このブログは、2015年春に見つかった未破裂脳動脈瘤を、2016年春に『開頭クリッピング手術』を受けて治療した私自身の闘病記録です。
前回の記事は、大地震等の天災が入院中や手術中に発生した場合にどうなるのか?という点をまとめました。
未破裂脳動脈瘤と闘う ~入院10日目。震度7の地震が入院時や手術中に起きたらどうなるのか?~ - lands_end’s blog
今回の記事は、退院前の準備や費用の支払い方法を確認した点についてまとめます。
普通、人生において何度も入退院をすることはないので、「いざ退院!」となっても、何をどうすれば良いのか判らなくて私は若干パニックになりました。
今回の記事は未破裂脳動脈瘤との闘いと言うよりも、単に入院・退院の知識や常識の話になっています。
退院前日に行ったことをまとめます。
退院前日の診察
この日の診察は執刀医ではなく、助手の先生の診察でした。
診察と言っても、CTを撮るわけでもなく、問診のみでした。
頭部と腹部の傷口の確認
→傷口の目視・・・問題なしと診断
痛みについて確認
→頭部の傷口の痛み・・・ある・・・時間と共に解消されます。
→腹部の傷口の痛み・・・痛くはない。痒い感じ。・・・時間と共に解消されます。
→顎の筋肉の痛み・・・ある・・・時間と共に解消されますが、痛くても口を開けるリハビリを続けること。
頭痛や眼底痛について確認
→夕方以降の頭痛・・・ある・・・時間と共に解消されます。念のため2週間分の痛み止めを出します。
→眼底痛・・・ある・・・時間と共に解消されます。しばらくはテレビやスマホ、PCの画面を長時間みないこと。
などを説明されて診察は終わりました。
退院後に必要な書類の申請
前々回のブログでまとめました、退院後に必要な各種書類の申請を行いました。
医師への依頼
●会社へ申請する休職届けのための書類(診断書)
→医師へ直接依頼しました。
どういう内容で、期間をどうするのか?医師と最後の診察で詰めました。
1週間程度で送付すると言われました。
病院への依頼
●個人の医療保険利用のための書類
→保険会社から送られた書類への記入依頼は病院事務へ依頼しました。
翌日の退院までにお願いしますと言ったら、準備するには時間が足りないので、後日、先生の診断書と一緒に郵送しますと言われました。
●傷病手当金制度を利用するための書類
→病院事務へ依頼しました。
医師が作成する診断書内に記載する期間(休職期間)が終了した日以降に書類を作成し、別途、郵送しますと言われました。
様々な書類作成の依頼の記事はこちらです。
退院日の流れを担当看護師から伝えられる
診察とナースステーション横の事務での依頼を終え、病室へ戻りました。
たしか、上記だけで午前中が終わりました。
昼食後、担当の看護師がベッドへ来て、明日(退院日)の流れを説明してくれました。
- 朝の検温は行う
- 朝食は出ます
- 執刀医の問診が8時頃にある
- 9時頃に会計から最終費用が病棟に届くので事務員がくる
- 9時半頃には病室を出てナースステーション前で送り出しを受ける
- 1階の会計で支払いをする
- レンタル病衣の支払いを別の窓口で行う
- 帰宅へ
また問診をするのか?と正直思いました。
今日まとめて行ってくれれば良いのに・・・と。
会計や支払いの時間がかなり早いのに驚きました。
実は、あとで知ったのですが、午後や夕刻に退院したいと言えば調整は可能だそうです。なぜなら、入院費用は時間性ではなく1日単位なので、朝9時に退院しようが、夕方5時に退院しようが、費用は変わらないそうです。
ちなみに、お昼に病院食を食べると、その分は加算されるそうです。
迎えの人には時間を早目に伝えておく!
私はこれをすっかり忘れてしまいました。
当日の朝に思い出して早朝電話で起こしてしまい、えらい怒られました。
まあ、9時には退院となれば、遅くとも8時半頃には病院に到着しておく必要があるし、
医師の最後の問診も聞きたければ8時には来なくてはならず、逆算すると6時半頃には家を出なくてならないので、怒られて当然でした。
お迎えの人が来る予定の方は、くれぐれも時間を伝えるのをお忘れなく。
ちなみにうちの家族は、退院日も前日までと同じく10時頃に行けば良いと思っていたそうで、スケジュールが狂って怒ったようです。
入院及び手術費の支払いはカードが便利
支払いには間違いなくクレジットカードが便利です。
現金を入院時から病室で保管するのはリスクがありますし、退院日に家族に大金を持参してもらうのもリスクがあります。
入院中に周囲の方と話した際には、財布そのものを持参している方が少なかったです。
みなさん、自宅に置いて来てる人が多かったです。
私も財布は自宅に置いて来ました。
嫁さんから1000円だけ裸で支給されていました。
でも、実際に使うことはなかったです。
まとめると・・・
退院日に、家族にカードと共に財布を持ってきて貰えば良いかと思います。
限度額適用認定証を使っても高額の支払いに変わりなし!
退院時の支払い額ですが、たとえ『限度額適用認定証』を利用したとしても高額です。
下記の表を確認して頂ければ判るように、入院時の食事代や差額ベッド、レンタルの病衣などを含めると10万以上になるのが普通です。
この金額を現金で払うよりは、カードで支払うことで少しでもポイントに還元した方が良いと思います。
■自己負担限度額■
まとめ
退院前日はかなり忙しかったです。
診察はあるし、書類の申請にはえらい時間が掛かります。
病院ってのは事務処理になんであれほど時間が掛かるのか理解不能です。
その上、当たり前ですが自分の片付けもあります。
翌朝は早いし片付けている時間はないので、前日のうちに、持参した荷物の整理を行う方が良いです。
私の記憶では、退院前日はあっという間に「夜」になっていました。
次回の記事は、ようやく迎えた退院日の朝についてまとめます。
次回『未破裂脳動脈瘤と闘う ~入院12日目。無事に退院日の朝を迎えた喜び~』です。
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