2022年3月26日、鹿島アントラーズはホームのカシマスタジアムにガンバ大阪を迎え、2022年ルヴァンカップ第3節を戦いました。
ガンバとは、リーグ開幕戦でも対戦しており、今シーズン早くも2回目の対戦です。
- ルヴァンでの初勝利なるか?
- 代表に選手が参加しているがメンバーはどうか?
- ピトゥカは復帰するのか?
等に注目して観戦しました。
前半は、不運な失点の上、慣れないメンバーでチグハグな戦いが続き、フラストレーションが溜まりましたが、後半は全ての鬱憤を晴らすようなゴールラッシュ!
今シーズン、リーグも含めた最多得点である4得点を上げて、ルヴァンでの初勝利を手にしました。
2022年ルヴァン第3節(ホーム)鹿島VS G大阪戦の試合結果をまとめておきます。
- 2022年ルヴァン第3節(ホーム)鹿島VS G大阪戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
- 2022年ルヴァン第3節(ホーム)鹿島VS G大阪戦の試合内容と感想
- ルヴァンカップグループステージの順位
- 今後の鹿島について
- まとめ
2022年ルヴァン第3節(ホーム)鹿島VS G大阪戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
鹿島 4-1 G大阪
前半4分 パトリック
後半7分 三竿 健斗
後半21分 鈴木 優磨
後半28分 関川 郁万
後半45分 染野 唯月
鹿島の4点はどれも見事でした。
とくに・・・
染野の得点後のチームの喜び方が最高でした!
スターティングと交代メンバー
GK1クォン スンテ
DF2安西 幸輝
5関川 郁万
6三竿 健斗
32常本 佳吾⇒後半42分16小田 逸稀
MF11和泉 竜司
14樋口 雄太
17アルトゥール カイキ⇒後半42分15ブエノ
33仲間 隼斗
FW7ファン アラーノ⇒後半5分35中村 亮太朗
40鈴木 優磨⇒後半29分19染野 唯月
今まで、リーグとカップ戦でGKを変え、経験値や試合慣れ、モチベーションの維持を図っていたようだが、この試合ではチームはスンテをチョイスした。
沖が強く危機感を感じてくれれば良いのだが・・・。
そして、小田が帰って来た!
2022年ルヴァン第3節(ホーム)鹿島VS G大阪戦の動画ハイライト
得点時の選手達の様子を見ていると、本当にチーム状態が良いのだと感じます。
鈴木の得点時のスタジアムの盛り上がり方、そして染野の得点時のチームの兄ちゃん達の盛り上がり方・・・。
最高です!
2022年ルヴァン第3節(ホーム)鹿島VS G大阪戦の試合内容と感想
主力メンバーが各代表に選出され、慣れない選手と布陣になったことを考えると、前半の戦い方は仕方なかったのかも知れません。
前半総括:関川、そこは集中でしょ!
開始早々、鹿島が失点します。
失点の起点となった、三竿への相手のプレーは「え?」と思わざるを得ませんが、最終的には審判が笛を吹かなければ動きを止めてはいけない。
しかし、アントラーズの選手の集中は途切れていて、せっかく鹿島の神様がポストで防いでくれたのに、関川の出足が遅れてパトリックに詰められた。
あのシーンは、もっとスンテが怒っても良いと感じました。
その後、鹿島が攻勢を掛けますが、ガンバ守備陣を思うように崩せず、終了間際のカイキのシュートもクロスバー&昌子に防がれてしまいます。
後半総括:樋口が蹴れば点に繋がる!
後半から何かを変えないと・・・と思って観ていたが、メンバーも布陣も変わらず、不安が募るスタジアムにちょっとした驚きが広がった。
後半5分、アラーノから中村へ交代し、カイキをトップに上げた!
今替えるのか~という驚きは、ガンバ側も同じだったようで、混乱が生じる中で三竿の同点ゴールが決まると、あとは鹿島が押しまくる展開に!
鈴木の逆転弾!
関川の突き放し弾!
染野のトドメ弾!
三竿の同点弾も樋口のCKからなのでで、都合、4点ともに樋口の足から生まれました。
試合終了:笑顔弾けるカシマスタジアム!
やっぱり、勝利後のカシマスタジアムは良いですね。
笑顔と温かい拍手に包まれていました!
神様、仏様、樋口様!
樋口はこの日だけでなく、プレシーズンからずっと良いプレーを続けており、今やすっかり鹿島のプレーに馴染んだ感じがしますが、この日は特に凄かった。
本人も「こんなに感覚が良い日は・・・」と言っていたが、たぶん、ボールを蹴るのが楽しくて仕方なかったのではないだろうか・
本当に凄い!
今の日本代表に割って入るには、なかなか厳しい競争になるとは思うが、名乗りを上げる資格は十分にあると思います。
鹿島サポとしては・・・
今年1年で海外に引き抜かれないことを切に願います!
アラーノとカイキに活躍の場を!
先のリーグ湘南戦で勝ち越し弾を決め、「俺も居るぞ」と雄叫びを上げたアラーノだったので、この日は期待していたのですが、やっぱりアラーノはアラーノで・・・。
一言で言うと「何をするのか敵も味方もわからん」選手です。
素晴らしい動きでチャンスメイクもするけど、ここぞの所でパスミスやトラップミスをしたり・・・、または、敵味方共に「お前がなぜそこに?」と動きがギクシャクするなど、本当にどう評価してよいのか・・・。
一方のカイキですが、前半は終了間際のシュートまで殆ど良いところがありませんでしたが、後半、トップに配されてからは彼個人はともかくチームとしては機能するようになりました。逆転にも繋がっていると思います。
ただ・・・
交代間際は、カウンターのチャンスにゴール前に走る姿は・・・
ガス欠そのものでした。
相当にフィジカルを鍛えないと、90分、トップでプレーするのは難しいと感じました。
レネ監督は、選手の特性を見極めて、ベストな場所でプレーさせる能力に長けていると自分でも話しているので、アラーノとカイキのベストな使い方を、早々に見つけて欲しいと切に願います。
染野の覚醒に期待
エヴェラウドが負傷でブラジルに帰国してしまった。
全治まで最大で6週間を要するとのことなので、フィジカルを戻して試合に絡むようになるまでは2か月近くは掛かるような気がします。
それゆえ、染野にとってはある意味チャンスである。
多くの人が惚れこむ彼の才能が、夏までの間に一気に開花すれば、今年の鹿島の攻撃力はリーグ随一となるに違いありません。
怪我をしがちな印象があるので、しっかりとケアしつつ、優磨に愛のムチ(笑)を打たれながら成長してください!
昌子の姿に寂しさを感じ・・・
前半は流石に昌子だな・・・と感じるプレーがありましたが、後半、優磨と絡んで倒れている間に三竿の同点弾が決まってからは、精彩を欠いてしまったように思いました。
特に、関川のヘッドが決まった後、チームメイトに物凄く怒っていて・・・。
その後、染野にまたもセットプレーでやられてしまい、もはや起こる気力もないように項垂れていて・・・。
それでも!
試合後はガンバサポに挨拶した後、アントラーズの選手よりも先にアントラーズサポの方へ挨拶に来ていました。
皆、拍手を送りつつも、赤いユニを着ていない昌子の姿に複雑な想いを抱き、互いに何ともやるせない気持ちになってしまったのはとても寂しかったです。
人生ままならない。
選手としては、難しいかも知れませんが、いつか、コーチとしてでも良いから、カシマスタジアムに戻ってきて欲しいと感じたのは私だけでしょうか・・・。
ルヴァンカップグループステージの順位
3試合を終えて1勝1分1敗である。
本当に、先の大分戦での3失点での引分けが痛い。
今後の鹿島について
次はホームに清水を迎えます。
昨年、期待に胸を膨らませた開幕戦で、悪夢の逆転負けを喫した相手・・・。
カシマスタジアムでの借りはカシマスタジアムで返そう!
- 4月2日(土)16時 第6節(ホーム)VS清水
- 4月6日(水)19時 第7節(アウェイ)VS福岡
- 4月10日(日)15時 第8節(ホーム)VS横浜FM
- 4月13日(水)19時 ル第4節(アウェイ)VS C大阪
- 4月17日(日)15時 第9節(ホーム)VS名古屋
- 4月23日(土)15時 ル第5節(ホーム)VS大分
- 4月29日(金祝)16時 第10節(アウェイ)VS C大阪
- 5月3日(火祝)15時 第11節(ホーム)VS磐田
- 5月7日(土)14時 第12節(アウェイ)VS広島
- 5月14日(土)15時 第13節(ホーム)VS札幌
- 5月18日(水)19時 ル第6節(アウェイ)VS G大阪
- 5月21日(土)17時 第14節(アウェイ)VS浦和
- 5月25日(水)19時 第15節(ホーム)VS鳥栖
- 5月29日(日)15時 第16節(アウェイ)VSFC東京
※ル=Jリーグカップ
今年は本当に過密日程だ。
総力戦になるなぁ。
まとめ
代表に上田、U21に荒木と松村、怪我でピトゥカとエヴェラウド、そして何故がキャプテン土居もベンチ外・・・。
彼らが居ない中、ガンバに4-1と逆転勝ちしたことは、勢いに乗れると思います。
次のリーグ清水戦、上田、荒木、松村は厳しいかも知れませんが、今のチームならばきっと「誰が出ても鹿島は鹿島」を体現してくれるはず!
突き進め!
アントラーズ!!
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