2022年9月3日、鹿島アントラーズはホームのカシマスタジアムに浦和レッドダイヤモンズを迎え、2022年J1第28節を戦いました。
岩政体制になって4試合目。
勝利は初戦の福岡戦のみである、前節は川崎に黒星を喫しています。
コーチ陣も揃いはしたものの、合流から試合まではあまり時間もなく、どれほどチームに効果が現れるのかは疑問でした。
- スタメンやベンチメンバーはどうなるのか?
- 先を見据えつつホームでは勝利を追求するのか?
この2つを気にしつつ、観戦しました。
結果は・・・
いわゆる「2点リードは怖い」でした。
ホームで勝利を見届けたかった、2022年J1第28節(ホーム)鹿島VS 浦和戦の記録を残しておきます。
- 2022年J1第28節(ホーム)鹿島VS 浦和戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
- 2022年J1第28節(ホーム)鹿島VS 浦和戦の試合内容と感想
- 浦和戦で感じた3つのこと
- 2022年J1第28節終了時点の順位表
- 鹿島の今後について
- まとめ
2022年J1第28節(ホーム)鹿島VS 浦和戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
鹿島 2-2 浦和
前半16分アルトゥール カイキ
前半27分アルトゥール カイキ
前半30分松尾 佑介
後半24分岩波 拓也
スターティングと交代メンバー
GK31沖 悠哉
DF2安西 幸輝
5関川 郁万
6三竿 健斗
22広瀬 陸斗⇒後半33分15ブエノ
MF11和泉 竜司⇒後半27分9エヴェラウド
14樋口 雄太⇒後半33分34舩橋 佑
21ディエゴ ピトゥカ
FW17アルトゥール カイキ⇒後半33分10荒木 遼太郎
33仲間 隼斗⇒後半19分35中村 亮太朗
40鈴木 優磨
スンテから沖に変えた理由は何なのか?
試合前はそればかり考えてしまった。
怪我ではなさそうなので、天皇杯に向けた布石なのか?
ようやく10番が帰って来た。
飛躍の年と思っていた今年は、起用法や怪我もあり、ここまで満足にプレー出来ていないので、最後は暴れて欲しいと思っていたが・・・。
2022年J1第28節(ホーム)鹿島VS 浦和戦の動画ハイライト
前半の躍動感が後半に失われる。
今年、何度も見てきた光景だ。
カイキの1点目は実に見事で、試合前の記事でもクロスをカイキがアッサリと決めるような気がする・・・と書いたのが見事に的中した。ちょっと嬉しかった。
でも、岩尾に注意しろと書いたら、それも半ば当たった。かなり悔しかった。
2022年J1第28節(ホーム)鹿島VS 浦和戦の試合内容と感想
正式な発表は無かったが、浦和側に欠場者が多く、意外な感じがした。
とはいえ、それほど見劣りするメンバーでもなく、ACLで勝ち進んでいる勢いと自信を感じさせた。
前半総括:カイキのヘッドは秀逸だ・・・
岩政監督のことだから、浦和対策はしっかりと練って挑んでくれるだろうと思っていたら、想像以上に練った策を準備していた。
前半は浦和に対して先手を打った形となり、面白いようにゴール前にボールが入り、シュートも打ちまくった。
布陣も、中盤がダイヤモンド気味になったり、奇麗な4-3-3を見せるなど、プレー中に選手達が動かしているのが面白かった。
カイキの先制点は秀逸。
でも2点目は相手GKのミス。
ここで、今日は行けると心に隙が出来たのか?
呆気なく1点返されたのが痛かった。
後半総括:メンバーによって違う顔になってしまう
後半は浦和が手を変えてきたこともあるが、鹿島が前半のような運動量を維持できず、ハイプレスや高い位置からプレッシャーを与えられなくなったので、終始、浦和に追い込まれ続けた感じだった。
交代選手の質が・・・
と言うよりは、交代選手に合う戦い方が見つかっていないようだった。
最後の最後、身体を張った守備が功を奏して、なんとか逆転を防ぐことは出来た。
試合終了:やはりホームでは勝利が欲しい
ホームで勝って欲しいと言う願いが叶わずに脱力したが、試合後の挨拶時に優磨がとても落ち込んでいる様子だったのが救いだ。
選手があれほどに悔しさを見せてくれるなら、きっと、次に繋がる。
浦和戦で感じた3つのこと
この日の試合を観戦して感じたことを2つまとめておきたい。
オフの選手獲得は重要
細やかなパス交換
荒木の復帰
オフの選手獲得は重要
広瀬は総合力では良い選手だけど、彼の一番の特徴は攻撃時のクロスだ。
その広瀬の生命線でもあるキックが、この日酷かった。
解説にも「広瀬のキックが一山超えない」と言われるほどに・・・。
選手も人間だから「そういう日」もあるが、問題なのは、今の鹿島には替えがいないことである。
広瀬を引っ張るだけ引っ張った挙句に、交代はブエノ・・・。
岩政監督の苦悩を感じさせる交代カードだったと思う。
今シーズンオフの選手獲得や保有選手の構成は超重要だ。
今年は明らかに「失敗」である。
2年続けて「失敗」したら、強化部は総入れ替えだろう。
細やかなパス交換
残念ながら、後半は殆ど見ることが出来なくなったが、前半は今までとは違うパス交換が多く見られました。
選手間が狭くなり、トライアングルを作るようにしてパスを交換する姿や、チップキックやノールック気味にパスを出す姿は、明らかに今までは違う姿だった。
フットサル界からやってきた鈴木コーチの影響かは謎だが・・・
何かに触発されたようではある。
細やかなパス交換に加え、最終ラインからの鋭い縦パス、さらにはピトゥカのドリブルなど、攻撃のバリエーションが増えることで、相手の守備も狙いが絞り難くなり、鹿島の攻撃が嵌りやすくなると感じました。
荒木の復帰
今シーズンはプレーは出来ないのではと危惧していた「10」番が帰って来た。
残念ながら、この日はチャンスらしいチャンスを得ることも、演出することも出来なかったが、浦和戦でのプレーを見る限り、「腰」の影響は感じさせなかった。
天皇杯を獲るためにも
ACL出場権を手にするためにも
欠かせないピースが帰って来た。
あとは岩政監督がどのように攻撃に組み込むのか?
試合を観戦する楽しみがまた一つ増えた。
2022年J1第28節終了時点の順位表
残り7試合、ホームは僅かに2試合である。
ホームでは、ただひたすらに勝利に拘って欲しい。
遠路駈け付けるサポーターのエネルギー源は、チームの勝利なのだから。
鹿島の今後について
次の試合はリーグ戦ではなく、「天皇杯準々決勝」である。
一発勝負のトーナメントなので、神戸のホームでの戦いになるが、気持ちを強く持って戦い、勝ち抜いて次のステージに駒を進めて欲しい。
- 9月7日(水)天皇杯準々決勝 19時(アウェイ)VS神戸
- 9月10日(土)19時 第29節(アウェイ)VS京都
- 9月16日(金)19時 第30節(アウェイ)VS鳥栖
- 10月1日(土)15時 第31節(ホーム)VS FC東京
- 10月8日(土)14時 第32節(アウェイ)VS磐田
- 10月29日(土)15時 第33節(アウェイ)VS清水
- 11月5日(土)14時 第34節(ホーム)VS G大阪
まとめ
確実にチームに変化は起きている。
来年、再来年と楽しみなチームになることは間違いないと思う。
一方で「タイトルを獲る」と言う結果は、何年も掛けて積み上げる「モノ」よりも、時に大きな「自信」を選手に植え付けことがある。
だから、何が何でも、天皇杯は手にして欲しい。
それを強く願う。
鹿島が鹿島であるには・・・
勝利への飽くなき追及が大切だ!
↓オススメの鹿島アントラーズブログランキングはこちらへ!