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未破裂脳動脈瘤との闘いをコーギーに癒され暮らしています。鹿島アントラーズの応援と読書に人生の全てを掛けている40代の徒然日記です。

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未破裂脳動脈瘤と闘う ~入院4日目。術後3日目の夜の痛みと嘔吐感~



この一連の記事は、2015年春に見つかった未破裂脳動脈瘤を、
2016年春に『開頭クリッピング手術』を受けて治療した闘病記録です。

前回の記事では術後の食事事情をまとめました。

未破裂脳動脈瘤と闘う ~入院4日目。術後3日目でも病院食は食えず、主食はゼリー~ - lands_end’s blog


今回の記事は術後3日目の夜を迎え、術部等の痛みや嘔吐感はどうなったのかをまとめます。
私の個人的な感覚では、痛みは手術直後よりも点滴が外れた3日目頃から酷くなった記憶があります。

どんな痛みで、どのように苦しんだのかを記載します。

 

手術から3日目に点滴が外された

手術直後から左の手首に装着されていた点滴ですが、術後3日目の午前中に取り外されました。
化膿止めや痛み止め、吐き気止めなどを注入していた点滴が外されたことで、それまでは薬で対処していた痛みに直に向き合うことになりました。

点滴を外しに来た看護師さんに、「痛みが酷くなったりした時はまた点滴ですか?」と聞いたら、「今後は点滴ではなく、痛み止め、または吐き気止めの薬(錠剤)で対応します。」と言われました。
その時「遠慮せずに言って下さい」と言われたのが引っ掛かりました。
「そーいうからには、痛みが生じるんだろうなぁ」と。

 

昼間、身体を起している時は耐えられた

午前中に点滴は外れましたが、日中はそれほど大きな変化はなく、ベッドの背もたれを30度くらに起して横になっている分には問題ありませんでした。
ただし、まったく痛みがない訳ではなく「ジンジン」とこめかみに痛みを感じていましたし、眉毛の上辺り(パソコン等を見続けた時に起きる偏頭痛に似てる)に「ゴンゴン」と痛みを感じていました。

でも、なんとか耐えられる程度でした。

 

就寝のため、身体を横にすると頭痛が酷くなる

夜10時、就寝のためにリクライニングを戻して身体を水平にすると異変は起きました。
30分程度で、猛烈な痛みが頭部を襲いました。

  • 筋肉を切ったこめかみ・・・「ビクンビクン」と脈打つ痛み
  • 実際の切開部分・・・「ジンジン」と手で押さえたく痛み
  • 眉毛の上と眼下(頬にかけて)・・・「ズキンズキン」と耐え難い痛み

我慢して寝れる程度ではありませんでした。

 

痛み止めと睡眠薬をもらう

痛みを感じ始めてから10分程度でナースコールしました。
もう少し我慢した方が良いのかと思いましたが、看護師さんに「痛いんでしょ?我慢しなくていいのよ!」と言われ、実は我慢した方だと判りました。

痛みが酷い人だと夕方頃から痛み止めを要求する人も居るそうです。
痛み止めと睡眠薬をもらい寝るために身体を横にしました。

 

アイスノンで患部を氷枕で後頭部を冷やす

睡眠薬飲んでも全然寝れません。
患部が熱をもって苦しくなったので看護師に相談すると、アイスノンと氷枕を用意してくれました。

多少、マシになりました。
でも、寝れるほど改善はしませんでした。

 

看護師に相談してベッドを少し起す

痛みが改善しないので、「痛み止めをもらえないか」と相談すると、短時間では飲めませんと言われました。

そこで、ベッドのリクライニングを少し起して対処することにしました。
身体を起こすと、ほんの少しですが痛みが和らぎました。

 

ベッドを横にすると何故に痛みが起こる?

後日になって医師に聞いたところ、身体を横にすることで体液や血流が手術をした患部に流れ込むからだそうです。
身体を起していても当然循環していますが、横にした時には流れる量が多くなり、手術で寸断された血管など身体の管を刺激してしまうのだそうです。
そのため、身体を起しておくと楽になるのだそうです。

じゃあ、ずっと起しておけば良いのか?
と言うとそれも身体に負担が掛かるそうです。
具体的には腰や背中に負担がかかるので、なるべく平らになる時間が必要ですと言われました。

事実、同じ部屋にいた腰痛持ちの患者さんは、「頭は痛いし腰は痛いし地獄を体験しているよ~」と嘆いていました。

 

痛み止め・ロキソニン錠について

私の入院した病院では、手術後の鎮痛・消炎薬としてロキソニンが処方されました。
外科手術後の処方以外にも、歯痛や生理痛などにも使われるそうです。

 

ロキソニンが効果を発揮するまでの時間

服用して15分~30分で痛みが和らぎました。
1時間経っても痛みが改善しない時には呼んで下さいと言われましたが、私は幸いなことにロキソニンを飲めば痛みは治まりました。

 

ロキソニンの効果が持続する時間

看護師には「7~8時間は効果がある」と言われましたが・・・
最初の頃は2時間持てば良い方でした。
1週間経ったころでも、5時間程度しか持ちませんでした。

それくらい痛みが酷かったと言う事です。

 

ロキソニンの連続服用時に開ける間隔

最低でも4時間は空けるように言われました。
しかしながら、痛みが酷かった術後3日目と4日目の夜に関しては、2回目は3時間弱で処方してくれました。
ただし、3回目の処方は4時間以上開けさせられました。

あの時は、痛いのに薬を出してくれない看護師が鬼に見えました。
まあ、ロキソニン以外も連続で飲んでよい薬など無いと思いますが・・・。

 

ロキソニンの副作用

お腹が緩くなるそうです。
そのため、整腸薬も一緒に処方されることが多いそうです。

私の場合、初めて処方された時には手術後の便通が未だにありませんでした。便秘まではいきませんが「出る気配」はなかったです。
そのためか、最初のうちはロキソニンだけで処方されました。

後日、実際にお腹が緩くなってからは整腸薬も処方されました。

 

手術後から苦しめられた吐き気はどうなった?

術後から何度も吐いて苦しんできた吐き気であるが、術後3日目にはほとんど解消されていました。
実際に吐いたのは術後2日目の夜に少量吐いたのが最後である。
それ以降は、時々ムカツキを感じるが吐くほどではなくなりました。

 

飲食時の不快感はなくなった

飲食時に感じていた不快感も、術後3日目にはなくなりました。
食べても、飲んでも、問題なくなりました。
実際、点滴が外れてからは「吐き気止め薬」を処方してもらうことはありませんでした。

 

就寝するために横なると不快感あり

術後3日目の夜、横になると痛みと共に不快感を再び感じました。
ただし、薬が必要な程ではありません。
もしかすると、実際にはかなりの不快感だったのかも知れません。ですが、この時には「頭痛&顔面痛」が余りにも酷く、吐き気が負けていたのかも・・・。

 

まとめ

頭痛と顔面痛は点滴の外れた3日目から酷くなりました。
4日目、5日目と痛みの酷さは変わらず、好転しませんでした。
むしろ、昼間い身体を起こしている時にも痛みに耐え兼ねる時もありました。

少なくとも1週間は、痛みと戦う覚悟は必要だと思います。
一晩中熟睡出来るようになるのは、私は退院するまで叶いませんでした。

吐き気に関しては、術後2日目にはかなり改善しました。
3日目はたまに不快感を感じる程度で、4日目以降は殆ど感じなくなりました。


次回『未破裂脳動脈瘤と闘う ~入院5日目。術後4日目にCT撮影を行う~』です。

 

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