2019年3月9日、鹿島アントラーズは2019年J1リーグ第3節を聖地・鹿島スタジアムに湘南ベルマーレを迎えて戦います。
湘南は曺貴裁監督体制で7年目を迎えており、チームとしての熟成度は年々増している印象です。しかも、2018年度はついに湘南ベルマーレとして初タイトルを手にして自信もつけているように思います。
(94年に天皇杯を獲っているが、当時はベルマーレ平塚だった)
決して油断ならぬ相手ですが、ホームですから、絶対に白星を手にして欲しい!
2019年J1第3節・鹿島VS 湘南戦を前に思うことをまとめました。
2019年J1第3節・鹿島VS 湘南戦の予想スターティングメンバー
現時点で負傷及び欠場が濃厚な選手は、
鈴木。復帰は5月GW頃の予定。
伊東。大怪我からの復帰中でまだ暫く時間が必要。
他に、山本の怪我の具合は不明だし、スンヒョンや白崎、中村も負傷しているらしい。
また、SBの小田が全体練習に復帰したのは幸いだが、試合出場はまだ先だろう。
上記事情を踏まえたVS 湘南戦の予想スターティングラインナップです。
2トップは、伊藤と金森。
敢えて金森を連戦させるのは、セルジーニョに休みを与えることと、セルジーニョと金森の相性が良いのであれば、セルジと伊藤は位置取りが被るので、金森は伊藤とも相性が良いのではないかと思いそれを見たいからです。
2列目は、左に安部、右に土居。
先のACLでは休んでいる2人なので、頑張って欲しい。
本当はレアンドロを使いたいのですが・・・。
彼のSNSを見る限り、家族団欒と宗教、そして音楽活動をメインにしているようだが、サッカー選手と言うことを忘れてはいないだろうか?
頼むよ、マジで!2017年の輝きを取り戻してよ!!
左は、途中で山口を投入するのが切り札になるかと・・・。
ボランチは、レオシルバと三竿。
永木は一度休みが必要だと思います。
SBは、左が悩む・・・山本が出れるのあれば山本!まあ、現実的には安西かな?
右は連戦だけど平戸に期待したい。内田はまだ万全ではないと思うので、再来週のアウェイ山東魯能戦(中国)に照準を合わせている気がします。
CBは、犬飼と町田。
しばらくはこの2人で連携を高めて欲しい。スンヒョンの必要な時はいずれ来る!
GKはスンテ!
スンテ以外は考えられません。
昨今、体罰には煩い世の中だが、試合中は構うことはありません。
短いサッカー人生の成否が1試合、1試合に掛かっているのですから、弛んでいるヤツがいたら遠慮なく叱咤し、それでもダメならど突いて下さい!
ファミリー全員が貴方の行動を支持します。
対戦相手の「湘南ベルマーレ」について
私の田舎は「湘南ベルマーレ」のホームタウンの真っ只中にあります。
今年の正月に田舎に帰った時、地元の友人の家を訪れたら、息子さんが彼の友人とサッカーゲームをしていました。
彼らは地元の小僧らしく、湘南ベルマーレを使ってプレーしていたので(心の中で鹿島を使え!と罵りながら)、「やっぱり湘南が好きなのか~?この前タイトル獲ったよね~。」と優しいおじさんのフリをして話しかけると「今忙しいから話しかけないで!」と拒絶されました。
友人が息子さんに「失礼だぞ」と注意すると、息子さんや友人が一斉に振り返り、「湘南スタイルは俺達もサボらずに走るから相手してられない!」と言い放ちました。
正直、「ゲームなんだから、おまえら走ってないじゃん!」と思いましたが、驚きなのは、小学生低学年の子供達にまで「湘南スタイル」が根付いているのか・・・と、判りやすい戦術を持つ「湘南」を羨ましく感じました。
鹿島のスタイルは「一言」で表現出来ないから・・・。
話がそれてしまうので元に戻しますが、要するに、とにかく「運動量」、しかも「チーム全員」がさぼらずにやるのが「湘南の強み」だと思います。
鹿島が勝つためには、それに張り合って右往左往するのではなく、上手にいなして、最後は勝利を手にする・・・のが理想だと思います。
それを象徴するのが2018年のリーグ2試合でした。
2018年第6節の衝撃
2018年は開幕から中々思うように勝てず、鹿島は苦しい序盤戦でした。
湘南のホームでは、開始早々に犬飼のオウンゴールが決まりリードを許してしまいます。
それでも、復帰した三竿やレアンドロが上手く融合し、鈴木のゴールでたちまち同点に追いつきます。
その後、鹿島は攻撃をし続けますが、なかなか追加点が取れませんでした。
そして、ロスタイム。
誰もが、仕方ない引分けだな・・・と思った瞬間、強烈なカウンターパンチを喰らい、終了間際に失点して敗れました。
思えば、この試合が、2018年の鹿島の険しい道程を象徴していたのかも知れません。
この第6節は、湘南の総走行距離は12キロを超えていました。鹿島も引き摺られたのか総走行距離は11,3キロに達しており、平均よりも走っていました。
そして結局、最後までさぼることなく上下動を繰り返す相手に、最後は根負けしたような形になりました。
ちなみにパス本数は湘南の296本に対して鹿島は500本に達していました。
2018年第26節の勝利に湘南攻略の鍵がある?
第26節の対戦では、鹿島が上手く湘南を料理しました。
前半は、相変わらずピッチを所狭しと駆け回る湘南に手を焼きましたが、徐々に湘南の動きを封じ込めます。
そして、右SBに君臨していた西のお洒落なクロスで後半早々に先制します。
ところが、相変わらずの追加点欠乏症・・・。ぐずぐずしている内に同点にされてしまいますが、アディショナルタイムに再び西の完璧なクロスを鈴木がドーンと決めて、リベンジ成功となりました。
この試合も湘南の総走行距離は11.5キロで鹿島の11キロよりも多かったのですが、湘南の年間平均11.6キロよりも少なかったです。
また、パス数も湘南は444本で鹿島は446本、鹿島は平均より20本近く多かったのですが、特筆すべきは湘南のパスの平均との差です。彼らの年平均パス数は376本なので、70本近く多かったことになります。
つまり、序盤はある程度駆け回るのは仕方ないが、要所は締めること。
そして、中盤や後ろでのパスを増やさせて、勢いを削いでいくこと。
これで、かなり対処できるような気がします。
どうでしょうか?
鹿島アントラーズと湘南ベルマーレの全戦績
これまで28試合対戦しています。
鹿島18勝
湘南9勝
引分1
鹿島から見て54得点、35失点です。
(ベルマーレ平塚時代の記録も含みます)
最大得点試合は99年11月23日の2ND14節
鹿島が0-6で勝利しています。
色々事情があって、総監督にジーコが就任していた試合でした。
最大失点試合は95年5月3日の1ST13節
鹿島が0-7で負けています。
野口1人に5点獲られています。
この試合、中田英俊とレオナルドが先発で出場していました。
トータルでは鹿島が大きく勝ち越していますが、最近は力が拮抗しています。
直近4年間における、鹿島の対湘南戦の記録
2015年~2018年かけて7回対戦しています。
(と言っても彼らがJ1に居たのは2015、2016、そして2018の3年)
●2015年 2戦2敗
リーグ戦においてホーム・アウェイ共に1-2で敗戦。
●2016年 3戦2勝1敗
リーグ戦においてホーム・アウェイ共に鹿島が勝利。
ナビスコ(ルヴァン)のグループリーグにおいて2-3で敗戦。
この年、1STは優勝したが、ナビスコは酷かった。
●2018年 2戦1勝1敗
リーグ戦において互いにホームで勝利して1勝1敗
合計7戦:3勝4敗
鹿島が負け越しています。
よって、今度のホームでは絶対に負けられません!
まとめ
未だにリーグでは未勝利です。
前節は連覇中の王者に引分けましたが、開幕戦の敗戦が響き、未だに勝点は1です。
万が一、第3節に勝点を積み上げられず、首位の名古屋(3節はG大坂戦)、マリノス(3節は川崎F戦)に勝利して3連勝を飾ると、勝点差が8にちなってしまいます。
序盤とはいえ、あまり勝点差がつくのは好ましくないので、次のホーム湘南線は必勝を期して戦って欲しいです。
今年も過密日程です。
乗り越えるには、若手の底上げが必要です。
立ち上がれ、若鹿!
勝利を目指せ、鹿島!!
行け、アントラーズ!!!
↓オススメの鹿島アントラーズブログランキングはこちらへ!