この一連の記事は、2015年春に見つかった未破裂脳動脈瘤を、
2016年春に『開頭クリッピング手術』を受けて治療した闘病記録です。
前回の記事は『術後3日目、尿道カテーテルを外して歩いたとき』についてまとめました。
未破裂脳動脈瘤と闘う ~入院4日目。術後3日目に尿道カテーテルを外して歩く!~ - lands_end’s blog
今回の記事は『術後3日目になっても固形物の食事が食べられない件』についてまとめてみます。
口を開ければ激痛
咀嚼すれば激痛
苦しかった食事事情についてお伝えします。
顎の筋肉を切るのは想像以上に辛い!
開頭クリッピング手術を受ける前に、「顎の筋肉を切断するため術後しばらくの間は食事が困難になる」とは医者から言われていました。
また、先人達の書き記してくれたブログからも同様の知識は仕入れていました。
ですが、これほどまで辛い・・・
とは想像していませんでした。
本当に覚悟が必要です。
手術から1年以上経った今でも違和感が残っています。
口が開かず、咀嚼も辛い!
以前にも書きましたが、術後に何が一番辛いかと言うと顎の筋肉の痛みでした。
ズキンズキンと響く痛みは安静にしていても収まりません。
さらに、飲食だけではなく、会話しても、欠伸しても、くしゃみしても、痛みは酷くなります。
口は縦に3センチも開けば上等でした。
その隙間に食事を詰め込みますが、今度はそれを咀嚼するのに一苦労でした。
なにしろ噛むたびに激痛が走るのですから!
それでも、食べているのが上等なステーキなら痛みに耐えて噛む喜びもありますが、ただの病院食です。モチベーションはまったく上がりませんでした。
すぐに顎が疲れる
筋肉が断裂しているからだと思いますが、食事すると異常に顎が疲れました。
1口分を飲み込むのにだいたい10回程度の咀嚼、それを5回もやると顎の感覚がおかしくなりました。
術後5日目頃までは3分の1食べるのが精一杯
術後5日目までは顎の状態は上記のようでした。
1食に付き、頑張っても10口食べれたら良いほうでした。
分量で言えば、食べれたのは1食に付き全体の3分の1程度でした。
術後の主食はゼリー&プリンだった
固形物が食べられないのですが、普通にお腹は空きます。
その空腹を満たしてくれたのはフルーツゼリーとプリンでした。
噛む必要なく、チュルンと飲み込みだけですから顎に負担も掛かりません。
- 朝食にみかんゼリー
- 昼前にプリン
- 昼食で白桃ゼリー
- おやつにプリン
- 夕食にミックスゼリー
当時の自分にとって、ゼリーとプリンは大切な主食でした。
当時を思い出して1つアドバイスをしますと、ビワゼリーは止めたほうが良いです。
食べようとして口を開き、激痛で号泣しました。
ミカンなら問題ありません。
パインや桃もちょっとずつ齧って食べれるので問題ありません。
食事量が増えたのは術後1週間過ぎてから
術後1週間を過ぎた頃から、食事量が飛躍的に伸びていきました。
顎の痛みは続いていましたが、食欲がその痛みを超えたと言えば良いのでしょうか?
ただし、顎が疲れるのは改善されておらず、半分食べるのがやっとでした。
食事についてまとめ
手術日 点滴で栄養補給。 一切の飲食なし。
術後2日目 昼夜共に通常の病院食が出る
→昼はほぼ絶食、夜は数口のみ。他にゼリー1個。
術後3・4日目 3食共に通常の病院食
→3食共に5~6口が限度、他にゼリー3個とプリン2個で飢えをしのぐ
術後5・6日目 3食共に通常の病院食
→3食共に10口が限度、他にゼリー3個とプリン2個で飢えをしのぐ
術後7日目 3食共に通常の病院食
→3食共に半分が限度、他にゼリー2個とプリン1個。
今回の記事は手術後の食事事情をまとめました。
次回は、術後3日目の夜についてまとめてみます。
次回『未破裂脳動脈瘤と闘う~入院4日目。術後3日目の夜の痛みと嘔吐感~』です。
↓応援ありがとうございます。
未破裂脳動脈瘤と戦うのに役立つと思う本の紹介