2024年5月15日、鹿島アントラーズはサンフレッチェ広島のホームに乗り込み、2024年J1第14節を戦いました。
前節のヴェルディ戦の衝撃はそう簡単には癒えないと思っていました。
でも、選手や監督は、やっぱりプロだ。
忘れ去るんじゃなくて、払った高い代償を、しっかりと血や肉にして広島戦の勝利に結びつけました。
改めて・・・
やっぱりアントラーズの選手は素晴らしいなぁ~と実感しました。
私はストレス耐性が低いので、前半の終盤から後半の終盤まで、ほぼ30分近くに渡って胃がキリキリと痛み、息も絶え絶えになっていました。
前を向いて戦い続ける選手達が素晴らしかった2024年J1第14節(アウェイ)鹿島VS広島戦の記録を残しておきます。
- 2024年J1第14節(アウェイ)鹿島VS広島戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
- 2024年J1第14節(アウェイ)鹿島VS広島戦の試合内容と感想
- 2024年J1第14節(アウェイ)鹿島VS広島戦を視聴して感じたこと
- アントラーズの次の試合はホーム・神戸戦!
- まとめ
2024年J1第14節(アウェイ)鹿島VS広島戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
鹿島 3-1 広島
前半5分 植田 直通
前半15分 鈴木 優磨 (PK)
後半20分 マルコス ジュニオール
後半39分 チャヴリッチ
スターティングと交代メンバー
GK1 早川 友基
DF2 安西 幸輝
5 関川 郁万
32 濃野 公人
55 植田 直通
MF13 知念 慶
25 佐野 海舟
30 名古 新太郎
33 仲間 隼斗 ⇒後半33分14 樋口 雄太
36 師岡 柊生 ⇒後半26分7 チャブリッチ
FW40 鈴木 優磨 ⇒後半43分4 ライコ
柏戦、ヴェルディ戦、そして広島戦。
スタメンが3試合連続で同じであり、かなり、選手の固定化が進んでいる印象です。
ただし、ベンチメンバーには変化あり。
土居と藤井が外れ、松村とライコが招集されました。
ヴェルディ戦での反省を活かした采配で、勝利を掴み取りました。
2024年J1第14節(アウェイ)鹿島VS広島戦の動画ハイライト
観れる!
ヴェルディ戦とは打って変わり、何度でもハイライトを観る事が出来る笑
ハイライトで観ても思うが、中2日のあの時間帯にあの動きをすることが出来る佐野海舟は凄い。
2024年J1第14節(アウェイ)鹿島VS広島戦の試合内容と感想
ヴェルディ戦を観た後では、試合前は心配事ばかりが頭に浮かんで、落ち着いていられませんでした。
中2日で選手のスタミナは大丈夫か?
リードして後半に入ったら大丈夫か?
(先制されると思わないところが・・・(笑))
ドキドキしながら、試合開始を待ちました。
前半総括:今日も怒涛の攻め
名古が鹿島の心臓になってきた。
走って良し、受けて良し、蹴って良し。
植田のエアバトルでの勝たせ方を知ってるようだ。
先制後、手綱を緩めず一気に攻めたことにより、試合の流れを手放さなかったのも良かった点だと思います。
師岡がゲットしたPKを優磨が沈めて、鹿島が前節のヴェルディ戦のごとく2点を先行します。
神様ってのは・・・
どうしてこうも試練を与えるのかなぁ。
前半の終盤になると、広島も徐々にエンジンが掛かり、何度かペナルティ内で危ないシーンを作られますが無失点で切り抜けました。
後半総括:まさに助っ人!まさに必殺仕事人!!
ヴェルディ戦を踏まえ、多少、相手に押し込まれる展開が続いても、ポポ監督はそう簡単にスタメン組を下げることはしませんでした。
それでも、不運なミスから失点すると、攻撃に舵を切ってチャッキー投入。
この決断が結果的に鹿島に勝点3をもたらしました。
海舟の、ピッチを切り裂くようなドリブルと、その動きに合わせてポジショニングを修正したチャッキーの共演で、鹿島が3点目をゲット!
涙が溢れそうに・・・
試合終了:試合終了
失敗の直後に乗り越える強さを見せたチーム。
このチームはまだまだ強くなる。
そう感じさせる試合内容と勝利でした。
2024年J1第14節(アウェイ)鹿島VS広島戦を視聴して感じたこと
ヴェルディ戦の後なので、どうしても、リードしている時の選手や監督の動きがどうなるのか試合前から気になっていましたが、まさか、点差や試合の推移などがあれほど酷似するとは・・・。
胃が持たないよ~
選手達の振舞い
3-0を追いつかれた直後の試合なので、リードしても落ち着きを無くすのではないか?ましてや失点したらボロボロになるのではないか?
そう危惧していました。
でも、結果は逆でした。
失点したことで、皆の意識が共有された感じでした。
同じ轍は踏まない。
ミスをして蹲る知念に対し、すぐに数人の選手が駆けよって立ち上がらせ、立ち上がった知念の肩を植田が抱きながら叱咤し、失点後の再開時には仲間が激しいアクションで「チームメイト」を鼓舞していました。
凄いな・・・と。
私の不安なんて取るに足らないモノでした。
これは勝てるな!
とまでは思いきれませんでしたが、ズルズルいくことは無いな!
そう思えました。
余談ですが、失点が知念のミスで良かったのかも知れないとも思っています。
苦し紛れにファウルして、FKで直接とか、合わせられてドーンと決められたり、翻弄されて崩されて決められたら、チーム全体にダメージがあったかも知れません。
ですが、知念の判りやすいミスと落ち込みだったので、皆が「大丈夫、取り返すぞ」と知念以外は「励ましモード」になれたのかな?と。
耐えるポポ、切り替えるポポ
前半の中盤以降、徐々に広島にペースを握られ、後半も流れを引き戻すことは出来ずに堪える時間が長く続いていました。
でも、ポポ監督は耐えていました。
幸いだったのは、ヴェルディ戦で主力を早目に下げた結果、中2日だけど余力があった点ですが、それでも、選手を鼓舞しながら耐えていました。
その後、ミスから失点しますが、選手の顔が下を向いていないので、今度は方針を切り替えて攻撃のカードを投じました。
しかも、トップの位置にチャッキーを!
この策で、相手DFは裏を警戒しなくてはいけなくなったし、事実、一度は安西のパスに抜け出して相手GKとDF陣の肝を冷やすことに成功しました。
監督もヴェルディ戦の悪夢を、ちゃんと消化しているんだなぁ~と感じました。
森保さん、これが鈴木優磨ですよ!
この試合、広島に縁のある現代表監督の森保さんがゲストで呼ばれていました。
その眼前で、優磨は実に見事なプレーを見せていました。
前半は何度か、パスが合わないと不満そうな素振りや表情を見せていましたが、後半、特に失点した辺りからは、とても冷静にプレーをしていた印象です(疲れもあったのかもしれないが・・・)
印象的だったのが後半30分過ぎ、塩谷と川村の2枚に挟まれながらも、フィジカルの強さを足元の技術を見せて抜け出し、最後は後ろから浴びせ倒しのようにしてファウルされたシーンです。
メンタルがささくれてる時だったら、たぶん、激しく怒っていたでしょう。
それに呼応して、何人かの選手も着火していたかも知れません。
しかしこの時の優磨は、冷静な表情を崩さず、しっかりと時間を使い、チーム全体を落ちかせていました。
優磨は外せない。
と言うポポ監督の言葉が正しいということを・・・
プレーと態度で証明していました。
アントラーズの次の試合はホーム・神戸戦!
首位を走る神戸との勝ち点差は3なので、名実共に「シックスポイントゲーム」です。
追いかけるアントラーズとしては、ホームだし負けるわけにはいきません。
ただ、昨年のホーム神戸戦が脳裏をよぎります。
2023年5月、
ジーコが来日した直後の試合で、あり得ない内容のゲームをしてしまった。
2024年5月、
同じく来日直後の試合で、あり得ない内容のゲームをしてしまった。
取り返さないといけない!
ユニフォームを着るに値する選手だと証明しないといけない!
ただし、それが変な気負いにならないようにして欲しい。
まとめ
欲を言えば、ヴェルディ、広島に勝って、5連勝で神戸を迎えたかったところですが、仕方ありません。
それよりも、引分けと勝利の順番が逆でなくて良かったです。
ヴェルディ戦に勝って、広島に追いつかれてドローだと、今年も苦手なチームは変わらずか~とネガティブな雰囲気が出てしまうところですが、近年、煮え湯を飲まされている名古屋、川崎F、そして広島にはちゃんと勝利しています。
着実にチームに変化は起きています。
だから、次の神戸戦も、気負いすぎず、自分達のやっていることを信じて、丁寧に戦って欲しいと思います。
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