鹿島にとっては鬼門であった、ACL決勝トーナメントラウンド16を突破し、未知なるステージでの戦いが始まります。
相手は、昨年の中国超級リーグで3位となり、ACLに初出場を果たした新興チームの天津権健である。
中国チームらしく、金で優秀な外国人選手を買い集め、昨年のリーグは大躍進を遂げているようだが、今年はいまいち波に乗れて居ないようです。
だが、相手の状態がどうだろうと関係ない。
鹿島にとって悲願である国際大会のタイトルを手にするためには、準々決勝で敗退することは許されません。
勝って、ベスト4に駒を進めて欲しいです。
2018年ACL決勝トーナメント準々決勝 鹿島アントラーズVS天津権健戦を前に思うことをまとめます。
対戦相手の天津権健というチーム
仕事先で取引のある、とある中国の方に「天津権健」について聞いてみました。
彼は即答でこう言いました。
「もう落ち目、選手にも逃げられた。恒大のようメガクラブにはならないよ」
本当かよ・・・と思いながらさらに話を聞いてみると、あながち適当な法螺を吹いているわけではないようでした。
ダメな点1:2017年に超級リーグに上がり、金を掛けて獲った3人の外国人が上手く稼動していない。
- ベルギー代表のヴィツェル
- 元ブラジル代表のアレシャンドレ・パト
- フランス人のモデスト
一番の目玉だったヴィツェルは、この夏にドルトムントへ移籍していしまい、モデストはチームともめて最近は試合に出ていないそうです。(元々それほど活躍してなかったようですが)
よって、稼動しているのはパトのみです。ただし、彼はコンスタントに活躍しているそうです。
ダメな点2:2018年は守備が崩壊中
中盤から後ろが安定せず、大量失点をよくするそうです。
実際、今年の超級リーグでは9位と中位に沈み、20試合で26得点31失点と得失点差はマイナス5です。(2017年は30試合で46得点33失点)
上記のような根拠を述べた後に、中国人の彼は最後にこう言いました。
「あなたの鹿さん、勝つね。大丈夫よ!」
鹿さん・・・呼ばわりですか・・・。
まあ、でも鹿島アントラーズを中国語で書くと
「鹿島鹿角」
だから、間違いではないかなぁ・・・。
ちなみに、中国語における鹿の呼び方と、俸禄(給料とのの意味)の禄の呼び方は同じだそうです。そのため、中国では鹿は財を成す神様として崇められているそうです。
ゆえに、取引先の中国人曰く、鹿島というチームも、恒大などのように「金満クラブ」なチームだと思い込んでいました。
金は無いってのにねぇ・・・。
中国の人とも色々話しましたが、正直、今年の天津権健に勝てなければ、優勝なんて夢のまた夢だという結論に到りました。
2018年ACL準々決勝の組み合わせ(東地区)
アジアチャンピオンズリーグは、東西に広いこともあり、決勝まで東地区と西地区は激突しません。
日本は、当たり前ですが東地区に位置しています。
準々決勝に残った東地区の4チームは以下の通りです。
●鹿島アントラーズVS天津権健(中国)
※第1戦は8/28、第2戦は9/18
●全北現代(韓国)VS水原三星(韓国)
※第1戦は8/29、第2戦は9/19
鹿島が先に試合を行いますので、まずは天津を倒してベスト4に駒を進め、韓国勢の勝ち上がり悠々と待ち受けたいと思います。
ACL決勝トーナメントラウンド8 第1戦のスタメン予想
未だ、重要メンバーの負傷離脱は続いています。
レアンドロ、復帰時期未定。
昌子、そろそろだけど多分明日の試合は無理。
安部、練習には戻ってきてるが試合はまだ無理。
上記の負傷者を考慮して考えた、
天津権健戦のステーティングラインナップ予想です。
2トップ、鈴木と土居にしました。鈴木には土居が合うような気がします。
2列目、左にセルジーニョ、右に遠藤です。
セルジーニョは、リーグ戦2試合ではトップで使われていましたが、2列目や1.5列目の方が合う気がします。遠藤は、磐田戦で休んでいますので、全開で頑張って欲しい。
ボランチは、レオシルバと三竿です。
レオが連戦で気になりますが、ジーコ来日効果がもっとも大きく出ているようで、アドレナリンが出まくっているのか元気です。三竿は磐田戦で休んでますので、ACLでは鼻血出るまで走り回って欲しいです。
SBは、左に山本、右に内田としました。
内田の状態が良ければ、彼の経験値を活かしたいと思います。
CBは、犬飼とスンヒョン!
昌子が出れそうも無いので、ここ最近コンビを組んでいる二人に託します。
GKは、スンテ!
内田と同じく、彼の経験値をフルに活用して欲しいです。
安西と西は、大事な交代カードです。
あとは、
点を獲りに行くなら金森・・・
締めに掛かるなら永木・・・
といったところでしょうか?
第1戦のポイント
どうしても勝たなくてはいけない試合です。
中国へ行ったら、どんなプレーや判定に見舞われるか判りません。
なので、ホームでは確実に勝利することが必要です!
そして、絶対にアウェイゴールを与えないこと!
1-0でも十分です。
なので、犬飼とスンヒョンのコンビが、パトをどれだけ止めることが出来るのか?
それが1つの鍵だと思います。
パトのリーグ戦出場は10試合ですが8得点です。チーム総得点が26点なので、3分の1を彼の足で稼いでいることになります。
スンテ兄さんも一緒になって、止めてくれい!
まとめ
先週金曜のリーグ磐田戦の悔しさは未だに晴れません。
このモンモンとした気持ちを振り払うには、ACLでの勝利しかありません。
勝って、鹿島アントラーズ健在なり!
と言うことを、国内外に知らしめましょう!!
是が非でも国際タイトルを獲るために、
一戦必勝でトーナメントを勝ち上がれ!
常に勝利を目指す!!
それが、我らがアントラーズ!!!
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