2016年12月3日(土曜)、2016年のJリーグはシーズンが終了した。
多くの意見が出ているこのチャンピオンシップ(CS)を制して優勝したのは、
鹿島アントラーズである。
通算タイトル18個目、リーグ優勝だけでも8個となった。
先日の第1戦で敗戦した後、悔し紛れ半分で、強気の第2戦への展望を書いた。
- 初戦の0-1での敗戦は、やることが明白になった
- 柴崎の使い方と鈴木優磨が鍵を握る
こんなにも、予想が的中して結果が出るとは思いませんでした。
スポーツ記者の人が、その仕事の魅力に取り付かれるというのが、ホンのちょっとだけ、判るような気がしました。
一夜明けても、まだ興奮が収まりませんが、記憶も新鮮なうちに記事にしてみたいと思います。
両チームのメンバーと試合結果について
鹿島は柴崎が先発に戻り、第1戦で先発した中村が控えに回る。
そして控えに待望の鈴木が戻る。第1戦から外れたのは三竿だ。
これはチームの攻める意識が出た布陣と思う。
浦和は第1戦から2人を替えている。駒井→高木、李→関根。
浦和のことは余り詳しくないので書かないが、李を外している時点で、ギラギラした攻撃思考ではなく、どちらかというバランス重視になっていたように思う。
浦和レッズ 1-2 鹿島アントラーズ
(選手名) (選手名)
GK 1 西川 周作 GK 21 曽ヶ端 準
DF 5 槙野 智章 DF 3 昌子 源
6 遠藤 航 14 ファン ソッコ
46 森脇 良太 16 山本 脩斗
MF 3 宇賀神 友弥 22 西 大伍
9 武藤 雄樹 MF 6 永木 亮太
10 柏木 陽介 10 柴崎 岳
13 高木 俊幸 25 遠藤 康
22 阿部 勇樹 40 小笠原 満男
24 関根 貴大 FW 8 土居 聖真
FW 30 興梠 慎三 33 金崎 夢生
(交代) (交代)
後半14分 高木→青木 後半13分 遠藤→鈴木
後半16分 関根→駒井 後半28分 小笠原→伊東
後半26分 興梠→ズラタン 後半43分 鈴木→赤崎
(控え) (控え)
GK 15 大谷 幸輝 GK 1 櫛引 政敏
DF 4 那須 大亮 DF 23 植田 直通
MF 16 青木 拓矢 24 伊東 幸敏
18 駒井 善成 MF 11 ファブリシオ
FW 11 石原 直樹 13 中村 充孝
20 李 忠成 FW 18 赤崎 秀平
21 ズラタン 34 鈴木 優磨
メンバー表を見て思ったのは、第1戦の記事も書いたように鈴木優磨が戻ったことが大きい。1点とって後半に入れば、彼を投入して一波乱起こせる気がしていました。
前半、硬さが目立つ鹿島と上々の滑り出し浦和
鹿島のスタートは良くなかったです。
やることはシンプルなので、迷いがあると言うよりは、単純に全体の動きが鈍かったように思います。
2点取らなければいけないという重圧は、やはり馬鹿に出来ないのかと感じました。
一方の浦和は、第1戦での良さをそのまま引き継いだような、軽快な動きを見せていました。特に、第1戦に出ていなかった高木や関根のキレがよく、鹿島を翻弄している感が強かったです。
幸先良く、浦和が先取点を上げる
前半7分、右サイドを抜けた高木から絶妙なセンタリングが上がり、武藤がDF2枚を引き付けた後ろに興梠がフリー!
きっちりと抑えたボレーがゴールに決まり、浦和が先制します。
本当に綺麗なセンタリング、2枚のFWがそれぞれ役目を果たし、点を取る。
完璧なゴールでした。
鹿島を突き放せなかった浦和
エンジンの上がらない鹿島を尻目に、浦和の攻撃陣は躍動します。
特に危なかったのが、武藤の2本のシュートでした。
- 前半10分、ペナルティエリア右から武藤が侵入
昌子をかわしてシュートするが、クロスバーに当たって外れる。 - 前半26分、中央から左へペナルティエリアに武藤が侵入
スルーパスが通りシュートを放つが、寸前で昌子が飛び込み、今度はブロックに成功する。
他にも、危ない場面が次々に作られていました。
高木と関根、それに武藤が絡んだ攻撃が繰り出され、
正直、アントラーズファンとして、このまま2点目取られたらテレビ消してやろうかな・・・と思うくらいの有様でした。
ですが、この浦和の時間帯に2点目を取れなかったことが、最終的にこの日の結果を左右することになりました。
サッカーのあるあるですね。
チャンスを外したチームは負ける・・・。
0-0も0-1も関係ない鹿島の強さ
前回の記事でも書きましたが、
この第2戦、鹿島は1点取られてもあまり関係ありませんでした。
極論を言えば、何点取られても関係なかったのです。
2点以上とって『勝てば』いいのですから。
鹿島にとって幸いだったのは、
相手の先制点が思いの外早い時間帯であったこと。
鹿島のエンジンが掛かるまで、2点目を取られなかったこと。
この2点につきると思います。
点を取られ、ようやく、自分たちがすべきことに頭と身体がリセットされ、鹿島の動きから硬さが取れていきますが。それでも前半25分くらいまではエンジンが掛かりませんでした。
興梠には悪いけど、彼が20分過ぎに足を痛めて試合が中断したあとから、鹿島の動きにリズムが生まれたように感じています。
そこからは、シンプルな結果しか求められない鹿島側の状況が、試合運びを有利にしたと言えます。
- まず1点とろう。
- 1点取ったら2点目をとろう。
- 相手にはこれ以上点を取られないようにしよう。
チーム全体の意識の統一が出来たことが、勝利に繋がったと思います。
第1戦と変わらず、浦和の最終ラインに隙あり
第1戦でも、DFラインの裏への飛び出しや、FKやCKでのDF陣の守りに不安を感じさせていた浦和ですが、この第2戦でもその状況に変わりはありませんでした。
リーグ戦を断トツの最小失点・28失点で切り抜けたはずの浦和ですが、その固さが感じられませんでした。(鹿島は34失点)。
危機察知の感覚が鈍ってるのか、意外とあっさりチャンスをくれる印象が強かったです。
もしかすると、試合感覚が開いてしまったと嘆いていた浦和の監督は、この守備陣の状況を恐れていたのでしょうか?
いずれにしましても、エンジンが掛かってからの鹿島は、積極的に裏への飛び出し、DFの間へのスルーと攻撃を繰り出すようになっていきます。
石井監督の指示も的中
開始当初、柴崎は左のサイドハーフにいましたが、中盤以降、ベンチの指示でトップ下へ入りつつ、自由に動く権利を与えられたように思います。
彼が前を向いてプレーする機会が増えたことで、明らかに鹿島のリズムは変わりました。
石井監督の采配が的中した瞬間といえます。
狙い通り、浦和を追い詰める鹿島の1点目
右サイドを駆け上がる遠藤が、宇賀神(だと思う)との競り合いに勝ち、前へ抜け出しました。
ゴール前に、鹿島の選手が2人。
ファーサイドの金崎がフリーなのを見て、遠藤から完璧なセンタリングが上がる。
落ち着いて、定石どおり叩きつけた金崎のヘディングが、鹿島の優勝への道をこじ開けました。
前半序盤の酷い状態の時には、正直、ボロ負けするのではないかと思ったほどでしたが、この1点で、確信しました。
「いける。2-1には必ず出来るはず」
特に、鹿島得意のワンチャンスをきっちり活かしたからには、勝てるイメージしか沸いてきませんでした。
後半、じわじわと浦和を苦しめるレギュレーション
後半も、前半の鹿島が1点取ってからの雰囲気が残ったままの試合展開となりました。
やはり、アウェイゴール数で勝てるシステムは、良い面もあるし、時にそれが苦しめることもあると実感しました。
鹿島からすれば、とにかく残り45分、きっちり守って1点取るだけ。
浦和からすると、このまま引き分けるか、鹿島よりも1点多く取って勝てばいい。
どちらも、シンプルそうですが、浦和の『鹿島よりも1点多く取って』の部分が、シンプル差を判り難くしていたと思います。
浦和は、とにかく勝てばよかったのです。
いつもどおり、攻めの姿勢を貫き、勝てば良かった。
それなに、色々と考えすぎたのではないでしょうか?
- 引き分けでも優勝だ!
とか・・・
- 鹿島に2点取られたら3点取らなければいけない・・・。
とか・・・
その頭をよぎる「何か」が、浦和の選手の動きに重石を載せていたように思います。
点を取るだけの鹿島
後半の鹿島の選手の動きを見ていて、使い古された言葉ですが、この言葉を思い出しました。
『シンプル イズ ベスト』
- 1点を取る
- 2点目はやらない
まあ、口で言うより遥かに難しいけど、それでもチームが一体になる目標が明確であったことは、鹿島を有利にしたと思います。
守るのか攻めるのか、心が決まらない浦和
一方の浦和は、選手全員の気持ちが明確になっていなかった様に思います。
数人の選手は、前半と変わらず危険なプレーを繰り出していましたが、チームとしての迫力が感じられませんでした。
もっとも、後半7分の高木のどフリーを外すようなプレーがなければ、違った展開になったかも知れませんが。
真打ち登場!攻めの姿勢を鈴木でヒートアップする鹿島
後半13分、鈴木が投入されました。
このような雰囲気の中で、彼は本当にワクワクさせてくれます。
なかなか面白い存在で、昨年から期待して注目して追っかけていたのですが、その期待を裏切らず、今年も随所に良い動きを何度も見せてくれました。
今の日本サッカーに、サッカーだけでなく一般社会においても、
彼のような「血に飢えたギラギラ感を漂わせた選手(人)」はなかなかいませんよね。
何がしたい?2枚を立て続けに替えた浦和
鈴木投入後に、鹿島よりになった流れを取り戻すべく、浦和のベンチも動きました。
動きましたが、正直、その意図は良く判りませんでした。
浦和は攻めのチームでしょう?
確かにリーグ最小失点だけど、それは攻めるからなし得たことではないのか?と。
高木を下げて、青木を簿ランチに入れて柏木を1列前に出しましたが、柏木みたいな選手への対応は鹿島の得意とするところです。
そして、次は関根を替えて駒井を右サイドバックに投入しましたが、これは鈴木対策だったのでしょうか?
正直、この2枚の交代は、
チームに攻めなのか?
それとも守りなのか?
疑問を生じさせたと思うのです。
事実、2人交代しても、鹿島の動きは止まりませんでしたから。
石井監督、前半に続き采配が冴える
投入当初は右サイドで暴れていた鈴木ですが、
彼の強みを活かすため、中央へポジションを替えるようにベンチから指示が出ます。
その指示が、決勝点に繋がったと言っても良いのではないでしょうか。
攻め続けた鹿島にPKが与えられる
後半32分、スルーパスに反応してペナルティエリアに侵入した鈴木を、
槙野が倒し、PKを得ました。
中央よりにポジションを動かしていた鈴木に気付かなかったのか判りませんが、
鈴木の存在に気付かず、止められたはずのスルーパスをスルーした槙野のミスから生まれたチャンスですが、鈴木のしたたかな動きは際立っていました。
解説の木村和司も、「若いのにやるなぁ」と褒めてましたが、本当に完璧な位置取りでした。
それと、印象的なのは、このチャンスを生み出した一連の流れです。
セカンドボールの取り合いで、柴崎が肉弾戦を挑んで、必死にマイボールにしたところからこのチャンスが生まれています。
彼がこのようなプレーを見せ続ければ、代表復帰の芽も出てくると思います。
PK奪取後の、金崎と鈴木の攻防はお約束です。
柴崎が間に入って仲裁していました。
ボールをセットした金崎に、ちょっかいを出しに行った槙野に、鈴木がとった行動も面白かった。
『うちのキッカーになにしやがる』
といった勢いで、槙野を思い切りド突いてました。
彼にとってはチームが全てで、向かってくる奴は誰もが喧嘩上等なんだな・・・と。
PKのシーンは、久々に正座してしまいました。
PKで正座したのは、2004年のアジア大会準決勝ヨルダン戦以来だと思います。
あの時は本当にすごかった・・・。
忘れた方はこちらの動画をどうぞ。後半のPKは今見ても鳥肌が・・・。
鹿島のお家芸は今年も健在なり
目論見どおり2点目をとってからは、鹿島伝統のスタイルを存分に見せ付けました。
アディショナルを含めれば15分近くありましたが、したたかに守りきりました。
浦和がなれないパワープレイをしたからか、
ベンチ内の意思が統一されていなかったからか、
その辺りは判りませんが、
鹿島はしっかりと『鹿島りました』。
終了間際、武藤がゴール前でチャンスを得ましたが、外してしまいました。
今日、彼は3回チャンスがありましたが、点に結びつくことはありませんでした。
2016年12月3日は、彼の日ではありませんでした。
栄光の瞬間
後半50分、放り込まれたクロスを大きくクリアしたところで、
主審の笛が鳴りました。
トータルスコア 浦和2-2鹿島
アウェイゴール 浦和1-2鹿島
鹿島アントラーズの7年ぶり8度目の、Jリーグチャンピオンが決まった。
チャンピオンシップを振り返る
チャンピオンシップの意義や意見については、ここでは触れないことにします。
それに触れたら、きりが無くなってしまうので。
振り返るのは、準決勝と決勝の3試合です。
チャンピオンシップ準決勝 川崎F戦
浦和戦を終えてから改めて感じるのは、
川崎はこのような特殊な状況での経験値が少なかったという事です。
明らかに、1発勝負の試合という状況に惑わされ、自分たちのスタイルを見失っていたと思います。
ちなみに浦和は、第1戦では意思の統一と勝利の追及が出来ていたと思います。
いつも通りの戦いを、チーム全体で忠実に行う。
イレギュラーな試合のときこそ、いつも通りのことをしなくてはいけないのに、
川崎はリーグ最大得点力を活かすことなく、敗れ去った感がします。
鹿島は狙い通りの試合をし、狙い通りの結果を得たといえます。
チャンピオンシップ 決勝第1戦 浦和戦
準決勝では狙い通りの試合をした鹿島も、色々なシチュエーションが考えられるようになった決勝では、動きに『微妙な鈍さ』を生じさせていた。
浦和は、鹿島のホームでギャンブルは出来ないため、守備の意識が高くなっていた。
その結果、観る側としては面白みのない試合になってしまったと言えます。
それでも、鹿島のスタイルになる可能性もありましたが、
遠藤が西川との1対1を外し、
微妙な判定のPKを取られた事で、
第1戦の勝負は決したように思います。
点を取られた後、柴崎が途中出場すると鹿島に攻めのリズムが出たように思えました。
しかし、今になって考えますと、浦和がしっかり守りの布陣をひいたことで、中盤を制することが出来るようになっただけだった、とも思えます。
このように、チーム全体で意思が統一されてプレイすれば、浦和はしっかりと守れるチームなのだから、第2戦でもこのプレイが出来ていたら、あるいは・・・と思います。
- 鹿島は、ホームで負けましたが、0-1なので第2戦ですべきことは判りやすくなりました。
- 浦和は、相手のホームで先勝し圧倒的に有利になったことは間違いありません。しかし、優勝するための様々なシチュエーションが考えられる状況でもありました。
チャンピオンシップ 決勝第2戦 浦和戦
詳細は、この記事で書いたとおり、やることがハッキリしていた鹿島が勝利した。
ひとつ思うのは、何故に『李』を使わなかったのかな?という事です。
私の勝手な考えではありますが、
鹿島は、李みたいな『気持ちでプレイ』する選手は苦手としているように思うのです。
それも鹿島の伝統かな?と思うくらいに、捕まえるのが苦手で、やられるイメージがあります。型にはまった攻撃をされればされるほど、罠に嵌めるのは容易いのですが、枠にはまらないプレーは、どうしても後手になりがちだからかと思うのです。
正直、浦和が後半最初から李を出していたり、最後の交代がズラタンではなく李を出していたら、かなり際どかったと思います。
なんで、李を使わなかったんでしょうね?
謎です。
クラブワールドカップへの想い
Jリーグチャンピオンになったことで、日本で開催されるクラブワールドカップに出る権利を得たことは、選手にとっても、サポーターにとっても、最高のプレゼントになりました。
鹿島は、国内では18個のタイトルを取り、『常勝軍団』などと言われていますが、一方で『内弁慶チーム』とも言われています。
何しろ、国際試合の実績が少なすぎるのです。
この点は、ACLを制覇した浦和やガンバに敵いません。
だからこそ、ACLをどうしても取りたいというのが、鹿島の選手も、そしてサポーターも共通した願いなのです。
今回、ACLで優勝した訳ではないですが、クラブワールドカップへの出場権を得たことは、棚ボタ的ですが最高の機会だと思います。
この大会で良い試合をすれば、世界に鹿島アントラーズの名前を広める絶好の機会です。
なぜなら、それによって、2つのメリットが生まれると思うからです。
が生まれ戦いやすくなる。
- 来期のACLで戦うことになる他国のチームから見る、鹿島の立ち位置に変化が生まれ、試合がやりやすくなる。
- 外国人選手の獲得の際に、鹿島でプレーしたいと思わせる切っ掛けになる。
12月8日から始まるので、疲れを癒す準備もありませんが、ぜひとも良いゲームをして欲しいものである。
まとめ
第1戦の後、鹿島が勝つならこれだ!
と思って書いた内容に近い結果となって、長年アントラーズを応援してきた私としては、とてもうれしい結果となりました。
試合が終わった瞬間は、痺れる試合に勝ったことで嬉しさが爆発しましたが、選手のインタビューや表彰式を見ているうちに、だんだん冷静になってきました。
冷静になると同時に、やっぱり、「なんだろう、このモヨモヤ」が残り、ちょっぴり残念でした。
この、浦和への借り、、、と言うかモヤモヤを一掃するには、来期が勝負だと思います。
それから、試合後に各局で出演している選手のインタビューを観ていて、一つ感じたことがあります。
試合直後は、皆、とても嬉しそうでしたが、時間が経ってからは、既に目は別のところへ向いているように感じました。
笑顔だし、口では嬉しいと言ってますが、目が笑っていない。
呆然としている浦和の選手を見たからか、
勝ち点差で大きく離されていた現実を思い出したのか、
小姑のような小笠原が締めたのか、
定かではありませんが、目は既に次の目標に向けられているように感じました。
19冠目がどのタイトルになるのか判りませんが、
取るチャンスが目の前にある限りはそれを常に目指す。
それがクラブワールドカップだろうと、天皇杯だろうと・・・。
この意識が『鹿島の伝統』を作っているのかな?
と思う私は、親ばか的な鹿島サポーターですね。
鹿島アントラーズ、優勝おめでとう!
最高の夜をありがとう!!