2024年9月25日、鹿島アントラーズはヴィッセル神戸のホームに乗り込み、2024年天皇杯準々決勝を戦いました。
2024年シーズンで最も調子を落としている時期に、よりによって、昨年王者のホームで試合をしないといけなとは巡り合わせが悪すぎるが、タイトルを獲るためにはいくつかの試練を乗り越えないといけないので仕方ない!
そう割り切って応援するために配信を流してくれているスポーツバーに向かいました。
鹿島と神戸の試合に興味があるお客さんはほぼ皆無でしたが、お店側の好意で最後まで配信を流し続けてくれましたが、あまりの鹿島の体たらくに落ち込む私を、最後はオーストラリア人の観光客が慰めてくれました。
今シーズンワースト(前節の柏戦のワーストを数日で更新するとは思わなかった)の内容だった2024年天皇杯準々決勝(アウェイ)鹿島VS 神戸戦の記録を残しておきます。
- 2024年天皇杯準々決勝(アウェイ)鹿島VS 神戸戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
- 2024年天皇杯準々決勝(アウェイ)鹿島VS 神戸戦の試合内容と感想
- 2024年天皇杯準々決勝(アウェイ)鹿島VS 神戸戦を観戦して感じたこと
- アントラーズの次の試合はリーグ第32節・湘南戦(アウェイ)!
- まとめ
2024年天皇杯準々決勝(アウェイ)鹿島VS 神戸戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
鹿島 0-3 神戸
前半15分 森岡 亮太
後半38分 佐々木 大樹
後半52分 井手口 陽介
スターティングと交代メンバー
GK1 早川 友基
DF2 安西 幸輝
5 関川 郁万
32 濃野 公人
55 植田 直通
MF6 三竿 健斗 ⇒後半0分15 藤井 智也14 樋口 雄太
10 柴崎 岳 ⇒後半27分ターレス
13 知念 慶 ⇒後半11分14 樋口 雄太
30 名古 新太郎
36 師岡 柊生 ⇒後半27分41 徳田 誉
FW40 鈴木 優磨
負のスパイラルに嵌った時とはこんなものでしょうね。
サラリーマンの仕事であっても、やることなすこと全てが後手に回ることはあるのだから、こういう事が起きても仕方ないとは思う。
思うけど・・・
やっぱり、誰がどう見ても無茶苦茶な編成だよなぁ。
2024年天皇杯準々決勝(アウェイ)鹿島VS 神戸戦の動画ハイライト
ハイライト動画を貼っておきますが、私は「絶対に」見返しません。
この試合を何度も見返す程に、メンタル強くないです。
2024年天皇杯準々決勝(アウェイ)鹿島VS 神戸戦の試合内容と感想
神戸はキッチリとターンオーバーしてきました。
しかも、大迫や武藤をベンチからも外してきました。
マジか・・・
舐められていると言うよりも、チームとしてどう連戦を戦い抜くつもりなのか?の神戸としての覚悟が伝わってきました。
前半総括:だから、何がやりたいのよ・・・。
広島戦で試した柴崎をトップ下、鈴木優磨をワントップを、もう一度試したポポさんでしたが、この日は柴崎の状態は悪くないが、鈴木優磨が相変わらず1トップに固定した動きはしていないので、周囲と噛み合わずにチャンスがあまり生れませんでした。
そうこうしているうちに、鹿島の強みでもあり弱味でもある、サイドの裏を取られて敢え無く先制されてしまいました。
後半総括:絵に描いたような負のスパイラル
攻撃に推進力を与えようとして、三竿を後半頭から藤井に変えましたが、後半早々に知念が負傷離脱。
そこで樋口を投入すると、リズムに変化が生れ、可能性がチラチラしてきましたが、次の策が失敗。
柴崎をターレス、師岡を徳田に変えると、優磨への依存度がたかくなってしまい再び停滞感が舞い降りて来てしまいます。
さらに終盤、守備に奔走していた関川が負傷。
明らかに傷んでいるけど、交代選手がいません!
そんな怪我人がCBを務められるほど、Jリーグは甘くありません。
必死に戦うも、2失点目を喫してジ・エンド。
この日の鹿島には3点を獲る力は残っていませんでした。
試合終了:悲しい気持ちに包まれる
最後の最後まで、選手達の顔からは「闘志」は失われていませんでした。
それだけに、試合後の足取りが重く・・・
観ていて悲しい気持ちになりました。
2024年天皇杯準々決勝(アウェイ)鹿島VS 神戸戦を観戦して感じたこと
前節の柏戦。
ホームで勝たなくてはいけない試合なのに、最後まで藤井と柴崎をベンチに座らせたままだったポポ監督の采配に疑問を感じましたが、どうやら、この日の神戸戦に掛けていたようなので、その点は理解しました。
しかしなぁ・・・。
選手選考や交代に誰も意見しないのか?
前節、勝たねばいけない試合で攻撃のカードを温存したことに対し疑問を感じたと書きましたが、この日はハーフタイムに動きました。
結果としてそれが裏目(知念の負傷離脱と関川の負傷)となりましたが、これはまあ仕方ない。
ある意味、神のみぞ知る・・・ですから。
ただ・・・
前半終了間際に知念は既に一度傷んでいるのですから、リスクを考えるなら、三竿を残して知念を変えるべき(しかもCBも出来る)だと、誰も意見しないのだろうか?
監督に全権があるとしても、意見は言うべきだし、それを聞かないのであれば監督の責任だし、言わないのなら首脳陣の怠慢だ。
仮に監督が考えもしていないのであれば、監督としての能力はあまり高くないと言わざるを得ないが、どうなのだろうか?
とにかくこの日の試合を観ていて感じたのは、選手選考や布陣、または交代に関してのチームとしての意図や意志が、敵である神戸には感じられたが鹿島からは「その場しのぎ」にしか感じられなかったのは残念だ。
苦しみ、のたうつ選手を観て、強化部は何を思う?
今シーズンのCB問題は確かにちょっと複雑ではある。
なぜなら、シーズン前にポポ監督の好みそうな(足元がありそうな)、外国人CBを招聘していたが、メディカルの結果で破談となってしまったからである。
さらに、すぐさま補強に動いたけど、今度は決まる寸前で「相手チームが気を変えて」しまいこれまた破断になってしまったからだ。
だから、前半戦に関しては「情状酌量」の余地がある。
それでもだ!
CB3枚(1枚はほぼ新人)で乗り切れるほど今のJ1は甘くないし、チームのCB陣の成長も望めないのは明白である。
だからこそ!
緊急で是が非でも経験値のあるCBを招聘しないといけないのに、夏の中断まで動かず、さらに夏の中断でも「三竿」が獲得できると、「本職の獲得」に本腰を入れず・・・。
結果として、シーズン序盤に全鹿島サポーターが危惧した最悪の状態が「試合中」に起きてしまった。
解説の方も苦言を呈していましたが、傷んでいる選手を、しかもCBと言うポジションで使い続けるなんて、狂気の沙汰としか言いようがありません。
首脳陣はこの点について誰も監督に意見具申しなかったのだろうか?
したのに監督が無視したのか?
思っても言えなかったのか?
誰も思いもしなかったのか?
いずれにしても「指導者失格」だと私は思う。
ただ・・・
この件は監督や首脳陣だけが悪いのではなく、根幹は、チームの方針を定める「強化部」の責任であるのだから、今シーズンが終了した時に、信賞必罰に照らし合わせた人事が必要だと思います。
一方で、獲得した選手が思うような活躍が出来なかったり、監督がタイトルをもたらせないのは、これはあくまでも「結果論」でしかないので、その点でサポーターとして不満はあれど、強化部の能力を疑うことまでは出来ないと個人的には思います。
まあ、結果の出す選手や監督を見極められないのは、能力が足りないと言われれば、それはそうかもしれないが・・・。
画面越しに応援しか出来ずにごめんなさい
柴崎が下がり、またしても優磨への依存度が高くなった時間帯からは、観ていてとても心が痛かった。
関川が決死のクリアをし、負傷し、足を引きずりながらプレーする姿を見て、思わず涙が溢れました。
試合後、スタジアムに居たサポーター仲間から現地の様子を聞きました。
ベンチ裏では、挨拶に来た選手達に「タイトルを失ったことへ形としてブーイング」はしたけど、直ぐにチームコールに切り替えて選手を送り出した。
すると、関川とか樋口とか数名が、何度かゴール裏を振り返っていたそうです。
そう聞いて、心の底から選手に申し訳ないと思いました。
画面越しにしか応援出来なくてごめんなさい・・・と。
そして、チームコールを選択したベンチ裏のサポーター仲間達には、心の底から敬意を表します。
どれほどの選手の心が救われたことだろう!
オーストラリア人の観光客
鹿島が惨敗して落ち込んでいる私を観て、配信を流していたバーでたまたま飲んでいたオーストラリア人の観光客がビールを奢って慰めてくれました。
その時彼らが
「あの男が居るんだから仕方ないよ・・・」
と言っていたのですが、その場では意味が判らなかったのですが、一晩経ったら思い出しました!
2017年8月31日、ロシアワールドカップが掛かった大一番で、粘るオーストラリアに対して井手口がとんでもないミドルを決めて試合を決めたことを・・・。
まさか、7年も経って、こんな形で井手口が関わってくるとはなぁ~
まあ、3点目のシュートがオーストラリア戦とおなじような形だったし、彼らも苦い記憶が蘇ったのかもしれないと思うと・・・奢るべきは私の方だったのかな。
まあ、サッカーを見続けていると時々面白いことに遭遇するので止められない。
アントラーズの次の試合はリーグ第32節・湘南戦(アウェイ)!
試合は直ぐにやってきます。
神戸戦で負傷した知念、そして関川は、絶対に起用しないでしっかりとメンテナンスさせて欲しいと思います。
選手生命を縮めないでくれ。
それから、次の湘南戦でポポ監督がどのような選手選考、布陣で戦うのかとても気になります。
湘南戦でも鈴木優磨の1トップ(プレーエリアは自由)に固執するのだろうか?
そうであるなら、能力は確かにある(現時点では状態はあまり良くないが・・・)優磨を活かす布陣やメンバーを選んで指示を出せるのか?
他にも、ここまでスタメンで起用してきたが、ここ数試合は調子の上がらない選手に固執するのだろうか?
仮に・・・
湘南戦でガラッとメンバーを入れ替えて挑むようならば、ポポ監督とこの先も戦い続ける価値があるのかもしれません。
でも、あくまでも固定メンバーでのスタメンに拘るならば、早々に先を見据えた方が良いかもしれません。
そういう意味で、湘南戦は「鹿島の未来」に重要な試合になる気がします。
まとめ
改めて思うのは、今の鹿島には自信が何よりも必要だと思います。
最高の薬は「タイトル」ですが、それはなかなか至難の業なので、日々の小さな積み重ねから生まれる「成功体験」で、自信を積み上げるしかないのかな・・・。
タイトルに書いた通り、リーグ始まって以来、ずっと鹿島を応援し、鹿島に支えられてきたのだから、今日も明日もその先もずっと・・・
私は鹿島アントラーズのサポーターです。
頑張れ鹿島アントラーズ!!
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