このブログは、2015年春に見つかった未破裂脳動脈瘤を、2016年春に『開頭クリッピング手術』を受けて治療した私自身の闘病記録です。
前回の記事は、手術から1週間後の、手術をした頭部の状態や痛み、体力、さらには後遺症についてまとめました。
未破裂脳動脈瘤と闘う ~入院8日目。術後1週間時点での、痛みや辛さなど身体の回復具合について~ - lands_end’s blog
今回の記事は、退院日が決まった時の医師との話し合いについてです。
退院日ってどうやって決まるのか?
誰が決まるのか?
私は成人してから初めての入院のため、仕組みが全く判っていませんでした。
手術した頭部の状態や、身体全体の状態などをどう判断されたのか?
退院が決まった時の事をまとめてみます。
主治医から退院が可能になりましたと告げられる
前日(術後7日目)、手術後2回目のCT撮影を造影剤投与して撮影しました。
結果は同日夕刻に「問題なし」と告げられました。
そして、翌日午後、主治医から呼び出され診察室へ向いました。
そこには助手の先生も同席していました。
術後1週間後に撮影したCTの結果は昨日も伝えましたが・・・
- 脳動脈瘤にクリップはしっかりと付いている
- 手術の影響で周囲の血管に影響は出ていない
- 傷口も問題なく塞がり抜鈎も終了した
以上の理由により、数日中に退院が可能です。
そう告げられました。
開頭クリッピング手術の平均的入院期間
入院期間:10日~14日
脳動脈瘤が見つかり、あちこちの病院を訪れた際に聞いた話の平均日数です。
実際に自分が手術を受けた病院でも、最初の診察の際に「概ね、皆さん12日間前後で退院しています。」と言われました。
ちなみに、脳動脈瘤コイル塞栓術の場合の入院期間は「1週間以内」と言われました。
抜鈎が済めば退院は可能になる
未破裂脳動脈瘤が見つかったばかりの頃、診察を受けた1人の先生から「外科医的に判断すると開頭クリッピング手術でも1週間以内に退院が可能」だと言われました。
事実、術後3日目に尿道カテーテルを外して以降、治療は一切受けていないと言っても言い過ぎではありません。
診察にしても、手術の傷口の状態を確認して抜鈎の時期を判断したり、入浴許可を出したりするくらいで、患者が入院していないと出来ないとは思えませんでした。
そう考えると、「1週間以内」という発言は早過ぎないと思います。
ちなみに私の主治医は「抜鈎が終わっているので帰宅も可能です」と言いました。
退院日について医師と話し合いを行う
2度目のCT撮影の診断が良好でしたので、主治医は、私の身体の状況と個人的な希望を考慮して、退院日を決めるだけですと言われました。
術後8日目の私の身体の状態
主治医と確認したのは以下の通りです。
- 治療を要する箇所はない
- 頭痛はあるが薬で対処可能
- 嗅覚障害があるが一般生活は可能
- 手足の痺れは消えつつある
- 言語障害は解消しつつある
- 寝てばかりで体力が落ちている
- 急ぎ社会復帰する必要はない
上記内容を医師と確認しました。
3日後(入院12日目)に退院することになりました
手足の痺れや失語症は数日で完治する医師は判断しましたが、嗅覚障害も出ているので念のため数日様子を観ることになりました。
それから、体力が衰えていたので数日間歩行リハビリが必要になりました。
色々と話し合った結果、入院12日目(手術から11日目)を退院日としました。
入院日が決まるまでは時間が掛かりましたが、退院はあっさりと決まりました。
次回『未破裂脳動脈瘤と闘う ~入院9日目(術後10日目)。体重が激増している!?~』です。
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