鈴木選手の帰還が報じられてサポーターが歓喜した翌日、チームから新たな別れのニュースが報じられました。
昨年末からネットで騒がれてはいたので、発表されるのは時間の問題だと思っていました、実際に移籍のニュースを知らされるとやはりショックです。
CBの町田 浩樹選手が、ベルギーのロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズに期限付き移籍。
若鹿の海外武者修行の報せは、嬉しいことは嬉しいのですが、気になるのは「期限付き移籍」であることと、その期間が「2022年1月1日~2023年6月30日」となっていることです。
なんで期限付き?
なんで2023年?
ちょっと腑に落ちない点も残る、移籍発表になりました
Jリーグ屈指のCBとして輝きだしたところで・・・
2016年にトップチームに昇格した町田は、190センチで左利きという事で、多くのサポーターが「彼の才能が開花」することを期待していました。
初年度はルヴァンで僅か2試合、2017年もリーグで僅か2試合の出場機会しかありませんでしたが、2018年になると植田の海外移籍や昌子のコンディション不良などもあり、リーグとカップ戦を含めて13試合の出場機会を得ると、2019年からは主力CBとして鹿島の最終ラインを任されます。
しかし・・・
正直な感想を言えば、2019年や2020年時の町田は、そのポテンシャルを活かしきれていない印象が強かったです。
しかし、2021年に入り、オリンピック代表に選ばれながらも出場機会を得られなかった悔しさと、チームに参加していた吉田や富安などの影響を受けたことによって、夏以降は見違えるようなプレーをするようになり、シーズン終盤になると、鹿島のCBの軸は「町田」である!と誰もが言うようになった。
そして・・・海外移籍。
あと1年、いや半年で良いので、鹿島でプレーして欲しかった。
岩政コーチの教えを受けてから旅立って欲しかったのですが・・・。
それだけが、ちょっと残念です。
アントラーズは2022年のCBをどうするのか?
植田や昌子とポジションを争い、ACL獲得に貢献し、町田や関川などの若いCBを引っ張ってくれた犬飼も浦和に移籍してしまった。
期待をこめて川崎Fから獲得した奈良は、色々とあって福岡へ移籍してしまった。
その結果、鹿島のCBには関川、林、ブエノの3人に、新たに札幌から加入したミンテを加えた4人体制となった。
経験豊富な選手が2人いて、若手が2人なら判らなくもない・・・。
しかし、関川は昨年終盤にブレイクしたが、まだまだ経験値は足りないし、林とブエノに至っては「何かを判断出来るほど」出場経験はない。
となると結局、札幌から獲得したミンテがCBの筆頭になるのだろうか?
このような編成になると、GKスンテの残留はマストだし、スンテによるCB教育がとても重要になってくる。
それである程度は計算できるが・・・
1年と言う長丁場、怪我だけではなく、コロナと言う特殊なウイルスも蔓延している状態で、4人は厳しいのではないだろうか?
よって、私は、あと1人CBの補強が必要ではないかと思います。
ベテランを獲るのか?
超新星を獲るのか?
さて・・・。
また1人、タイトルの重みを知る人間が去った
実は町田は2016年にユースからトップに加入しているので、リーグ戦の出場機会は無かったが、2016年のチャンピオンシップと天皇杯を制したチームの空気、CWCで世界を驚かしたチームの空気、それを肌感覚で知っている貴重な選手の1人でした。
なぜなら、昨年オフに多くのベテランが去ったアントラーズにおいて、2016年のリーグタイトルの味を知っている選手は、土居、鈴木、三竿、ブエノの4人しか残っていない。
そう考えると「鈴木の帰還」は本当に大きい!
それにしても、ACL戴冠を知っているスンテ、安西、沖の3人を含めても、タイトルの味を知っている選手が7人しかいないとは・・・
本当に、今年のアントラーズは勝負の年だと思います。
まとめ
あと1年、共に戦いたかったとは思うけれど、CBの選手にとっては海外移籍のチャンスはなかなかありませんので、このチャンスを逃したくない気持ちはよく判ります!
だから、必ずや「海外で評価」され、日本代表まで登りつめて欲しいと願い、背中をみんなで蹴りながら送り出したい!
内田も絶賛した、貴重な左利きのCBなんだから!
大きく羽ばたけよ、町田!!
行ってらっしゃい町田!
いつかまたカシマスタジアムで!
これからも
FAMILY!
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