから。
2020年はそこからの「スタート」だと思えば、他のチームよりも先に腹が括れて良かったと思うしかない。
今年は我慢の一年になることは判っている
だから、せめて闘う姿勢、未来への可能性を感じるプレーはみたい。
その上で、やっぱり言います。
鹿島は勝たなくてはいけない!
勝利へ!
行け、アントラーズ!!
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