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未破裂脳動脈瘤との闘いをコーギーに癒され暮らしています。鹿島アントラーズの応援と読書に人生の全てを掛けている40代の徒然日記です。

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ジーコと共に ~2017年J1 鹿島の前半戦を振り返る~



J1リーグは今年から夏休みが導入されており、鹿島も7月12日の天皇杯3回戦終了後、7月29日のホームで行われる第19節・甲府戦までサマーブレイクで中断となる。

その間に、各チームは後半戦に向けて準備をしています。
海外に遠征するチームもあれば、涼しい場所へ移動して合宿をするチームもある。
ちなみに、鹿島と浦和はJリーグの金でワールドチャレンジなる試合を行うことになっている。浦和はドルトムントを試合を行い2-3で負けた。
鹿島は22日土曜にスペインのセビージャFCとホームで試合を行う予定である。

何にせよ、しばらくは鹿島の試合がないので、2017年度のJ1の前半戦(18節まで)を振り返ってみることにします。

 

2017年 鹿島の前半戦について

昨年のチャンピオンシップ、CWC、そして天皇杯、鹿島が強さを発揮したこともあり、浦和とのゼロックスカップに勝利すると今年の優勝候補筆頭に常に鹿島が上げられていた。

しかし、開幕戦のFC東京戦に敗れ波乱の幕開けとなってしまった。

2戦目以降、アウェイの試合を勝って調子を取り戻したのであったが。第6節のセレッソ戦で無理なターンオーバーをして敗れると、その後は勝ったり負けたりを繰り返すようになり、第12節の川崎Fに敗れて早くもホームで5敗する非常事態となった。

5月末にACLの敗退が決まると、チームは断を下す。
昨年、鹿島に2冠をもたらした石井監督を更迭し、大岩コーチを監督に昇格させるのである。

その後、リーグ戦は6戦戦って5勝1分とチームは立て直され、サマーブレイクを迎えました。

 

2017年J1 第18節までの鹿島の試合結果

2月25日 H 開幕戦を落す
鹿島 0-1 FC東京  

3月4日 A 2017年初勝利!
鹿島 1-0 甲府
63'レオシルバ

3月10日 H ホーム初勝利!
鹿島 1-0 横浜F
83'鈴木 優磨  

3月18日 A 2点差を逆転!
鹿島 3-2 清水
74'植田 直通
79'鈴木 優磨
85'金崎 夢生

4月1日 A 安部初出場!
鹿島 1-0 大宮
79'土居 聖真

4月8日 H この敗戦からリズムが狂う
鹿島 0-1 C大阪

4月16日A チーム状態が良くなったと錯覚
鹿島 4-1 仙台
25'西 大伍
32'金崎 夢生
43'遠藤 康
90'+2ペドロ ジュニオール

4月22日 H 衝撃の0-3で完敗
鹿島 0-3 磐田

4月30日 H ギリギリで競り勝つ
鹿島 2-1 鳥栖
28'金崎 夢生
41'昌子 源  

5月4日 A ここぞでは負けない!
鹿島 1-0 浦和
24'金崎 夢生

5月14日 H この敗戦は痛すぎる
鹿島 1-2 神戸
89'レアンドロ

5月19日 H ホームで今期5敗目!
鹿島 0-3 川崎F     

6月4日 A 大岩体制での初戦
鹿島 3-1 広島
14'中村 充孝
30'レアンドロ
43'レアンドロ

6月17日 H 攻撃が活性化しつつあり
鹿島 3-0 札幌
02'山本 脩斗
15'ペドロ ジュニオール
30'ペドロ ジュニオール

6月25日 H ブラジルコンビ躍動!
鹿島 2-0 新潟
57'ペドロ ジュニオール
75'レアンドロ

7月2日 A 勢いが出る首位叩き!
鹿島 3-2 柏
53'金崎 夢生
56'永木 亮太
72'ペドロ ジュニオール

7月5日 A 鹿島らしい勝ち方健在!
鹿島 1-0 G大阪
55'遠藤 康

7月8日 A 執念で引き分ける!10ヶ月ぶりの引き分け。
鹿島 2-2 FC東京
16'ペドロ ジュニオール
76'ペドロ ジュニオール

 

時節は7月29日 H
鹿島 VS 甲府

 

2017年J1 第18節までの順位

18試合を終えて、12勝5敗1分の2位である。

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首位のセレッソとは勝ち点差1であるが・・・
3位の川崎と勝ち点差2
4位の柏とは勝ち点差3
1試合の結果でひっくり返る状況である。
とにかく今年のJ1は混戦である。
8位のレッズも勝点29であり、1位とは9差(3試合)しか離れていない。

予断を許さない状況だといえます。

 

2017年 ACLの結果

鹿島がずっと手に入れたいと切望しているアジアチャンピオン。
今年も手が届かず、またしても鬼門のベスト16で夢は絶たれてしまった。

グループリーグは苦戦しながらも1位で通過したが、タイとオーストラリアのチームには相手のホームで敗れてしまった。
韓国勢の元気の無さに助けられた感もある。

ラウンド16の試合は中国の広州恒大との一戦。
初戦、相手のホームにおいて0-1で敗戦したが、鹿島での試合は2-1で勝利。
しかし、アウェイゴールで広州の勝ち上がりとなった。

昨年のCWCの時のチーム状態なら、間違いなく勝てたと思う試合内容でした。
本当に無念である。

 

2017年 天皇杯の結果

リーグ同様、こちらも連覇が掛かっている大会である。

今年は例年よりも前倒しで予選が始まった上、大会が始まってから下位のチームのホームで試合を行うとかサッカー協会がタワゴトを抜かした結果、鹿島はリーグ戦とその後の3回戦の合計4試合をアウェイで戦うことになった。
今思い返しても、あの仕打ちは納得できない。

協会の悪巧みに苦労させられたが、今のところは連覇に向けて順調である。

2回戦 H 6月21日 安部など若鷹が躍動!
鹿島 5-0 FCマルヤス

3回戦 A 7月12日 連戦最後も攻撃爆発!
鹿島 5-0 山形

 

4回戦は 9月20日に開催!
抽選は8月7日に行われます。

 

第18節までの鹿島の選手の得点・アシスト・カード累積について

18節までの試合データを元にして表を作ってみました。
得点・アシスト、カードの累積を一度に見れるサイトがなかったので・・・。
集計に間違いがあったら、ご愛嬌と言うことで・・・。

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昌子は18試合完全フル出場・・・本当にお疲れ様です。 

 

得点者の偏りとアシスト者の少なさが気になる

上記のデータ表を見て判るとおりですが、得点者が偏っています。
ペドロが7点、金崎が5点、レアンドロが4点、あとは2点か1点・・・。
多くの人が点を獲っていると言えば聞こえは良いが、偏りすぎだと思う。
ペドロと金崎が出れなかったら、どーすんだ?

それからアシスト数も少ない!
もっとも多いのが中村の3本!
ちなみに仙台のクリスランは18節までで7得点7アシスト、川崎の小林は9得点7アシストである。
昨年1年間だと柴崎が9アシスト、ペドロ(神戸在籍)は12アシストである。

この辺りの数字の悪さが、前半戦の苦戦の要因と言えるのではないだろうか?

 

2017年に新加入した選手の成績

今シーズンから加入した選手の状況を確認してみる。
移籍組みが6名、新人が2名の計8名である。

 

90点 レオ・シルバ

文句の付けようがない。
本当に鹿島に来てくれて感謝しかありません。

7月初旬の地獄のアウェイ3連戦を2勝1敗で切り抜けられたのは、大怪我を負っても予定より早く復帰してくれたレオのお陰である。

後半戦は第2節の甲府戦で見せたようなミドルを増やして欲しい。
それと、FC東京戦で犯したようなゴールに直結するようなミスは回避して欲しい。
ときどき、ヒヤッとする場所でコネコネするのが怖いです。

 

80点 ペドロ・ジュニオール

能力があることは判っていました。
昨年は11ゴール12アシストですからね。
ただ、残念ながら石井体制では彼の特徴が活かせず、あの体制が継続するようだと埋もれてしまうかもしれないと危惧していました。

しかし、大岩体制になって蘇りました。
彼の特徴を行かせる攻撃スタイルとなり、回りも彼の特徴を理解したため、ここ数試合は鹿島の主軸として活躍しています。

後半戦も今の状態をキープしてください。
くれぐれも怪我をしないように!

 

75点 クォン・スンテ

曽ヶ端が悪いわけではありませんが、それでも先日のFC東京戦の1失点目のようなプレーを見ると補強は必要だったのだと思いました。

スンテさんの凄みはハイボールの処理ですね。
背はそれほど高くないのに、タイミングよく飛び出して、きっちりキャッチします。
反面、グラウンダーの処理は苦戦していますね。
開幕戦でオウンゴールに繋がった処理、ACLのムアントンでの処理、この前の柏戦での処理、評価が分かれるところだと思います。

それでも、彼のいつも笑顔を絶やさないプレースタイルは選手に安心感と勇気をもたらすと思いますので、後半戦も欠かせない選手だと思います。

まずは、しっかりと手を治してください。

 

70点 レアンドロ

開幕前の練習試合などを見て、ペドロと同じく能力が高い選手だけど石井アントラーズに当て嵌まるか懸念していました。
その懸念は外れれば良かったのに的中してしまい、早々にブラジルに帰ってしまうのではないかと思うほど、試合に出るどころかベンチからも外れることがありました。

しかし、大岩体制になって彼も蘇りました。
フィジカルが上がってきたのが一番の要因かも知れませんが、ここ数試合は大切なピースになっていました。

現在、チームトップのシュート決定力です。22%!
ペドロは15%で金崎は13%です。
その高い技術力を活かし、後半戦は得点とアシストを量産してください。
貴方が活躍すればするほど、優勝に近づきます!

 

採点不可 三竿雄斗

ゼロックスではサイドで先発したので期待したのですが・・・。
その後は開幕戦で途中出場して以降はベンチにも殆ど入れず、第11節の神戸戦でようやくフル出場を果たすも、再びその後はベンチにも入れない日々・・・。

苦しく悔しい毎日でしょうが、腐らずに励んでください。
必ず、貴方が必要な時がくる!

 

採点不可 金森健志

リーグ戦では2試合しか出ていません。
第12節の川崎F戦ではスタメンで出るも途中交代、第14節の広島戦では途中出場。
金森の良さは全く出ていません。
正直、彼を獲得したフロントの狙いを、私自身も判りません。
彼に何を求めたんだろうか?

今の鹿島のトップと2列目は豊富な人材が揃っているので、そう簡単に割って入ることは出来ないかも知れません。
ですが、腐らずにチャンスを伺ってください!

 

採点不可 安部裕葵 高卒新人

大宮戦で途中出場した時は衝撃でした。
その後第8節の磐田戦ではいきなりの先発。
悔しい思い出になってしまいましたね。

それでもU19に選抜されてユース大会に参加するなど着実に経験を積んで、天皇杯の2回戦ではアマチュア相手には格の違いをきっちりと出すことに成功しました。

あとは、リーグ戦で使ってもらうために日々の練習に取り組んでください。
大岩監督の目に止まればチャンスはあるはずです。

 

採点不可 小田逸稀 高卒新人

ここまでリーグ戦での出場はありません。
天皇杯では2戦共に途中出場し、ゴールという結果が出ました。(3回戦はオウンゴールですが)
なかなか山本の壁を越えるのは大変でしょうが、日々の練習でアピールを続けて下さい。

 

2017年度の鹿島の得点と失点パターン 過去との比較

鹿島の得点と失点パターンをデータで確認します。

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得点に関しては、クロスが減っているのが気になります。山本と西の上がりが少ないのでしょうか?
一方、ショートパスが増えています。中村やレアンドロ、土居といった選手が好むスタイルなのでしょうか?

失点に関しては、大きく増えた要素が2つあります。
1つ目はクロスからの失点。ここ数年で見ても増えすぎです。
中断期間中にしっかりと修正して欲しいです。
もう1つは先程スンテさんの記述でも触れましたが、こぼれ球からの失点です。
これは勿体ないので是非とも減らして欲しいですね。

 

J1後半戦 鹿島優勝へ向けて注目する5つのポイント期待すること

すでに18節まで終了しました。
残り16試合です。
16試合の結果次第で、チームの未来に大きく影響が出てしまいます。
それゆえ、今年は何としても優勝するしかありません。
リーグ連覇のために必要と感じる点を5つ取り上げて見ます。

 

レアンドロがどこまで化けるか?

大岩体制になってから見違えるようにプレーが良くなったレアンドロですが、まだまだ彼の潜在能力はあるはずです。
逆に言えば、得点とアシストのどちらかで秀でてくれないと貴重な外国人枠を使う必要はないと思うのです。(日本人でも献身的に中盤でプレーする選手は大勢いる)
鹿島が連覇するために、
レンタルから完全移籍を勝ち取るために、
レアンドロの開花が必要だと思います。

 

鈴木優磨が我を取り戻せるか?

まさに絵に描いたような『スランプ』ですね。
もう見事なまでの『スランプ』!

本人怒るかも知れませんが、何をそんなに悩んでるの?
悩んで良い案出るほどの頭じゃないでしょ!
貪欲に、無我夢中に、ゴールを目指してよ!

ピッチに居るだけで恐怖を感じさせたあのギラギラ感を取り戻してよ!
この先、優磨が絶対に必要になる!
待ってるよ!!

 

昌子を軸にしたDFが最後まで機能するか?

ここまで全試合出場本当にお疲れ様です。
しかも植田が怪我がちのため手薄なCB陣を孤軍奮闘で支えてくれて、頭が下がります。
スンテさんと共に、後半戦もしっかりと守ってください。

今年はクロスから異様にやられています。
CBだけではどうにも出来ないと思うので、SBや前にいるボランチにも指示を出して、堅守でお願いします。
川崎、セレッソ、浦和の攻撃力は脅威です。
ポドルスキとハーフナーが加入した神戸も脅威です。
よろしくお願いします!

 

ここまで出場機会が少なかった選手が活躍するか?

長いシーズン、レギュラー選手の怪我やカード累積での欠場は必ず起きます。
そんな時、虎視眈々とチャンスを狙っていた選手が活躍すれば、チーム内に競争力が生まれて一皮剥けると思います。

三竿兄や金森、久保田や梅鉢、新人の安部や小田など、ここまでチャンスの無かった選手がどれだけ活躍するかも重要なポイントです。

 

大岩監督の戦術の引き出しがどれだけあるか?

石井さんから交代してここまで順調な滑り出しです。

  • リーグ戦は6戦で5勝1分
  • 天皇杯は2戦2勝

FC東京戦で遠藤をボランチに動かしたり、西を2列目に上げたり、負けているときや劣勢の時の引き出しがどれ位あるのかもポイントですね。

今年のような混戦の時には、負け濃厚な試合を引き分けにして勝点1でも積み上げることが重要だと思います。

大岩さん、頼みます!

 

まとめ

勝負ごとは全て真剣勝負。
たとえ練習でも負けるのはいや。
そんな負けず嫌いなジーコの姿勢が息づく鹿島では、リーグだけでなく、天皇杯もJリーグカップも制覇すべき大切な大会だと言う事は判っています。
ですが・・・今年だけは絶対にリーグ戦を逃してはなりません。

チームの強化を図ると共に多くのサポーターを呼び込むため(アクセスの改善など)も手に付けるには、絶対に報奨金を逃すわけにはいきません。
(アクセスの改善は、オリンピックも決まったのだから茨城県やサッカー協会にやって欲しいのですが・・・。)

まずは22日のセビージャFCとの一戦に全力で臨みましょう!
他のチームが鹿島と試合をするのはイヤだ!と思わせることが出来るように強い鹿島を見せつけてやりましょう!

それから、コンディションが万全ではなかったスンテ、植田、金崎は、リーグ戦の再開に向けてしっかりと調整してください。

リーグ連覇に向けて、
進め、アントラーズ!

 

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