2024年8月21日、鹿島アントラーズは山梨県は甲府市にあるスタジアムへ向かった。
2024年天皇杯ラウンド16の試合をヴァンフォーレ甲府と戦うために!
2022年は準決勝においてカシマスタジアムで屈辱の敗戦。
2023年は3回戦で史上稀に見るロングPK戦の末にこれまた敗戦。
2度ある事は3度あるか・・・
3度目の正直か・・・
アントラーズに関わる全ての人にとって、2024年の甲府との一戦は、正直、戦術とか内容とかはどうでもよかったと言っていい。
とにかく、勝って、次のステージへ進むことが大事でした。
2024年天皇杯ラウンド16(アウェイ)鹿島VS 甲府戦の記録を残しておきます。
- 2024年天皇杯ラウンド16(アウェイ)鹿島VS 甲府戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
- 2024年天皇杯ラウンド16(アウェイ)鹿島VS 甲府戦の試合内容と感想
- 2024年天皇杯ラウンド16(アウェイ)鹿島VS 甲府戦を観戦して感じたこと
- アントラーズの次の試合はリーグ第28節・東京V戦!
- まとめ
2024年天皇杯ラウンド16(アウェイ)鹿島VS 甲府戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
鹿島 2-1 甲府
スターティングと交代メンバー
GK1 早川 友基
DF5 関川 郁万
16 須貝 英大
32 濃野 公人
55 植田 直通
MF4 ライコ ⇒後半0分30 名古 新太郎
6 三竿 健斗
14 樋口 雄太 ⇒後半39分2 安西 幸輝
15 藤井 智也 ⇒後半32分10 柴崎 岳
FW11 田川 亨介 ⇒後半0分40 鈴木 優磨
36 師岡 柊生 ⇒後半34分33仲間 隼斗
選手を固定しがちのポポ監督も流石に選手を入れ替えてきた。
個人的には樋口が本当に奮闘していたと思う。
だから本当は、樋口のキックから試合のケリをつけさせてあげたかった。
そうすることで、昨年の悪夢を完全に払拭出来るだろうから・・・。
2024年天皇杯ラウンド16(アウェイ)鹿島VS 甲府戦の動画ハイライト
テレビの画面越しにサポーターの熱気が伝わって来た。
選手達もかなり意識しているようだった。
藤井の得点時の選手達の表情。
植田の逆転弾の時の彼らの仕草。
サポーターの想いはちゃんと選手に伝わっていると感じた。
そんなハイライトを貼りたいと思ったのですが・・・
NHKで放送した関係なのか、JFAとかスカパーのハイライトが上がらない。
替わりにNHK水戸放送局が茨城WEB特集で鹿島の勝利を動画を交えて公開しているので、そちらのリンクを貼っておきます。
動画付きで・・・
私のブログって一体・・・笑
2024年天皇杯ラウンド16(アウェイ)鹿島VS 甲府戦の試合内容と感想
終業時間と共に会社を中座して、近所のスポーツバーへ。
ノンアルのみでテレビに噛り付いているオッサンでしたが、お店は快く受け入れてくれて有難かったです。
それにしても、知念がベンチにもいないのがちょっと気になります。
しばらくプレー出来ないのだろうか?
前半総括:これまた綺麗に先制されたわ・・・。
序盤、3バックの甲府に対して両サイドを徹底して抉る鹿島の攻撃。
この時間帯に先制出来れば楽な展開も有り得たが、対応されるようになると、今度は永遠の課題でもある「3バックの相手に4バックのチームはどう対抗するのか?」が顕著になってしまいます。
甲府はサイドだけではなく真ん中もぶち抜くようになり・・・
鹿島の攻撃は苦し紛れに田川に蹴り出すだけになり・・・
ついにはど真ん中から持ち運ばれてペナルティ左へ展開され、最後はクロスをドーン!
ただ、本当に見事にやられたのがかえって良かったかも。
クリアしたのが相手の足元に・・・とか、ペナルティで不運に手に当たって・・・だとダメージは大きかったかも。
選手達にそれほどショックは感じられなかったので、前半は何とか1失点で凌いでくれと願っていたところ、藤井が「ビックプレー」!
相手のミスを逃さずに仕留めて同点にしてくれました。
このプレーは本当に大きかった。
後半総括:スタメン勢の地力はやはり違う
後半開始から田川に替えて優磨、ライコに替えて名古を投入。
この交代で改めて思ったのは優磨のキープ力がやはりずば抜けていること。
大迫とはまた違うけど、しっかりとボールを受けて起点になっている。
それともう一人、ボールを受けて運べる名古が居ることも前半とは違う点で、徐々に鹿島が攻勢を強めるが、得点まで至らない。
しびれを切らした監督は柴崎を投入。
やはり、違う。
優磨と柴崎の質も高い上に、互いの意図が噛み合うから、ボールを支配して前に進めることが出来る。
それでも、点が入らない。
延長はやりたくないと誰もが感じていた後半終了間際。
CKで柴崎が意図した通りのボールが植田の頭上に届き、闘将が仕留めて勝負あり。
得点後の2人の肩を組んでサポーターに向かう姿、努めてプレー中は冷静さを保っていた三竿の雄叫び、サッカー小僧的な笑顔弾ける優磨・・・
そんな姿を見ていたら自然と涙が出ていました。
試合終了:呪縛から解き放たれた・・・
鹿島を追い詰めるために協会はワザと3年連続で甲府戦を仕組んだのではないか?
そんな陰謀論が頭を埋めつつありましたが、選手達は暗雲を振り払ってくれました。
感謝、感謝です。
2024年天皇杯ラウンド16(アウェイ)鹿島VS 甲府戦を観戦して感じたこと
リーグ戦では選手を固定して戦う傾向が強いポポ監督が、この試合ではかなりスタメンを変えてきたので、彼らのプレー内容にとても興味を抱いていました。
その結果と言うか感想を・・・。
田川と優磨
田川は4-2-3-1の1では良さを発揮することなく、前半だけで交代となってしまった。
しかし、獲得時から田川の良さは・・・と誰もが言っていた通りでもあり、正直、悲観することはないのかな?と思います。
甲府戦で見せた、何度か裏に抜け出すような動きは、選手の組み合わせや活かし方次第で今後の可能性を感じさせてくれました。
同時に、優磨のポスト能力の高さやボール配給力の高さなどに、改めて感嘆しました。
だから、優磨や柴崎、名古などと組めば、田川の良さはきっと出るはず。
ただし、チャッキーと2トップを組んでも、あまり良い結果にはならないイメージも抱いたのは事実です。
樋口は絶対に手放してはいけない
ポポ監督になってから、樋口は苦しんでいる。
今のアントラーズのボランチの層は厚い。
転向してブレイクした知念。
実績十分な柴崎に三竿。
この3人とポジションを争う訳だから大変だろう。
だから、もしも樋口の能力がボランチでしか活きないのであれば、夏に移籍の可能性もあったかもしれません。
でも、監督は樋口の能力はボランチだけにはとどまらない(ボランチ以上に他で・・・)と考えている節がある。
だから、少なくないプレー時間を様々なポジションで与えている。
でもそれが樋口を苦しめている原因でもある。
なぜなら、この日の甲府戦だけでも、実に多くのタスクを課せられていました。
2列目の真ん中としてトップ下的な役割。
ボランチの一角として守備の意識も必要な役割。
左サイドとして攻守のバランスを重視する役割。
最後は相手の助っ人対策で、安西と交代(疲れもあったと思うが)。
多くのタスクを、黙々とこなす樋口。
思うような結果は出てないけど、居なかったら間違いなく困る選手。
この日の甲府戦の勝利で、昨年のPK戦の悪夢を振り払い、アントラーズでさらに進化を遂げて欲しいと願っています。
ベンチで燻って良い選手ではないと、心の底から思います。
藤井の武器
彼の武器はスピードだ。
トップスピードに乗る速さも早い。
先のブライトン戦でも藤井のスピードは通用していた。
でも・・・
スピードに乗ったママ、次の選択が上手く出来ない。
クロスもシュートも今一つ迫力不足。
皮肉なことに、起用されて藤井の良さを出せば出す程に限界も見えていた。
でも・・・
日々鍛錬している成果は間違いなく出ている。
甲府戦での同点弾。
以前だったら股の下は絶対に通っていないはず。
練習は嘘をつかない。
ライコの良さを監督だ引き出してよ
1つ1つプレーを取り上げると、決して能力の低い選手ではない。
ここぞの時に身体を張って守れるし、パスの精度も高い。
でも、ポポ監督が作っているアントラーズに合ってないけど?
甲府戦。
前半で替えるのではなく、樋口と交代するだけにしても良かったのでは?
彼がポテンシャルをきちんと発揮すれば、鹿島は交代すると弱くなる・・・なんて言われなくなると思うのだけど。
アントラーズの次の試合はリーグ第28節・東京V戦!
ホームでのヴェルディ戦は本当にやるせない気持ちになった。
あの試合は絶対に勝っておかなくてはいけなかった。
それなのに・・・
「茫然とする」を久しぶりに経験した。
もう2度と経験したくはない。
今度の試合はヴェルディのホームだ。
規定で、鹿島からレンタル中の染野と林、そして松村の3人は出場できない。
それでも、間違いなく彼らはスタジアムに来るはずだ。
そんな彼らに「やっぱり赤いユニを着てピッチでプレーしたい」と思わせるような試合を演じて欲しいと思います。
まとめ
カップ戦は、試合内容よりも勝ち上がることが重要だ。
その点では、2度に渡って苦杯をなめさせられた甲府にかって、準々決勝へ進出したことは嬉しい限りである。
この勢いを、次のヴェルディ戦に繋いでほしい。
ホームで味わった屈辱を晴らすには、敵地での快勝しかない!
全力で戦おう!
背中を支えるから!!
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