lands_end’s blog

未破裂脳動脈瘤との闘いをコーギーに癒され暮らしています。鹿島アントラーズの応援と読書に人生の全てを掛けている40代の徒然日記です。

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未破裂脳動脈瘤と闘う ~入院9日目(術後8日目)。体重が激増している!?~



このブログは、2015年春に見つかった未破裂脳動脈瘤を、2016年春に『開頭クリッピング手術』を受けて治療した私自身の闘病記録です。

前回の記事は、退院日が決まる流れをまとめました。

未破裂脳動脈瘤と闘う~入院9日目(術後8日目)。退院日が決まる~ - lands_end’s blog

今回の記事は、入院1週間で激増した体重についてまとめます。

入院すると規則正しい生活となり、身体が絞られると聞いていたのですが、予想に反しtて私の身体はとんでもない事になってしまいました。
なぜ激増したのか?

今後、入院する方に少しでも役立ちましたら幸いです。

 

入院9日目、激増した体重に驚く

入院時に必ず体重測定を行うと思います。
(身長は測りませんでした。)
私の入院時の体重は61キロでした。

身長からするとごく普通の体型でした。

その後、9日目まで一度も体重計に乗ることはありませんでした。
それなのに、この朝体重を計ったのは理由がありました。

明らかに、お腹が出ていたからです。
パンツのゴムが食い込んでおり、自分は身体がむくんでいるのが原因だと思いました。

そこで家族に「顔や身体がむくんでない?」と訊ねると・・・
「いや太ってる」と返されました。

そんな馬鹿なと思い、ナースステーションの横にある体重計に向いました。

計った結果は・・・
65キロ!
入院9日間で4キロも増えていました!!

 

口が開かずに病院食を食べ切れないのになぜ?

この闘病日記でも何度も書いているように、開頭クリッピング手術を受ける際に顎(側頭部)の筋肉を切断します。
そのため、口を大きく開ける事が出来なくなります。

最初は縦に3センチ、数日経っても5センチ程度しか開きませんので、病院食を食べるのに非常に時間が掛かります。
その上、固いものを噛むと痛みがあるため、完食出来なくなります。

つまり食事量は入院前よりも圧倒的に少ないのに・・・
なぜ、体重が激増してしまったのでしょうか。

 

驚愕の事実を医師の回診で知らされる

体重の激増に気付いた私は、午前中に行われる医師の回診で質問してみました。
「先生、僕の身体むくんでないでしょうか?」
先生は不思議そうに私の顔を見ながら、
「痛みや痺れがあるの?」
と聞いてきました。
そこで・・・
「いや、今朝体重を計ったら4キロも増えていたので・・・」

すると先生が笑い出しました。

 

胃腸に問題の無い患者さんの多くは太ります

「●●さん、申し訳ない。手術の様々な後遺症の事はお話しましたが、体重の件は漏れていました
開頭手術受けた患者さんですが、太って退院される方が多いです
「なぜなら、内科系は一切問題ないので、食事は幾らでも食べられますよね?

唖然としました。

先生が言うには、入院すると規則正しい生活となるため痩せると言うのは全ての人に当てはまることは無いそうです。

  • 厳しい食事制限のある患者
  • 消化器系に問題のある患者
  • 消化器系を手術した患者

それ以外の患者さんは、結構な割合で体重が増えるそうです。

 

運動量の激減が最大の理由

消化器系の問題がない、または糖尿病を患っていない患者さんの場合は、基本的に病院側で食事内容をコントロールすることはないそうです。
もちろん病院食自体はカロリーを計算した食事です。
ですが、制限が無い患者は、病院で提供される3食の病院食以外に、何を、どれだけ食べても別に文句は言われません。
極端な事を言えば、暇を持て余して1日中食べ続けることも可能な訳です。

つまり、摂取カロリーが入院前より確実に増えます。

しかし!
入院中はただでさえ運動量が減るのに、頭部を手術した患者は運動量が激減します。
事実、自分も術後数日は殆ど動きませんでした。
動けるようになってからも、1日トータルで30分も歩けば良い方でした。

摂取カロリーは激増
運動量は激減

太って当然ですよね。

 

選んだ間食も悪かった

太ってしまった原因の2つめは自分が選んだ間食のせいです。

先に述べましたように、顎の筋肉を切断しているため、食事が困難です。
少しでも固いものを食べると痛みを感じます。

胃腸は元気なので腹は減る
固いものは食べる事が出来ない

そんな私が選んだ間食は流動食に近いものばかりでした。

  • ゼリー
  • プリン
  • シュークリーム
  • ケーキ類

これら咀嚼する事無く飲み込める食べ物は、顎の筋肉に問題を抱えた私にとっては大切な食べ物でした。

しかし・・・
毎日毎日このような食べ物を食べ続ければ・・・
太るに決まっています。

 

入院中の体重管理について

医師が話していた「脳動脈瘤のクリップ手術をした人の大半が太って退院されます」と言う話は、確たる証拠がある訳ではありません。
ですが、その後に何人かの看護師さんにも同じ質問をしたところ、「胃腸に問題が無い患者さんは太る方が多いです」と言われました。

なので、多分、事実なのだと思います。

まとめますと・・・
病院に入院したら規則正しい生活で健康的な身体になる
というのは100%正しい訳ではありません。

特に、開頭クリッピング手術を受けた患者は、自分自身の強い意志で食事制限と運動を行わないといけません。
私は、元の体重に戻すのに、退院してから1年近く掛かりました。
どうか、私と同じような目に遭わないようにくれぐれもご注意ください。


次回の日記は、かすかに身体に残った後遺症の解消と体力回復のために行ったリハビリについてまとめます。
次回『未破裂脳動脈瘤と闘う ~入院9日目。口を開け!とにかく歩け!!~』です。

 

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