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未破裂脳動脈瘤との闘いをコーギーに癒され暮らしています。鹿島アントラーズの応援と読書に人生の全てを掛けている40代の徒然日記です。

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未破裂脳動脈瘤と闘う ~入院9日目。口を開け!とにかく歩け!!~



このブログは、2015年春に見つかった未破裂脳動脈瘤を、2016年春に『開頭クリッピング手術』を受けて治療した私自身の闘病記録です。

前回の記事は、入院中にもかかわらず体重が激増した件についてまとめました。

未破裂脳動脈瘤と闘う ~入院9日目(術後8日目)。体重が激増している!?~ - lands_end’s blog

今回の記事は、退院が決まった後で、退院後の生活をスムーズにするために病院で行ったリハビリについてまとめます。

本来は、手術後に歩行可能となった際に、きちんと運動を行っていれば問題ありませんでした。しかし、痛みや不安もあったためにベッドでゴロゴロと過ごした結果、極端に運動機能が低下してしまい、半ば強制的にリハビリを受けてから退院することになってしまいました。

医師に言われたことや、リハビリで行ったことをまとめます。

 

かなり厳しく叱責を受ける

退院日を決めるやりとりを医師としている際に、私の体調管理の甘さについてかなり厳しく叱責を受けることになりました。
術後8日目に退院日が決まったのですが、その時点での問題点は次の通りでした。

  • 10分歩いただけで息が上がる
  • 歩行時に躓きそうになる
  • 口が開かない(縦に3センチが限界)
  • 食事が取り難いため流動食ばかり
  • 口が開きにくいためか時折失語症気味になる

正直に自己申告したからなのですが、この状況を知った医師からかなり厳しい叱責を受けることになりました。

  • この状態のままで退院すると運動能力が低下して取り返しがつかなくなる
  • 転倒した場合に運動能力が落ちていると顔や頭から落ちる可能性が高くなる
  • 顎を開くのが痛いとためらっていると本当に開かなくなる

上記理由により、「退院までの数日間にリハビリを受けるように!」と宣告されてしまいました。

全て自分の責任なのですが、かなりショックでした。

 

60代以下でリハビリが必要になる人はまれ

医師が言うには、60代以下の患者でリハビリが必要になる人は本当に稀だそうです。
もちろん、術後数日間は寝たきりであり、その後も通常時に比べれば運動量は多く無いため、全員体力は落ちるそうです。
しかし、私ほど体力が低下する人は見たことがないと言われました。

私が、1日に10分ほどの歩行を数回行う程度だと話すと呆れられました。
では、どれくらい歩けば良かったのかと聞くと、1回最低15分、トータルで2時間程度歩けば十分だったはずだと言われました。

また、側頭部の筋肉の痛みに関しては、手術前から痛くても意識して口を開けるように言ったのに、痛いからと開かないのはダメだと言われました。
これに関しては、とにかく大口を開けるしかないとのことでした。

 

リハビリは1日2回、1回は2時間行いました

退院までの3日間、しっかりと運動をすることになりました。
午前2時間
午後2時間
20分運動して10分休憩を1クール

これを4回行いました。

それから・・・
運動前と後に10分間の発声トレーニング

 

歩行訓練

私が入院していた病院では、事故や病気で手術後も重度な障害を負った方にリハビリを行っていました。
その方達は歩行補助器具を装着して、必死に一歩を踏み出す訓練をしていました。
その中に混じってトレーニングを受けていたので、自分の甘さが恥かしかったです。

ちなみに、私のトレーニングには介助者は最初と最後しか付きませんでした。
補助器具や歩行トレーニングの機械は使用せず、ただひたすらに室内を「歩け、歩け」と言われました。

 

言語訓練

歩行を行う前と後に、口を大きく開けて発声する練習を行いました。
このトレーニングには介助者が付きました。
「口を開けて、もっと開けて!」
と言われ、介助者の言う事を真似して大きく口を開けて声を出しました。

正直、顎に激痛を感じて辛かったのですが、このタイミングを逃すと本当に口が開き難くなると言われて必死に口を開きました。

リハビリの所為で、就寝前は痛み止めが必須となりました。
痛くて本当に眠れませんでした。

 

リハビリを受ける費用はいくら?

リハビリを受けるように指示された時は、大変そうだと思う気持ちの他に、費用はどうなるのか?と心配になりました。
そこでナースステーションにいって事務の方に確認したところ、最初は「費用は変わらない」と言われました。

なんだか腑に落ちません。
「費用が掛かります」または「費用は掛かりません」ならば判りますが、「費用が変わりません」とはどういう意味なのでしょうか?

その点を改めて確認すると、説明し直してくれました。
「リハビリに費用は掛かっているが、既に手術を受けて高額医療費制度の金額上限に達しているので、今回リハビリを受ける費用分が必要となることはない」

とりあえず、追加費用は不要と言われたので、安心してリハビリを受けました。

 

まとめ

先に述べましたように、私の年代(40~50)でこのような事態になる人は皆無だそうです。

60代以上でかつ身体が弱っていた方
または70代以上の方
上記のケースでは数日のリハビリが必要なこともあるそうです。
しかし、開頭クリッピング手術は基本的には数日で動けるようになるため、大掛かりなリハビリが必要となるケースは少ないそうです。
(くも膜下出血や脳梗塞などで手術をした場合には異なるそうです)

私は、読書とDVDでの映画鑑賞に没頭しすぎたことが原因です。

これから入院される方は、どうか、医師や看護婦の指示を守って適度な運動を毎日行ってください。
また、側頭部の筋肉に激痛をもたらしますが、必死に口を開ける訓練を早目早目に開始してください。

 

次回の記事では退院後の自宅療養の期間についてまとめます。
すぐに社会復帰可能なのか?
休むとしたらどれくらい休めばいいのか?
医師に相談して会社と話し合いを重ねました。

次回『未破裂脳動脈瘤と闘う~入院10日目。自宅療養の期間について相談~』です。

 

 

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