2019年3月5日、鹿島アントラーズはアジア連覇へ向けて白星スタートとなりました。
しかし、勝ちはしましたが・・・大変にマズイ試合でした。
特に前半は、目を覆いたくなるような試合内容でした。
もしもスンテが怒らなかったら、テレビに物を投げつけるくらい、酷い内容でした。
スンテが言うように、アジア王者の誇りと自覚を持って欲しいです!
そして、連覇してこそ、真の王者!
2019年ACL初戦、鹿島アントラーズVSジョホール・ダルル・タクジム(マレーシア)戦を見て感じたことをまとめます。
- 2019年ACL初戦、鹿島アントラーズVSジョホール戦の試合結果とメンバー
- 2019年ACL初戦、鹿島アントラーズVSジョホール戦の試合内容振り返り
- 2019年ACL初戦、鹿島アントラーズVSジョホール戦を観て感じたこと
- 鹿島の今後について
- まとめ
2019年ACL初戦、鹿島アントラーズVSジョホール戦の試合結果とメンバー
鹿島 2-1 ジョホール
前半43分:平戸 太貴
後半11分:セルジーニョ
後半35分:ジオゴ
1点差の難しい試合にしてしまったのは、自分たちの不甲斐無さだと反省して欲しいものですね。
スターティングメンバーと交代メンバー
GK 1 クォン スンテ
DF 17 平戸 太貴
22 安西 幸輝
28 町田 浩樹
39 犬飼 智也
MF 6 永木 亮太
18 セルジーニョ →後半34分 20 三竿 健斗
25 遠藤 康 →後半25分 10 安部 裕葵
30 名古 新太郎 →後半42分 8土居 聖真
FW14 金森 健志
19 山口 一真
土曜に行われたリーグ・川崎F戦から、5人を入れ替えて試合に臨みました。
年間60試合近く戦うので、ターンオーバーは絶対に必要だし、シーズン早い段階で若手を試合に慣らし、鹿島のプレーに染め、戦力としていかないといけない。
だからこそ、彼ら若鹿を叱咤激励して引っ張るベテランの存在が必要なのに・・・。
遠藤よ・・・。
2019年ACL初戦、鹿島アントラーズVSジョホール戦の試合内容振り返り
振り返るのが難しい試合です。
自分なりに、ここがポイントだったのでは?と感じた点をいくつかピックアップしておくことにします。
前半序盤・・・
なんだ、この緩さは?
画面を通して観ていても危機感を感じた。
やる気は、まあ、当然ある。
しかし・・・チームになっていない印象。
前半9分、ペナルティ内で金森が目測を誤りヘッドでクリア出来ず、相手にオーバーヘッドを打たれた。金森は以前もこんなプレーがあったはず。ミスしてはいけない場所と時間帯がいまだに脳に刷り込まれていないのか?
前半15分、百発百中で決めろとは言わない。
でも、今日のメンツと試合序盤の雰囲気を考えると、セルジーニョは、あのPKは決めなくてはいけなかったと思う。
PKをゲットするまでの一連の流れは良かった。
ただ、それはチームの戦術で生まれたのでは無く、個々のアイデアで生まれたようにしか見えないのが気になる。
前半中盤、ひどい。とにかくひどい。
トラップミス、パスミス、判断ミス。
これほど酷い鹿島の試合は見た記憶がないのだが・・・。
前半35分、FKで大外の相手のマークを外したこともそうだが、締める選手が居ないことに業を煮やし、スンテが猛烈に怒り、選手を叱りつける。
前半終盤、ようやく、鹿島のプレーに機敏さと集中力が戻ったように見える。
怒られないと出来ないのはプロではないと思う。
前半43分、平戸は慣れないポジションで得点と言う結果を出せたのは良かった。
でも、それ以外のプレーでは、内田や伊東を脅かせるとは思えなかった。
後半序盤、ハーフタイムに相当に喝を入れられたのでしょう、個々の動きが違う。
きちんとチームとして連動して動いている。
後半11分、セルジーニョがスーパーなミドルを決めて鹿島が点差を広げる。
彼は本当に頼りになる選手だが、本来ならこのゴールでハットトリックか4点目だったはず。反省して欲しい。
後半中盤、前半は殆どその存在すら忘れていた名古が、随所で顔を見せ始める。
その結果、ボール回しに余裕が見えてきた。
しかし・・・やはり決定機まで中々持ち込めないいつもの課題が露呈している。
後半35分、鹿島失点。
その前のファウルは、ファウルではないだけに不運ではある。
だが、左右に振られると対処しきれない悪癖は改善しないとまずいと思う。
後半終盤、万が一を恐れ、追加点を獲ることよりも勝ちきることに重心を置いたプレーになったが、グループリーグの目標は着実に勝てる相手から勝点を得て、決勝トーナメントに進むことなので、この選択は理解できる。
試合終了、とにかく、アジア連覇に向けて白星スタートを切った。
2019年ACL初戦、鹿島アントラーズVSジョホール戦のハイライト動画はこちら
このハイライトでは、鹿島のプレーミスは殆ど観られません。
ミスを怖れてはいけないとか
ミスを引き摺ってはいけないとか
色々言う人もいるが、この試合のミスはミスだけを編集し、それを皆の前でそれを流し、個人レベルで厳しく叱咤すべきモノだと私は思います。
スンテの台詞を借りると
「おまえ、恥かしくないのか?」と。
2019年ACL初戦、鹿島アントラーズVSジョホール戦を観て感じたこと
試合を見ていて感じたことは3つです。
シーズン初めから批判的な事は書きたくないのですが、昨日の試合を見ていてどうしても気になる点があるのでそれだけは触れておきます。
若鹿よ、大志を抱け!
昨日のメンバーは本当に若いです。
スタメンを掴んだ若手3人
- 平戸 太貴 21歳
- 名古 新太郎 22歳
- 山口 一真 23歳
川崎戦から引き続きスタメンを掴んだ2人
- 町田 浩樹 21歳
- 安西 幸輝 23歳
若いですよね。
でも、若いのはこの5人だけではないのです。
ACLでは鬼神の働きを見せるセルジーニョも23歳ですし、故障から復帰し昨日も途中交代で出場した三竿もまだ22歳です。
こんなにも若くて才能溢れる選手がいることを、とても誇り思いますし、彼らがしっかりと成長していけば、数年後の鹿島はとんでもないチームになると思います。
そのために、彼らには大志を抱いてプレーして欲しいです。
スタメンを掴み、キャリアアップを図り、代表に選出されるために、日々サッカー漬けの毎日を送って欲しいと願います。
長い人生から観れば、サッカー人生で輝ける時間はホンの僅かだと思いますので。
とりあえず、安西を除く4人について感じたことをちょっとだけ・・・。
名古・・・前半は殆ど存在感を見せることが出来なかったと思いますが、永木のプレーを側で見れたのは良かったと思います。後半、少しずつ自分のプレーを出そうとしていたのは感じました。でも、まだまだ!もっと大胆にプレーして下さい。
平戸・・・昨日の試合ではSBというポジション上、無茶が出来なかったのかも知れないが、物足りなかった。やはり、彼の才能を考えると前のポジションで使ってあげたい。
山口・・・相変わらず精力的に動き回っているが、チームの輪には嵌っていない印象です。結果を求めるのは判るが、工夫が必要ではないでしょうか?
町田・・・急成長を遂げていると思います。ただ、試合序盤よりも、試合が進むに連れて動きや判断が良くなる癖を改善した方が良いと思う。
遠藤!お前さんの存在意義は何処にあるのよ?
本当に、本当に残念でなりません。
小笠原引退後、鹿島のDNAを引き継げるはずの1人なのに・・・。
昨日のプレーは、前半で変えられてもおかしくない。
唯一、ベテランらしいことをしたのは、セルジーニョがPKを外した時だけです。
真っ先に声を掛けていたのは良かったと思います。
でも、それ以上もっと出来るでしょう?
残念でなりません。
渇、喝、勝!スンテの気持ちを無駄にしないで!!
彼ほど、勝利、タイトルを渇望している選手はいない。
彼ほど必要な時に叱咤激励できる選手はいない。
本当にこの時期に鹿島に居てくれて良かった。
今年からキャプテンに就任した内田も、ビックリするくらい言葉でチームを鼓舞しているけど、どうしても体調面との折り合いで毎試合ピッチには立てない。
だから、スンテが、プレーでチームを鼓舞してくれることは、本当に有難いことだと思います。
内田とスンテ!
この2人がいる限り、世代交代に大失敗はしないと感じました。
ただ、心配なのは数年後です。
誰でも、いつかは衰え、引退します。
そう遠くない時期に、スンテも内田も居なくなる。
その時、しっかりとSPIRIT OF ZICO を引き継げる人を育てないといけない。
スンテや内田の後に続く人を、フロントは真剣に探して準備しておいて欲しいです。
鹿島の今後について
週末のリーグ戦、平日のカップ戦の日々が始まりました。
リーグは未だ勝利無し、ACLも薄氷の勝利、怪我人は未だ戻らず。
そんな状態ですが、個々が高いレベルで意識を共有してチーム一丸となれば、必ず鹿島は勝利するはず!
■鹿島アントラーズの今後の試合予定
- J1第3節 3/9(土) 16:00 ホーム VS 湘南ベルマーレ
- ACLGS第2節 3/12(火)アウェイ VS 山東魯能(中国)
- J1第4節 3/17(日) 14:00 アウェイ VS 北海道コンサドーレ札幌
※この後、日本代表ウィークとなり2週間中断。
ここで一息つけるので、3試合は全力で駆け抜けて欲しい。 - J1第5節 3/30(土) 15:00 アウェイ VS ジュビロ磐田
- J1第6節 4/5(金) 19:00 ホーム VS 名古屋グランパス
- ACLGS第3節 4/9(火)アウェイ VS 慶南(韓国)
次の試合はホームの湘南ベルマーレ戦です。
昨日の試合から中3日で試合です。
永木や安西を連戦させるのだろうか?
レアンドロは何しているのか?
選手のやりくりは本当に大変だと思います。
まとめ
2019年のチームスローガンは「かわる」!
昨日の試合ではちょっとだけ感じました。
もっとも試合内容からではなく、「若い選手の自覚と向上を促す!」というチームの狙いに関してですが・・・。
若い選手は化ける時は一気に化けますので、期待したいです。
鹿島の選手であることに誇りに!
鹿島のサポーターであることを誇りに!
互いに目指すのは鹿島の勝利!
若鹿の成長と飛躍を心から願い応援し続けます!
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