2017年11月26日、2017年J1第33節(1試合除く)が行われました。
聖地・鹿島スタジアムでは優勝をかけた鹿島VS柏戦が開催されました。
今期最多36,075人の観客が駆けつけました。
これは鹿島スタジアムの歴代観客動員数で7位の人数である。
ちなみに動員数1位は2003年の磐田戦で39,684人である。
現在は最大収容員数が37,496人なので、二度と超えない数字なのかな。
36,000人で埋まったスタジアムは、1観客の立場からしても圧巻でした。
選手紹介の時から地鳴りのような音が響いていたし、最初のCKで歌ったオイオイチャント♪ではスタジアムが揺れていると感じるほどでした。
しかし・・・
その我らの思いが重圧になったのか・・・
最高の環境で最高の結果は生まれませんでした。
今朝、何故か4時頃に目覚めてしまったので、家族を起こさぬように1人で録画を見直しました。ああいう試合は、月曜の朝から観るものではありませんね。
昨日の鹿島VS柏戦を振り返ります。
鹿島VS柏の試合結果とスターティングメンバー
鹿島 0-0 柏
スターティングメンバーと交代メンバー
GK 21 曽ヶ端 準
DF 3 昌子 源
5 植田 直通
16 山本 脩斗
22 西 大伍
MF 4 レオシルバ
11 レアンドロ
20 三竿 健斗
25 遠藤 康→後半39分 遠藤 康
FW 8 土居 聖真→後半32分 ペドロ ジュニオール
33 金崎 夢生
大方の予想通りのメンバーでした。
それにしても・・・
大岩監督もまだまだ柔軟性はないですね。
膠着した試合だと交代も遅いですしね。
鹿島VS柏の試合内容振り返り
早朝、録画を1人で観ながら実はかなり声を上げていたようで、気付いたら嫁さんが後ろに立って怖い顔していました。
でも・・・こちらの心情を察して、シーッとだけ言って去っていきました。
かなり怖かったです。
ともあれ、試合内容を振り返ります。
序盤、鹿島の選手の何人かに硬さを感じる
浦和戦から3週間空くため、試合感が心配だというコメントは、ある意味で当たっていたように思います。
金崎やレアンドロの動きはいつも通りでしたが、何人かの選手からは躍動感が感じませんでした。
また、得点の匂いも感じられませんでした。
柏は序盤からいつも通り
たぶん、いつも通りに前半は戦っていたように思います。
- 7分の左サイドからのドリブル突破
- 続くCKのこぼれ球
- 39分に意等が右サイドを突破したシーン
この3つが、かなり危なかったと思いました。
前半の鹿島の鍵は金崎とレアンドロ
金崎はいつも通り。前線でポストもするし、強引に突破もするし、シュートも打つ。
レアンドロも見事な技術を披露してゴールを脅かしていました。
特に前半29分のレアンドロの浮かしたシュート・・・惜しかった。
後半、鹿島のエンジン点火!
- 50分の三竿のロングシュート→浮いてしまう
- 56分のレオのシュート→中村のファインセーブ
- 58分の遠藤のダイレクトシュート→中村のファインセーブ
- 59分の昌子のヘディングシュート→クロスバー
- 63分の土居のシュート→GKの正面
- 65分のレアンドロのミドル→中村のファインセーブ
- 67分のレアンドロのエリア内でのシュート→中村のファインセーブ
1つズレれば2・3点入ったのでしょうが、まあ、入らない時はこんなものですね。
悉く、弾かれチャンスは潰えました。
中村が見事でした。
後半の柏は亀さんだった
正直、あんたらも勝たないとACL確保出来ないでしょ?
と思うくらいに自陣に縮こまってました。
縮こまったのか、鹿島の圧力に負けたのか、多分両方かな。
ペドロ、機能せず!
大岩監督としては、練習試合での状態の良さと、チームの押せ押せなムードから何かを感じたのでしょうが機能しませんでした。
アウェイ柏戦で見せた「あのペドロ」は戻ってきませんでした。
ペドロがすべて悪いわけではないのですが、ペドロ投入後の鹿島は攻撃に連動性が無くなりました。
終了間際の疑惑のシーン
スタジアムでは判りませんでした。
ちなみに2階席では誰も気付いていなかったと思います。
帰宅してネットでハンド騒ぎを知り、翌朝に録画で確認しました。
結論から言うと「確かにハンドだけど、まあ仕方ない。」レベルかと・・・。
VARが無い今は、審判の目ではあれは「どうにでも映る」だろうと思いました。
もちろん、怒りを覚えるのですがね。
静まり返るスタジアム
アディショナルタイム3分が過ぎて、主審の腕上がり、笛が吹かれて試合終了となりました。
その直後、まるで全てを失ったかのような喪失感が皆を包み、スタジアムが静寂に包まれました。
仮に柏が勝ったのでしたら、柏サポーターの声が響いたのでしょうが、引き分けであり、かつ、猛攻を耐え抜いた末の試合終了だったので、彼らも疲れ果てたのかシーンとしていました。
「あの空気」
二度と味わいたくないです。
鹿島VS柏戦のハイライト動画
後半、怒涛の攻めを見せたのですが・・・。
【11/26 柏戦】#antlers #kashima #カシマ1126 今日のハイライト映像です。最後までともに戦ってくださって、本当にありがとうございます!
— 鹿島アントラーズ 公式 (@atlrs_official) 2017年11月26日
マッチレビュー・コメントは、アントラーズモバイルで:https://t.co/kQvUFwMJgG pic.twitter.com/AqkLz6Xre7
注目した選手の結果と注目した攻守のポイントはどうだったか?
試合前に注目した選手や考察した攻守のポイントを振り返ります。
引き分けた日や、負けた日の後で行うこの確認作業は心に負担です。
はぁ・・・。
エース・金崎に期待する!と書きました・・・
試合前に金崎の活躍なくして勝利は無いと思っていました。
金崎の動き自体は悪く無かったです。
でも、冷静に思い返すと、点を決める時の金崎では無かったと思います。
少し強引過ぎと言うか、空回りしていると言うか、点が入らない時の彼の匂いを感じました。
それでも、ムーちゃん
磐田戦!
頼むよ!!
昌子!優勝したら泣いてくれ!!と書きました・・・
まさか、試合後の最終戦セレモニーで懺悔することになるとは・・・。
でもね、私たち本当に願っていたんだよ!
皆で、シャーレを掲げるところを見たいって・・・。
昌子の言葉を信じるよ。
磐田戦で必ず、必ず、嬉し泣きしてくれ!
「俺が守ってやる、俺が決めてやるじゃなくて、このチームが勝てばいい。このファミリーが勝てばいい。この気持ちでジュビロ戦、必ず勝ちます。こうして口で言うのは簡単です。ピッチの上でその姿勢を見せたいと思います」
(ホーム最終戦セレモニーでの昌子の言葉)
攻撃面での鹿島のポイント
鹿島の攻撃が嵌りやすい相手です。と書きましたが、その通り、かなり良い攻撃は出来ました。
ただ、どうにも今年の鹿島は決定力が低い。
フロントには来季の課題として何とかして欲しいです。
守備面での鹿島のポイント
クロスとショートパスに気をつけろと分析しました。
まあ、守備に関しては最後まで守備陣が耐え切ったと思います。
これで、浦和戦、柏戦と2戦続けて無失点です。
ラスト磐田戦でも無失点で勝利に貢献してください。
昨日の試合を観て感じたこと
今期序盤戦で何度か呟いたのですが、やはり、ボールをさばく人が居ないのが欠点だと思います。
金崎やレアンドロの個人技と誰かのプレーが上手く嵌ると点が生まれる。
だけど、「崩した!」という点は本当に少ないと思います。
負けた天皇杯の神戸戦で見せた小笠原から昌子のパスや、夏のアウェイでのガンバ戦で見せた小笠原から遠藤へのパス。
「ああいうパス」を出してこそ、金崎やレアンドロ、さらには土居も活きると思います。
今から誰かを獲るのは不可能なので、スタメンとは言わず途中からでも良いので小笠原を出して欲しいと思います。
守備を基本にした総合力ではレオの方が上手いかもしれない、でも、ゴールに繋がるパスセンス(感覚とか経験かな)は小笠原が数段上です。
運動量と総合力では三竿は成長著しいです。ですが、攻撃面では小笠原の足元にも達していないと思います。
33節の柏戦では土居→ペドロの前に、三竿→小笠原でも良かったと思います。
それに・・・
しかも交代枠を1つ残していた!
なんで?なんで残したの、大岩さん??
鹿島の今後
いよいよ、泣いても笑っても今期の公式戦は残り1試合となってしまった。
12月2日 アウェイ磐田戦
これで終わりです。
様々な意見があることは承知していますが、私は、鹿島が優勝すれば、どんなタイミングでも構わないと思っています。
特に今年は、多額の賞金が掛かっていてチームの未来を左右します。
だから、浦和が川崎Fに引き分け以上の結果を出すことを節に願います。
優勝したい!
とにかく鹿島に優勝してもらいたい!!
その上で、鹿島には磐田戦での勝利を求めます。
なぜなら、万が一・・・万が一の話ですが磐田戦に負けてしまうと、次に勝利を見る機会を得るまで2ヶ月以上も待たねばなりません。
今年のスケジュールで言えば、公式戦は2月中旬以降に順次開幕しました。
ゼロックス、ACL、リーグ戦。(タイ遠征とか除く)
12月2日~2月中旬まで、負けた悔しさを引っ張れと言うのか?
私はそんなのイヤです!耐えられません!!
気持ちよく年末を迎え
ワクワクしながら新年を迎え
気持ち良く新シーズンの開幕を迎えるためにも
磐田戦は絶対に勝ってください!
勝つぞ!
優勝するぞ!!
行け、アントラーズ!!!
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