2023年7月16日、鹿島アントラーズはFC東京のホームに乗り込み、2023年J1第21節を戦いました。
この試合の3日前に、甲府に2年連続で敗れて天皇杯戴冠の願いが絶たれてしまったアントラーズ。
ショックを振り払うのは「勝利」しかないと、選手も監督も強い想いを抱いて戦い抜いた結果、ここ数試合の低パフォーマンスにおける懸念だった「複数得点」を実現し、勝ちきってくれました。
勝てば官軍ではないけれど・・・
やっぱり「勝つ」という事は、全ての人を幸せな気持ちにさせてくれる。
穏やかな気持ちで3連休を過ごせた、2023年J1第21節(アウェイ)鹿島VS FC東京戦の記録です。
- 2023年J1第21節(アウェイ)鹿島VS FC東京戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
- 2023年J1第21節(アウェイ)鹿島VS FC東京戦の試合内容と感想
- FC東京戦で感じたこと
- 次の試合はリーグ第22節・札幌戦!
- まとめ
2023年J1第21節(アウェイ)鹿島VS FC東京戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
鹿島 3-1 FC東京
前半9分オリヴェイラ
前半23分鈴木 優磨
前半45分垣田 裕暉
後半9分ピトゥカ
スターティングと交代メンバー
GK29 早川 友基
DF2 安西 幸輝 ⇒後半45分退場
5 関川 郁万
22 広瀬 陸斗
55 植田 直通
MF14 樋口 雄太 ⇒後半25分27 松村 優太
21 ディエゴ ピトゥカ
25 佐野 海舟
33 仲間 隼斗 ⇒後半25分10 荒木 遼太郎
37 垣田 裕暉 ⇒後半30分36 師岡 柊生 ⇒後半49分34 舩橋 佑
40 鈴木 優磨 ⇒後半49分8 土居 聖真
藤井や名古が体調不良でないのだとしたら、この試合で帯同すらしないというのも面白い判断だ。
植田、ピトゥカ、安西は120分+90分とフルに出ている。
この暑さの中で・・・だ。
2023年J1第21節(アウェイ)鹿島VS FC東京戦の動画ハイライト
得点後にサポーターの前に駆け寄ったピトゥカ。
胸のエンブレムを叩くピトゥカ。
彼の古巣への愛は変わらないのだろうが、アントラーズでプレーする事を誇りに思ってくれているのも確かだと思う。
彼とタイトルを獲りたい。
2023年J1第21節(アウェイ)鹿島VS FC東京戦の試合内容と感想
試合前のメンバー発表を見て、
師岡と舩橋がベンチに入っていて嬉しくなった。
一方、名古や藤井のベンチ外は、少々、心配にはなったが。
前半総括:失点も得点も安西が絡んでいて・・・
試合が始まってすぐ、アントラーズの選手達が、とても戦いやすそうにしていることに気付いた。
やはり、ガップリと組み合ってくれる相手ならば、余程、相手の力が上か飛びぬけて個人技のある選手が居ない限は、今のメンバーなら十分に戦えるし、勝つ力はあるのだ。
失点時は安西のオフサイドミスと、その後のセルフジャッジが招いたが、その後、安西無くしてはアントラーズの攻撃は成り立たないほどに激しく何度も上下動を繰り返していた。
後半総括:ピトゥカの一撃に心が震え、安西の退場には心から同情
この試合、鹿島が勝つにはFC東京が戦い方をガラッと変えない限り、「3点目」だと思っていました。
その待望の3点目が、後半の早い時間帯に獲れたのは本当に良かったと思う。
その後もアントラーズは受け身に回らず、攻勢は止まずに戦い続けた結果、リードを保ったまま終盤まで試合を支配することが出来た。
終了間際の安西のプレーは・・・
点差やSBの戦力事情を考えると「残念」なプレーだったとは思う。
試合終了:膝から崩れ落ちたピトゥカを労いたい
相当な覚悟を持って、いつも全力で試合に臨んでくれている。
稼働率が酷い助っ人陣の中で、ただ一人、気を吐いてくれている。
心の底からエールを送りたい。
FC東京戦で感じたこと
試合を観戦して感じたのは次の3点です。
- 組み合わない相手の倒し方
- 天皇杯の敗退は痛かったが得たモノもあった
- 安西の退場は責められない
です。
組み合わない相手の倒し方
天皇杯の敗退後に「今の戦い方に未来はあるのか?」と手厳しく書いたし、意見を聞いた代理人業をやってる友人には、そろそろ見切られてもおかしくないよね・・・とまで言われた。
その直後の試合で快勝した。
勝って本当に良かった。
負けていたら、ドツボのママ中断期間に入り、心配が膨らむところだった。
チーム状態が悪い時には「勝利」が何よりですから。
その上で、勝利して改めて感じたのは、ガップリ組んでくる相手には「この面子」であればそうそう負けることはないという事です。
でも相手が、ロングを主体にいなしてきたり、べったり引かれたり、または監督の対策が外れたりした時に、力業で食い破るのは出来ていない。
そういう力(思考)を、特に若手に付けさせようとしているのだろうが、それは、今のJの状況に合っているのだろうか?
高卒、大卒、問わず、早ければ数年で海外に旅立ってしまう今の現状に対し、チーム作りはある程度の時間を掛けて個々の成長を促しタイトルを狙えるチームを作る・・・。
若手の成長がマストだとしたら、下手したら、永遠のループに嵌らないのか?
と心配になってしまうのだが、どうだろうか?
天皇杯の敗退は痛かったが得たモノもあった
天皇杯での敗戦は本当に痛かったが。
あの試合では終盤になればなるほど、1つのシュートを大事にするあまり、こねくり回すプレーが多くてストレスが溜まったと感じています。
その不完全燃焼感が要因なのか、たった3日とは言え、選手達の気持ちを替えたと思います。
優磨や垣田のFWだけではなく、仲間や樋口にしても、この日は「シュート」を打つことを考えてプレーしている時間が長かったように思います。
シュートを打つから、全体のベクトルが前に向き、例え防がれてもセカンドボールを拾った時に身体がゴールを向いていることが多く、波状攻撃に繋がっていたと思います。
この日の良い感触を、中断明けまで持続させて欲しい。
安西の退場は責められない
安西が退場処分となった。
2点差で勝っていて、アディショナルタイムに入る寸前、しかも常本の移籍がSBが手薄になっている。
しかもこの後は3週間近い中断期間になる。
この状況と結果でコメントするなら、確かに彼のプレーは軽率だし勿体ないので、多くの人から非難を受けることも仕方ありません。
でも、安西は、7/12に120分走り、7/16に90分走ってるのだ。
しかも、何度も上下動を繰り返し、チャンスを演出し、得点にも繋げている。
それを踏まえたら、安西の退場に関して言えることは1つでは無いか?
しっかり休んで身体をメンテナンスし、そのかわり戻ってきたら全試合フルタイム出場し、今まで以上に走ってチャンスメイクしてくれよ~だと思う。
次の試合はリーグ第22節・札幌戦!
アントラーズがカシマスタジアムに戻って来る!
今度こそスタジアムに足を運びたい!!
相手は札幌。
今年もなかなかの難敵だ。
それでも、FC東京戦での攻撃の良い感触を忘れず、バージョンアップして挑めば、今のアントラーズの守備なら大崩れはしないから、大丈夫。
それに、知念とカイキの復活も間近なはず!
攻撃に厚みを増せば、また連勝街道を突っ走ることも出来るはず。
まとめ
この日のFC東京戦、本当に勝って良かった。
監督自身が口にしていたように、このまま岩政監督とタイトルを獲るまで共に走り続けるのかは判りませんが、少なくともアントラーズのフロントが、何かを替えようとしている覚悟は判りました。
ただし、それが何年も先の絵図でないことを願います。
数年おきに「何かしら」の「タイトル」を手にしてきたから、タイトルを獲りたいと思って鹿島に来る選手が居た訳であり、その伝統は無くさないで欲しい。
中断期間に入る
どんな動きがあるにしても?
アントラーズの未来を信じる!
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