2020年8月1日、第7節を終えて最下位に沈んでいた鹿島アントラーズは、J1リーグ第8節を戦いました。
改革年としてポゼッションを高め、パスサッカーを戦術の一つとして明確に打ち出した我が鹿島アントラーズは、予想通り・・・いや予想以上の苦戦を強いらています。
1勝1分5敗・・・。
いくら降格が無いシーズンとはいえ、こんな成績に甘んじてはいけない。
鹿島が鹿島であり続けるための、大切な8月反攻!
選手達の奮起に期待しながら観戦した第8節は、新外国人エヴェラウドが本領を発揮し、敵地で快勝を飾りました。
2020年J1第8節(アウェイ)鹿島VS大分トリニータ戦の結果をまとめておきます。
- 2020年J1第8節(アウェイ)鹿島VS大分トリニータ戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
- 2020年J1第8節(アウェイ)鹿島VS大分トリニータ戦の動画ハイライト
- 2020年J1第8節終了時点の順位表
- 2020年J1第8節(アウェイ)鹿島VS大分トリニータ戦の試合内容と感想
- 2020年J1第8節(アウェイ)鹿島VS大分トリニータ戦を観て感じた2点
- 鹿島の今後について
- まとめ
2020年J1第8節(アウェイ)鹿島VS大分トリニータ戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
鹿島 4-1 大分
前半5分:高澤 優也
前半15分:エヴェラウド
前半40分:エヴェラウド
後半10分:エヴェラウド
後半50分:伊藤 翔
スターティングと交代メンバー
GK21曽ヶ端 準
DF14永戸 勝也
22広瀬 陸斗
28町田 浩樹
39犬飼 智也
MF4レオ シルバ→後半43分6永木 亮太
11和泉 竜司
20三竿 健斗
25遠藤 康→後半39分41 白崎 凌兵
FW8土居 聖真→後半48分26荒木 遼太郎
9エヴェラウド→後半48分15伊藤 翔
自分の予想では、これからの連戦を見据えて、遠藤やレオ、エヴェラウドをスタメンから外すかと思いましたが、現時点でのベストメンバーで試合に臨みました。
これで、中3日で行われるルヴァングループリーグ第2戦の川崎戦には、レオや遠藤はベンチかベンチ外になるのでしょう。
また、今までの試合では選手交代がかなり早かった印象ですが、この日はかなり引っ張りました。
今後の連戦を見据えて、この日は余程の試合内容にならない限り、スタメンのメンバーを引っ張ると決めていたのでしょうか?
そうだとしても、エヴェがハットを決めたあと、早目に染野に変えても良いのになぁ・・・。とは見ながら思っていました。
そしてGKがソガさんだった。
スンテは前節に首を痛めたのでその所為でしょうか?
練習には普通に参加していたので、大事をとって休んだのかな?
でも、それならば沖を使うチャンスだったのではないでしょうか?
なんてことをスタメンや選手交代に関しては感じました。
2020年J1第8節(アウェイ)鹿島VS大分トリニータ戦の動画ハイライト
やはり、鹿島の公式Youtubeチャンネルでは掲載の方針が変わったのかな?
失点シーンはカットして、負け試合は公式チャンネルには公開しないようですね。
失点シーンとかも見返すと色々と考える切っ掛けに成るのだけどねぇ。
2020年J1第8節終了時点の順位表
我がアントラーズは今季2勝目を上げましたが、未だに順位は二桁です。
上位に上がるには連勝しよう。
次のホーム鳥栖戦で勝利して連勝を飾ろう!
2020年J1第8節(アウェイ)鹿島VS大分トリニータ戦の試合内容と感想
前節のFC東京後半は、今年の鹿島が体現しようとしているプレーが垣間見れたので、今節の大分戦でどこまで表現できるのか注目していました。
前半5分、中盤でボールをロストすると、詰めも甘くてミドルレンジからシュートを放たれます。GKソガの判断ミスもあり、敢え無く失点。
(鹿島に長く在籍した増田が解説でしたが、彼もGKのミス・・・と言っていました。)
あー今日も無失点はお預けか・・・と暗い気持ちに。
失点後、大分ペース。ここで追加失点していたら、大敗も有り得た。
前半15分、相手の不用意なバックパスを拾ったエヴェラウドが冷静にGKの位置を見極めてサイドネットに突き刺して同点!
鹿島同点後、今度は鹿島ペースに変わる。
三竿のシュート、遠藤のシュートとチャンスを作るが、鹿島も追加点は奪えず。
給水タイム後、一進一退が続く。まさに、サッカーの神様がどちらに肩入れするか迷っている感じ。
前半38分、土居の絶妙な浮き球パスに素早く和泉が反応すると、相手GKが遅れてタックルをしてしまい、PKゲット!
前半40分、エヴェラウドが完璧なPK!
鹿島がついに追加点を獲る。
前半終了間際、どちらもチャンスを迎える。まだ勝負の行方はわからない。
後半序盤、鹿島の守備が見直されており、大分は前半終了間際のような動きが出来なくなっていた。
後半8分、鹿島またしてもCKから失点・・・。
と思ったらオフサイドで助かる。
しかし、セットプレーは相変わらず課題が残る。
後半10分、遠藤と土居の巧みな連携からペナルティに進入し、土居が必死に出したパスを受けたエヴェラウドが決めてハットトリック達成!
給水タイム前後、再び膠着状態になる。どちらかと言えば鹿島優勢。大分は決定機までは作れず。
後半30分過ぎ、大分の交替選手が躍動して鹿島ゴールに迫り始める。
後半終盤、遠藤を白崎に変え、レオを永木に変えて、鹿島は主導権を取り戻す。
後半50分、広瀬が上げたクロスに途中出場の荒木が頭でゴール前にそらし、白崎がダイレクトボレー!相手GKのファインセーブに遭うがこぼれ球は伊藤翔の下へ!キッチリと決めて鹿島4点目。
試合終了、選手にも監督やスタッフにも笑みが絶えない結果となった。
2020年J1第8節(アウェイ)鹿島VS大分トリニータ戦を観て感じた2点
この日の試合を観ていて感じたのは次の2点です。
どちらも4点目に関連することです。
控え選手のモチベーションが高い
この日の試合は、ザーゴ監督が交代カードを切るのを遅くした関係で、途中出場の選手は余りアピールの時間がなかった。
それでも、右サイドで広瀬が持ったときに、荒木はクロスを予想して前に動き始め、白崎と伊藤は、直接クロスかフリックかいずれも対応できるようにゴール前に詰め、ものの見事に各人の想いが1つになって得点が生まれた。
特に白崎は、前節東京戦で何も考えずにゴール前に走りこんだ為にこぼれ球に反応し切れなかったが、この日は荒木のフリックを完璧に捉えていた。
得点した伊藤翔も、集中しているからこそ、バランスを崩さずに得点に繋げた。
控え選手の戦術の理解度とモチベーションの高さは、鹿島が上位に進出するためには大切なので、心強く感じた。
ザーゴ監督と選手の絆は悪くない
これだけ結果が出ず、選手もコロコロ変わるので、一部のニュースではチーム内の空気が良くないようなことが書かれていた。
でも、昨日の4点目のあとのワンシーンで全てが嘘だと思った。
得点を決めた後、伊藤翔はベンチ前に駆け出して行った。
その先には、満面の笑みのザーゴ監督とスタッフ、選手たち・・・。
大丈夫だ。
鹿島は一枚岩だ!
鹿島の今後について
今年はかなり変則日程となったJリーグ。
ルヴァンはグループリーグはホーム&アウェイの総当りから3戦のみに変更となったし、天皇杯はリーグ2位までが準決勝から参戦になった。
タイトルを獲るのはかなり厳しい条件になっているが・・・鹿島は無冠でいいとは絶対にいえない。
どんな試合も全力で・・・
だが、怪我だけは十分に気をつけて欲しい。
■鹿島アントラーズの今後の試合予定
- ルヴァンGS第2戦 8/5(水)19:00ホーム VS 川崎F
- J1第9節 8/8(土) 18:30 ホーム VS 鳥栖
- ルヴァンGS第3戦 8/12(水)19:00アウェイ VS 清水
- J1第10節 8/16(日) 18:30 ホーム VS 神戸
- J1第11節 8/19(水) 19:00 アウェイ VS 横浜FC
- J1第12節 8/23(日) 19:00 ホーム VS G大阪
- J1第13節 8/29(土) 19:00 アウェイ VS 柏
次はホームで川崎F戦です。
リーグではなくてカップ戦の予選になりますが、相手はここまでリーグ無敗です。
一度、叩いておけば、この先のリーグにも影響が出るかも知れません。
負けられません!
まとめ
左サイドで輝きを取り戻したエヴェラウドが、本来求められていたCFでも結果を出してくれた。
この先の戦い方に好影響です。
あとは、遠藤の代わりが務まる選手がいれば・・・。
ただし、攻撃はだいぶ形が見えつつありますが、セットプレーの守備など、DF面では不安材料が残っています。事実、大分戦も相手に決定力の高い選手が多くいたら、複数失点していてもおかしくありませんでした。
それでも、着実に変化は起きている。
それは強く感じています
くれぐれも、勝利への執念だけは無くすことなく、この先の10年も「常勝」であり続けるための進化を遂げて下さい。
負けるな!
勝とう!!
行け、アントラーズ!!!
↓オススメの鹿島アントラーズブログランキングはこちらへ!