2019年3月9日、鹿島アントラーズはホームに湘南ベルマーレを迎え、2019年J1リーグ第3節を戦いました。
今期、ここまでリーグ戦は未勝利の鹿島としては、何としても初勝利をあげたいと試合前から選手は気合の漲った良い表情をしていました。
それと、昨年両膝を手術したレアンドロが、ようやくスタメンに復帰したのも好材料。
2017年の輝きを取り戻してくれれば、この先の過密日程を乗り切るための、大きな補強になると思います。
2019年J1第3節・鹿島VS 湘南戦を振り返ります。
- 2019年J1第3節・鹿島VS 湘南戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
- 2019年J1第3節終了時の順位表
- 鹿島VS 湘南戦の試合内容
- 鹿島VS湘南戦を観て感じたこと
- 鹿島の今後について
- まとめ
2019年J1第3節・鹿島VS 湘南戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
鹿島 1-0 湘南
後半13分:安西 幸輝
スターティングと交代メンバー
GK 1 クォン スンテ
DF 2 内田 篤人 →後半41分 20三竿 健斗
22 安西 幸輝
28 町田 浩樹
39 犬飼 智也
MF 4 レオ シルバ
6 永木 亮太
8 土居 聖真
11 レアンドロ →後半30分 19山口 一真
FW10 安部 裕葵 →後半17分 18セルジーニョ
15 伊藤 翔
予想とはずれた布陣でした。
セルジーニョを休ませたのは当たったのですが、いっそ、ベンチ外にして完全休養にしたも良かったのではないでしょうか?
2019年J1第3節終了時の順位表
名古屋が3連勝か・・・。
昨今のJリーグは抜きん出たチームが本当にいないのか・・・。
連覇中の川崎はこれで3戦3分。
皆で包囲網敷くしかないからなぁ。
理論上、全てのチームが必死に守り通せば、34戦34分で勝ち点34にしかならないので、優勝はなくなるはず。
鹿島は、しばらくはあまり離されない様にして着いていくしかない。
鹿島VS 湘南戦の試合内容
リーグ開幕戦はホームなのに本当に不甲斐ない試合でした。
その後、川崎にはなんとか引き分けたものの、ACL初戦もピリッとしない試合内容で、なんとか勝ちはしたものの、明るい未来予想図を描きにくい内容でした。
そのような、チームのバイオリズムが落ちているときは、勝利が何よりも良い切っ掛けになると思うので今節の勝利を願い観戦していました。
開始早々、相変わらず湘南は走る、走る、走る!
次々と選手が飛び出してくるのですが、レオと永木が比較的冷静に対処していました。
前半14分、菊池のミドルをスンテが防ぎました。何気なく防いでいましたが、GKの位置取りが見事だったと思います。
前半20分前後、鹿島の組み立てが上手く行かない。というか、今日も上手く合わない。大岩監督がライン際で何かを必死に指示している。
前半25分過ぎ、鹿島が押し込み始める。
前半27分、伊藤が決定的な場面を迎えるが、相手GKのファインセーブで点には繋がらず。
その後、連続でCKを得るも得点に至らず。
前半終盤、レアンドロがあちこちに顔を出すようになる。
シュートチャンスもあったが、この日のレアンドロのシュートは悉く抑えが効かない。
前半45分、湘南の岡本が安西へパスを出した後に肘を入れてイエロー。この日2枚目で退場となる。そもそも、1枚目の安部へのファウルは一発退場でもおかしくない荒いプレーだったと思う。
後半序盤、数的優位に立った鹿島は湘南に襲い掛かります。
徐々に、徐々に、湘南ゴールに迫ると・・・。
後半13分、レオシルバの見事なクロスを受けた安西が切り返して一人かわし、右足を振りぬくとゴール右隅に突き刺さりました。鹿島、ようやく先制!
鹿島先制後、両チームヒートアップ。
今日の湘南は何故かプレーが荒い。ACLでぶつかる海外のチームみたい。
後半中盤、鹿島はトドメを刺せない。
いや~な雰囲気が漂っている。
後半38分、競り合い時に内田の額に相手の肘が入り流血。一人少なくなるが、スンテが絶妙な遅延行為を敢行して時間を稼ぐ。イエローが出たけど仕方ない。
後半40分、セルジーニョのシュートは左ポストに弾かれる。なぜかリーグではなかなか点が獲れない・・・。
決めきれない鹿島にますます不安が募る・・・。
アディショナルは5分、しかし、相手のシュートミスにも助けられなんとか凌ぐ。
試合終了、リーグ戦初勝利。
2019年J1第3節・鹿島VS 湘南戦のハイライト
複数得点すべき試合だった。
本当にこのままで良いのだろうか?
チームの戦術には不安を感じるのですが・・・。
鹿島VS湘南戦を観て感じたこと
週末にリーグ、週半ばにACLと過密日程なので、セルジーニョ、永木、安西を休ませるのか?その場合、メンバーをどうするのか注目していました。
結果は、セルジーニョは休ませましたが、永木や安西は連戦となりました。
湘南戦を観て感じた点を3つ上げておきます。
おかえり、レアンドロ!良かったよ、まだサッカー選手で!!
2017年、大岩監督になって出場機会を得てからのレアンドロは本当に凄かった。
シュートも上手いし、パスも上手いし、サッカーセンスはあるし、優勝は逃したけど、レアンドロを完全移籍で獲得出来たので2018年は楽しみだと思っていた。
しかし、プレシーズンに膝を痛め、復帰したと思ったらまた膝を痛め、結局、両膝手術となって2018年は殆ど何も出来ずに終わってしまった。
レアンドロが元気なことは、彼のSNSを見て判っていた。
ただ・・・
家族団欒、音楽活動、宗教・・・ばかりUPされていて、サッカー選手であることを忘れているのではないかと不安も感じていました。
また、開幕の大分戦では僅か数分ですが終了間際に出場し、コンディションは悪く無さそうだと感じていたのに、続く川崎戦はベンチにも入らず、また怪我かとショックを受けていました。
それだけに、今日のスタメン復帰は、不安と期待が入り混じるものでした。
結果は・・・
助っ人としては、0点でしょうね。高額な助っ人としては!
ただ、両膝手術からまだ1年も経っていない事を考えると、あれだけ動いていることに感謝です。
あと、やっぱりサッカーセンスは高いと思いました。
だから、この先も試合に出続けて感覚が戻れば、今のようなパスを出すときに迷うことも減るでしょうし、シュートも抑えが効くようになると期待しています。
まずは、お帰りなさい!
選手の組み合わせって面白い!
土居のような選手であればこそ、伊藤翔がもっと輝くと思っていたのですが・・・。
ビックリするくらい、二人の息が合いませんでした。
伊藤はセルジーニョとは息が合うようです。
多分、タイプ的に金森も合いそうな気がします。
あとは、エース鈴木との相性ですね。
どうなんでしょう?
とにかく、土居が悪い訳ではありませんが、組み合わせって重要なんだな~と改めて感じた試合でした。
そろそろ、監督の攻撃の引き出しは増えないのだろうか?
2017年5月に交代してから、まもなく2年になる。
本当に、大岩監督は攻撃の引き出しが少ないと思う。
拮抗しているときに、監督の指示やメンバー替えによって、攻撃のリズムや方法がガラッと変わったのを見た記憶がない。
替わった選手が個人的に活躍して点を取ったり勝利したケースはあるのですが・・・。
つまり、選手任せということなのだろうか?
リーグ奪還に向けて、不安材料です。
鹿島の今後について
序盤の過密日程を、怪我人だらけの状態でもなんとか凌いでいます。
鈴木が戻るGWまで、なんとか踏ん張って欲しい。
■鹿島アントラーズの今後の試合予定
- ACLGS第2節 3/12(火)アウェイ VS 山東魯能(中国)
- J1第4節 3/17(日) 14:00 アウェイ VS 北海道コンサドーレ札幌
※この後、日本代表ウィークとなり2週間中断。
ここで一息つけるので、3試合は全力で駆け抜けて欲しい。 - J1第5節 3/30(土) 15:00 アウェイ VS ジュビロ磐田
- J1第6節 4/5(金) 19:00 ホーム VS 名古屋グランパス
- ACLGS第3節 4/9(火)アウェイ VS 慶南(韓国)
次の試合はACLグループステージ第2節・中国の山東魯能戦です。
湘南戦から中2日で中国まで乗り込み、アウェイで戦わないといけないのは、やはりしんどいですね。
特に今はSBのやりくりがかなり厳しいです。
山本、伊東の復帰が待たれます。
まとめ
ACLでは無類の強さを発揮するセルジーニョの爆発に期待します。
あと、守備陣の奮闘にも!
山東魯能にはあのベルギー代表のフェライニや、イタリア代表歴のあるペッレがいるので、犬飼や町田がどこまで戦えるのか楽しみです。
いきなりは変わらない
でもチームが「かわる」と宣言したならば
それを信じて応援するだけです!
行け、鹿島アントラーズ!!
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