2024年7月6日、鹿島アントラーズはホームのカシマスタジアムにコンサドーレ札幌を迎え、2024年J1第22節を戦いました。
前節、昨年王者に敵地で完敗。
悔しいけど、差を感じる敗戦でした。
ホームに戻り、気を取り直して5試合ぶりの勝利を目指すアントラーズ。
しかし、中盤の底でチームを支えていた佐野がドイツのマインツへ移籍してしまい、布陣や戦術がどうなるのか?
期待と不安を抱きながら迎えた再出発の一戦でした。
結果は・・・
ようやく!
本当にようやく!!
師岡がプロ初ゴール決めて勝利に貢献!!!
2024年J1第22節(ホーム)鹿島VS札幌戦の記録を残しておきます。
- 2024年J1第22節(ホーム)鹿島VS札幌戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
- 2024年J1第22節(ホーム)鹿島VS札幌戦の試合内容と感想
- 2024年J1第22節(ホーム)鹿島VS札幌戦を観戦して感じたこと
- アントラーズの次の試合は天皇杯3回戦・藤枝戦!
- まとめ
2024年J1第22節(ホーム)鹿島VS札幌戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
鹿島 2-0 札幌
後半16分 師岡 柊生
後半21分 藤井 智也
スターティングと交代メンバー
GK1 早川 友基
DF2 安西 幸輝
5 関川 郁万
32 濃野 公人⇒後半44分16 須貝 英大
55 植田 直通
MF10 柴崎 岳
13 知念 慶
14 樋口 雄太 ⇒後半0分7 チャブリッチ
30 名古 新太郎 ⇒後半44分8 土居 聖真
36 師岡 柊生 ⇒後半17分15 藤井 智也
40 鈴木 優磨 ⇒後半37分77 パレジ
シーズン開始からずっと中盤の底でボールを狩り続けてくれた佐野がドイツへ去り、シーズン開始からずっとベンチでバックアッパーを務めてくれた垣田が柏に去った。
彼らの穴を埋めるのは、10番を背負う柴崎とベンチにはパレジが起用された。
新たなメンバーで、首位を追撃する再スタートを切ることが出来たのは、良かったと思います。
2024年J1第22節(ホーム)鹿島VS札幌戦の動画ハイライト
優磨の2本のアシストが秀逸だから霞んでしまうが、それ以外に色んな選手がいくつものチャンスを演出していましたが、この日も、ことごとく決められませんでした。
それでも、守備陣の文字通り「身体を張った」お陰で無失点に抑えて勝てましたが・・・最下位相手とは思えない危なっかしい試合展開でした。
2024年J1第22節(ホーム)鹿島VS札幌戦の試合内容と感想
試合前日に神戸が先に勝利。
どうやら昨年王者が息を吹き返しつつあるようです。
そしてガンバもマリノスに大勝。
町田は相変わらずの最少得点で勝利・・・。
後半戦。
下位チームには絶対に負けられない試合が多くなりそうです。
前半総括:相も変わらず2列目の得点は遠く・・・
開始早々、最下位の札幌に先制された・・・
と思ったら、小林の手に当たっていてハンドで命拾いとなりました。
その後は鹿島が優勢に試合を進めますが、名古が絶好のチャンスを逃すなど、相変わらず2列目の決定力が湿りっぱなしの状態でいると、徐々に札幌も押し返してきます。
終盤には何度もペナルティに侵入されるようになり・・・
知念や早川、そして植田の懸命のブロックで何とかスコアレスで前半を終えることが出来ました。
後半総括:誰もが待ち焦がれた36番の歓喜
後半頭から樋口をチャッキーに替え、何とか得点を得ようと攻撃を強めるアントラーズでしたが、チャッキーや知念のシュートも決まらない。
何となく・・・
嫌な空気が垂れ込めてきた後半16分!
全世界のアントラーズサポが涙するシーンがやってきました。
鈴木優磨の絶妙のスルーパスを36番師岡がプロ初ゴール!!
柴崎が満面の笑みで讃えているのが印象的でした。
直後に師岡は藤井と交代。
すると僅か数分後に、今度は鈴木優磨のロングクロスに藤井が合わせて鹿島が2点目をゲット!
瞬く間に点が入りましたが、その後がイマイチ。
この日はチャッキーが不発。
何度もあるチャンスを活かしきれず、札幌を突き放せないでいると・・・。
終盤はまたも札幌の怒涛の攻めに遭います。
これまた文字通り、早川と関川が身体を張ってゴールを守ります。
早川は武蔵に(故意ではないけど)顔面を蹴られたのにノーカード!
何ともふざけた判定に悩まされつつも、耐え凌ぎ・・・。
試合終了:試合終了
柴崎がフル出場したこと。
佐野が居なくなっても守備強度がそれほどおちないこと。
師岡に待望のゴールが生まれたこと。
再出発には悪くない一歩となりました。
2024年J1第22節(ホーム)鹿島VS札幌戦を観戦して感じたこと
この試合を観ていて感じたのは以下の3点です。
柴崎岳には柴崎にしか出来ないことがある
シンプルに対人能力や運動量だけで比較するなら、佐野に軍配が上がるかも知れません。
ですが、柴崎は常にアンテナを張り巡らし、周囲の味方を動かし、さらには最も最適な場所へスルスルと動き、最小限のエネルギーで最も効率の良い守備と攻撃を生み出していました。
前半9分過ぎに見せた縦への鋭いパスなどは、最近の鹿島。。。いやJではなかなか目にしないスピードでしたし、師岡のゴールを真っ先に称える姿や、藤井の位置取りを指示するなど、柴崎だからこそだと思いました。
そして何より、鈴木優磨を後半37分で下げることが出来たこと。
ピッチ上に試合をコントロールできる信頼できる選手がいる。
そうポポ監督が考えていることが良く判りました。
もちろん、チャッキーとのパス交換が合わなかったりなど、連携面ではこれからな所がありましたが、それは「時間」が解決してくれるはず。
スタジアムで、試合を見るのがまた楽しみになりました。
師岡の得点力
ようやく、ようやく、師岡にゴールが生れました。
正直、師岡や仲間、それに名古にもう少しゴールが生まれていれば、勝点がもう少し増えていたはずなので残念です。
ただ・・・
チャンスが皆無なことと、チャンスは数多くあるのに決まらないのは、後者の方が圧倒的に可能性は感じるので、ようやく師岡に点が生れたことは光明だ。
点を獲る、またはアシストを決める。
その積み重ねで自信を手にすれば師岡は本当に化ける素質があると信じています。
個人的には、仲間、樋口、藤井、松村といった2列目の候補の中で、もっとも得点を量産するシュートセンスは感じるのですが・・・さて、どうなるかな。
頑張れ樋口!
2024年のポポスタイルになって順応に苦しんでいる選手は多くいますが、樋口もその一人だと思います。
逆に言うと、あれだけのポテンシャルがある選手を活かしきれていないのは、本当に勿体ない事だと思います。
札幌戦でも前半のみで交代になりましたが、名古へのスルーパスなど決定機を数本演出していました。
一方で、優磨へのパスなのか?何処に蹴ったのか?
と言うようなキックもあり、樋口らしからぬプレーもありました。
ですが、札幌戦は決して悪かったとは思いません。
右サイドで、求められるプレーをしていたと思います。
柴崎や濃野と同サイドで数試合戦えば、樋口はきっと新たな境地を開拓するはずと信じています。
アントラーズの次の試合は天皇杯3回戦・藤枝戦!
次なる戦いは「天皇杯」です。
対戦相手の相手の藤枝はJ2で、今年は中位で昇格争いから後退しつつあるようです。
藤枝の攻撃は左サイドが鍵を握っているようなので、鹿島で対峙するのは札幌戦であれば、樋口、柴崎、濃野(途中交代だとパレジと須貝)のサイドです。
3人ともに守備の人と言うよりは攻撃が売りになる選手達なので、果たしてどんな攻防戦になるのだろうか?
天皇杯は獲ればACL出場への道が開けるので、全力で挑みたいところです。
しかし、この熱さの中で週2試合・・・しかも次のリーグ戦は絶不調とは言えマリノス戦である。
出来ることならば、優磨、名古、柴崎、知念、そして濃野や安西などは完全休息をとらせたいところだし、仮にスタメンで起用してならば、前半のうちに得点を重ねてお役御免に出来れば理想なのだが、フットボールと言うのは予定通りにはいかないモノだからなぁ。。。
まとめ
神戸戦の次戦が札幌戦だったのは、有難かったとしか思えない。
正直、今のアントラーズの調子はあまり良くないので、札幌相手でなかったら、ドローや連敗も有り得たかもしれません。
それでも、勝った!
フットボールは勝つことでチームが変わっていくので、札幌戦の勝利を1つのきっかけにして欲しいと願います。
勝ち続けることで
首位にプレッシャーを!
最後にアントラーズが笑う!!
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