2023年シーズンも、早々に鬼門となっているフロンターレ戦で敗れた。
しかも、ダメージの残る負け方だった。
選手達に、負けを引きずらないで欲しいと思っていたのですが・・・
どうやら引きずってるのは私だけだったようです。
頼もしい選手たちは、試合開始から気合十分。
そして、終了間際までその集中力は切れることなく継続。
昨年の夏に岩政監督が正式に監督に就任して以来、思うに、2つ目の「完勝」ではないかと思います。
ちなみに1つ目は就任直後の「福岡戦」だと思っています。
内容よりも、勝ったことと後押ししたスタジアムの雰囲気が。
冬の終わりを感じさせる暖かな日差しに中で、見事な快勝劇を演じた2023年第3節(アウェイ)鹿島VS 横浜FC戦の記録です。
- 2023年第3節(アウェイ)鹿島VS 横浜FC戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
- 2023年第3節(アウェイ)鹿島VS 横浜FC戦の試合内容と感想
- 横浜FC戦で感じた3つのこと
- 次の試合はルヴァンGS、アウェイ・柏戦!
- まとめ
2023年第3節(アウェイ)鹿島VS 横浜FC戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
鹿島 3-1 横浜FC
前半9分 藤井 智也
前半24分 小川 航基(P)
前半38分 鈴木 優磨
後半51分 カイキ
スターティングと交代メンバー
GK 29 早川 友基
DF2 安西 幸輝
5 関川 郁万
32 常本 佳吾
55 植田 直通
MF14 樋口 雄太⇒後半24分8 土居 聖真33 仲間 隼斗
15 藤井 智也⇒後半34分17 アルトゥール カイキ
21 ディエゴ ピトゥカ
25 佐野 海舟⇒後半34分 33 仲間 隼斗
FW13 知念 慶⇒後半34分18 染野 唯月
40 鈴木 優磨⇒後半49分22 広瀬 陸斗
スタメンは3戦連続で布陣も基本的には変更なし。
交代メンバーも、負傷等を除けば、おそらくほぼプラン通りで変更なし。
ただし・・・
交代で出場する選手は日替わり。
おそらく、監督の中でもスタメンを脅かす存在にまで登りつめている選手がいないのだろうなぁ・・・と。
2023年第3節(アウェイ)鹿島VS 横浜FC戦の動画ハイライト
藤井の1点目のあと、優磨が吠えてるから一緒に吠えてみたと言うフジイちゃん。
面白過ぎる。
二転三転の末に優磨のゴールになった2点目。
トドメを刺したカイキのゴール後のピトゥカの笑顔。
勝利の後は、得点シーンを何度振り返っても飽きません。
2023年第3節(アウェイ)鹿島VS 横浜FC戦の試合内容と感想
冒頭にも書いたように、スッカリ弱腰になっていた私は「連敗阻止」「連敗阻止」と呟きつつスタジアムに向かったが、試合前の練習をする選手の表情からは「弱気」は微塵も感じられませんでした。
それにしても、本当にポカポカしていい天気だったなぁ。
前半総括:追加点を前半に獲れたのは大きかった
右サイドで知念と安西で作り、上げたクロスのこぼれ球の競り合いを藤井が制して一気にペナルティに侵入し、見事に先制点を奪った。
この3試合、試合の入りは本当に素晴らしい。
あとは追加点だと思っていたら・・・
安西がPKを獲られた。
正直、あの程度は流してくれと思う。
確かに手は若干かけているし、相手も見事な倒れ方をしているが・・・。
完璧に裏を取られたので、思わず飯田主審は笛を吹いたのかなぁ。
同点になっても引かずに攻め続けるアントラーズ。
球際ではアントラーズに分があるので、点は獲れると信じていたら・・・。
植田のフィードに常本が反応して最後は優磨!
気持ち良く「ゴール優磨」を歌いあげた。
後半総括:漢・植田の頼もしき身体がアントラーズを救う
前半、安西の裏を取ってPKを得た30番の山根が、後半は左サイドにチェンジ。
掻きまわされるか・・・と思いましたが、どうやらアントラーズの右サイドを侮っていた模様です。
対人に強い常本、そして貫録の増した植田。
この2人でほぼシャットアウト。
なかなかトドメの3点目が取れずにヒリヒリした時間が続く。
そうこうしていると起きる大ピンチも、植田がブロック。
最後はカイキが点を決める。
試合終了:色んなものに勝った!
そう感じさせる完勝でした。
まだまだ、これからだけど、こういう勝ち方が出来るなら、今年のアントラーズは最後まで優勝戦線に残れると思いました。
横浜FC戦で感じた3つのこと
この日の試合を観戦して感じたことを4つまとめておきたい。
佐野、お願いだから1年はいてね
植田、広い背中が頼もしかったよ
控え選手、ルヴァンGSを全力で
佐野、お願いだから1年はいてね
毎試合、毎試合、同じことを書いているし、スタジアムで観れば誰もが魅了されるので目新しい意見ではありませんが・・・
佐野は本当に凄い。
技術も高いけど、川崎戦、そして横浜FC戦と2戦連続で観て感じるのは「視野が広い」選手だな・・・と。
試合中、佐野を観ていると、ボールが来る前から周囲の状況を何度も確認しているので、いざボールが来たときの出足の一歩が早く、その結果として、周囲の相手選手を置き去りに出来る。
そう感じました。
それから・・・後半早々の1人で持ち上がって、切り返して、逆足でのシュートが決まっていたら、夏には確実に海外に引き抜かれていたと思います。
課題としては、時間帯は忘れたのですが、優磨とワンツーで右サイドを抜け出した際に、フリーなのに急いで折り返した結果、相手にぶち当たってしまったシーンなどは勿体なかったと思います。
まあ、そこまで改善されたら、本当に居なくなりそうなので、課題はゆっくり解決でも良いのですが・・・。
とにかく、今シーズンにタイトルを獲って、その上で笑顔で送り出したい・・・です。
植田、広い背中が頼もしかったよ
おそらく、川崎戦での敗戦の責任を誰よりも感じていて、何としても横浜FC戦で取り返してやる・・・そんな気迫が試合前から漲っていました。
そんな植田の熱っい想いにFCの選手は気迫負けしていた感じでした。
特に、後半になってサイドを変えた山根選手が、裏に抜け出そうとしたのですが、広い背中で遮ったシーンは、メインスタンド側からだととても良く見えて頼もしかった。
さらに、長谷川選手がゴール前で迎えた絶好機。
この数年、苦労して得た経験値が、あのブロックが「間に合わせた」のだと思います。
まもなく昌子も戻ってきます。
関川も植田と組んで日々成長しています。
タイトル奪取へ向けた、分厚い最終ラインが築けそうな気がしています。
控え選手、ルヴァンGSを全力で
横浜FC戦では、交代で入った選手達も、チームが意図した(期待した)プレーを発揮して、最終的に追加点も取り、まさに試合を「決める」役割を果たしてくれました。
しかし、京都戦や川崎F戦では、残念ながら交代で入った選手達が力を発揮しきれず、その結果、試合を決められない、またはひっくり返される事態になってしまいました。
私は、この3試合にスタメンで出た選手と、控えやベンチ外の選手の間に、能力的には大きな差があるようには感じていません。
ただ、プレーに掛ける想いやチーム戦術の理解度では、何か大きな差があるように感じています。
サポーター目線でも感じるくらいのその差は、きっと監督やコーチからするとかなり大きな差となっているのではないでしょうか。
ルヴァンGSや天皇杯の3回戦くらいまでは、多くの選手に出場の機会があるはずです。
どうか、サッカー人生を掛けるくらいの強い気持ちを持って挑んで欲しい。
せっかくアントラーズのエンブレムを胸に付けてプレーする機会があるのだから、そのチャンスを無駄にしないで欲しいです。
次の試合はルヴァンGS、アウェイ・柏戦!
2023年のルヴァンGSはD組。
同組には、柏の他に福岡と新潟がいます。
柏はリーグは低空飛行を続けていますが、相手が鹿島なら気持ちが乗るでしょうし、昇格組の新潟は好調なスタートです。
そして福岡は、昨年、煮え湯を飲まされました。
どの相手も楽ではありませんが、リーグでの出場に飢えている選手にすれば、またとないチャンスです。
チーム力の底上げに期待したいです。
まとめ
試合から数日経った今も、横浜FC戦での高揚感は抜けません。
点を獲ったとか、獲らないとかではなく、あの敗戦から1週間で、メンタルをしっかりと建て直した監督・コーチの手腕、そして、しっかりと勝ちきった選手の姿に、少しずつ、「勝つ」という事に拘る「アントラーズの本来の姿」が蘇りつつあるように感じたからです。
以前のような群を抜いた強さにはまだまだですが、一歩ずつ積み上げ直すしかないのだと感じるようになりました。
きっと、近い将来、大きな収穫を得られるはず!
チーム力の底上げが
タイトル争いには必要です!
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