2019年10月6日、鹿島アントラーズは松本山雅のホームに乗り込み、2019年J1第29節を戦いました。
信州はもう初冬を感じさせていました。
気温15度以下、冷たい雨がピッチに降り注いでいました。
怪我人だらけの鹿島にとっては、まさに試練の雨となりました。
2019年J1第29節(アウェイ)鹿島VS 松本山雅戦の記録を残しておきます。
- 2019年J1第29節(アウェイ)鹿島VS 松本山雅戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
- 2019年J1第29終了時点の順位表
- 2019年J1第29節(アウェイ)鹿島VS 松本山雅戦の試合内容と選手の感想
- 鹿島の今後について
- まとめ
2019年J1第29節(アウェイ)鹿島VS 松本山雅戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
鹿島 1-1 松本
前半9分:永井 龍
後半13分:上田 綺世
スターティングと交代メンバー
GK 1クォン スンテ
DF 2内田 篤人→後半0分6永木 亮太
5チョン スンヒョン
26小池 裕太
27ブエノ
MF25遠藤 康→後半34分11レアンドロ
30名古 新太郎→後半44分19山口 一真
37小泉 慶
41白崎 凌兵
FW8土居 聖真
36上田 綺世
満足なメンバーが組めないのに勝てというのも酷かもしれない。
それでも、優勝するなら勝たなくては・・・。
キャプテン内田、不発。
ベテラン遠藤、不発。
若手、空回り。
厳しいなぁ。
2019年J1第29節(アウェイ)鹿島VS 松本山雅戦の動画ハイライト
失点シーンではGKのスンテはノーチャンス。
寧ろ、終了間際にチームを救うファインセーブを見せてくれています。
遠藤は「そこ」で足を引っ張ってはいけないだろ・・・と。
2019年J1第29終了時点の順位表
鹿島は第29節終了時点で1位!
辛うじて、1位だけど、今ここにいることにあまり意味はないのだ。
2017年を思い出して欲しい。
2017年の悔しさを無駄にしないでくれ。
最後に笑わないと何の意味もないのだ。
2019年J1第29節(アウェイ)鹿島VS 松本山雅戦の試合内容と選手の感想
怪我人続出でメンバーが厳しいというのもあるが・・・。
余りにも不甲斐ない試合内容となってしまった。
前半開始直後、ここ数試合、鹿島に漂ういやな空気はそのままだった。
前半序盤、セカンドボールが拾えない。
キャプテン内田も思うようなパフォーマンスを出せていない。
前半9分、「あ~、入れられた」。今日も早い時間に失点。
前半中盤、ゲームの流れを取り戻せない。
内田や遠藤が居るのに、ギアを変えられない。
若手も単に猪突猛進ではどうにもならない。
うちは猪ではなくて鹿だぞ・・・。
前半終盤、松本の出足が良い。衰えない。
こういうゲームになると、大岩監督は途端に動きが鈍くなる。
後半開始、内田を下げて永木を投入。永木がボランチに入り、SBには小泉が・・・。
後半序盤、中盤の収まりは良くなったが、逆に小泉はその良さを活かせない。
これなら、小泉→永木の方が良かったように思う。
後半13分、松本の不用意なプレーで、PKを貰う。本当に貰った感の強いPKです。
上田がしっかり決めて、鹿島が同点に追いつく。
・・・本来なら、ここから一気に攻め立てて逆転すべきだが・・・。
後半中盤、手詰まり感が強い。
永木投入で失点の気配は薄れたが、得点の気配はしてこない。
後半終盤、相変わらず、大岩監督の手腕に成長は見られない。
試合終了、最下位相手に不甲斐ない試合で引分にするのがやっとだった。
こういう試合でこそベテランが存在感を見せるべきなのに・・・
スタメンで出場した内田と遠藤にはガッカリした。
彼らが声で引っ張るタイプでないことは判っている。
ですが、それは良い訳にはならない。
昨年、ACLの決勝を目前に控えた時期、闘将に率いられた若鹿達はリーグ戦連勝を飾っています。10月末のセレッソ戦と、11月頭の柏戦です。
セレッソ戦では昌子と犬飼のCBが出場していますが、、J1初先発3名を鼓舞したのは、小笠原だったと思う。
更にACL決勝の合間に行われた柏戦でも闘将が若鹿達に勝ちに拘る姿勢を植え付けた。
3発逆転勝利。
ACL初制覇へ、チームに勢いを与えた。
本来なら、今のような非常事態でこそベテランが真価を発揮する時だ。
しかし・・・
この松本戦で、遠藤や内田のプレーからはチームへのメッセージを強く感じることはなかった。
彼らは彼らなりに「いつも通り」にプレーをしていた。
このままではいけない。
怪我人が居るからでは済まない。
鹿島は失ってはいけないモノを失っている気がします。
大岩監督の采配は劣勢時は摩訶不思議
これだけ主力が離脱しているのだから、敗戦しても仕方ないなかで、なんとか勝ち点1を拾ったことを評価する人もいる。
しかし・・・
大岩監督はこの日のような「チームが機能していない」時に打つ手が嵌らない。
選手交代や布陣を変えて、相手の良さを消したり、リズムを作って逆転に繋げた記憶は殆どない。
勝ったのは、個々の能力で打開した結果だ。
スタメン選びが成功し、「チームが機能している」時は強い。
リードしているときは「辛抱強く」指揮して勝利を得るのに・・・。
この弱点の改善が無い限り、彼が名将になることはないだろう。
そして残念ながら、3年目になってもこの欠点には殆ど変化が見られない。
特に後半44分過ぎに山口を投入した時点で唖然とした。
彼は個人技で一発決められる能力は秘めた選手ではある。
だが、今まで、決めたことはない。
だったら、後半44分に投入するのであれば、町田を入れて守りを固くして勝ち点1を死守しつつ、CKやFKで町田の頭に期待した方が確立が高いと思う。
少なくとも、あの時間帯は鹿島が試合を支配していて、あのワンピースあれば点が入りそうな雰囲気だった訳でもなかったと私は思います。
ACLの準々決勝においても、監督は山口を途中交代で投入した。
結局、実を結ばずに敗退となったが、驚きはなかった。むしろ山口に同情した。
なぜなら、普段からスーパーサブとして使っているならともかく、それまで頑ななまでに山口を使わなかったのに、あのような局面でいきなり投入されても、奇跡はそう簡単に生まれない・・・。
監督はあの試合から何かを学ばなかったのだろうか?
とにかく、この松本戦は鹿島が最下位相手に勝てなかったことよりも、後半44分に山口を投入した大岩監督の采配に愕然としました。
このまま今年もタイトルに届かないのか・・・と。
鹿島の今後について
明後日の天皇杯は苦しい試合になるだろうが、土居はベンチ外にして欲しい。
今、彼を失ったら、本当にチームが崩壊するから。
それと・・・
GKはスンテで戦って欲しい。
■鹿島アントラーズの今後の試合予定
- 天皇杯準々決勝 10/23(水)19:00ホームVS Honda
- J1第30節 11/2(土) 15:00 ホーム VS 浦和
※浦和がACLの決勝へ進んだ時は11/1(金)開催。 - J1第31節 11/9(土) 14:00 ホーム VS 川崎F
---日本代表の試合が予定されています--- - J1第32節 11/23(土) 14:00 アウェイ VS 広島
- J1第33節 11/30(土) 14:00 ホーム VS 神戸
- J1第34節 12/7(土) 14:00 アウェイ VS 名古屋
先日、ルヴァン準決勝で敗退した際に書いたが、三竿とレオシルバ、そしてセルジーニョが11/9の第31節川崎戦に万全の状態で戻ってこられるかどうかで、鹿島の21冠目の行方が決まると思う。
まとめ
ベテランにお願いしたいのはただ一つ。
勝ちに拘る・・・
負けを死んでも拒否する・・・
鹿島の紡いできた伝統を、
若手や新加入の選手に伝えて欲しい。
言葉でなくてもいいから。
勝負に拘る姿勢を貫くことで・・・。
立ち上がれ、鹿島よ!
自らタイトルを手繰りよせろ!!
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